久しぶりにウェブページのメンテナンス作業を行った。
弊社のようなスモール・カンパニーは、可能な限りウェブページを活用すべし、と常々考えている。だが、ここしばらくは、すっかりご無沙汰して遠ざかっていた。まあ、この "日誌" だけは毎日せっせと書き続けてはきた。
大体、ウェブ関連作業は嫌いな方ではない。もともと画像処理関連が好きであることから、多少手が掛かかる作業であってもほとんど苦にはならないようだ。むしろ、画像処理ソフトの "Photoshop" などを開き、 "ビジュアル" な作業をしているとどういうものか気分が穏やかとなり、安らぐ。好きなジャンルというのはこうしたものかなと実感したりしている。
振り返ってみると、見よう見まねでウェブページを作り始めてはや十年となる。
当初、こんなことは若い社員にまかせてはどうかというアドバイスもいただいた。まあ確かに、ウェブサーフィンなどに時を惜しまない若い世代の方が、多くのページを眼にして眼が肥えているので、斬新な感覚のページを作り出す可能性はあろうかと思った。
ただ、当時、自分が思ったことは、会社のウェブページというものは、会社にとっての重要な "プレゼンテーション" の場だということである。さしたる営業力もない会社にとっては、この場を最大限活用しない手はなかろう、と直感したわけであった。
となれば、会社における営業および渉外の責任者たる自分がしっかりと関与することが至極当然だと思えたのである。まして、ウェブ関連作業は敬遠すべきほどの難易度があるわけでもないし、また "好きこそものの上手なれ" ということもあるだろうから、自分でやってみっか、と決めたわけなのである。
こうした経緯が良かったか悪かったかは定かではない。ただ、良くも悪くも、往々にして頓挫しがちな自社ウェブページが十年以上継続してきたのは、 "担当者" が変わらずに "しがみついてきた" と言うか、 "面倒を見てきた" からかもしれない。もちろん、その分、他の有能なスペシャリストが担当してきたならば得られたかもしれない "期待効果" が得られなかったという面も考慮しなければならないだろう。
しかし、 "もし......" という仮説の議論は味気ない。仮説は仮説を呼び、空疎な議論を果てしなく引き摺るだけだ。
とは言っても、会社のウェブページを "更新なし" 状態で長く放置しておくことが許されていいわけがない。誰が担当者となろうが、もっと "きめ細かく" 対応しなければならないと感じている。
多分、これに徹してゆくならば、 "更新なし" となってしまうような原因のひとつが、変化のない社内業務状況にこそあるというフィードバック効果も現れてくるのかもしれない。
物事は "きっかけ" や "トリガー" というものが左右しがちであり、今回の "更新" 作業を良い "きっかけ" とでもして、有意味なウェブページへと少しでも変身させてゆければと思っている...... (2008.02.27)
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