昨日の "ブログ" サイトのメンテナンスにおける "わけのわからない" 不具合( "Movable Type 4.1" での、「再構築」という更新機能のエラー)は、どうにか自分なりに解消させた。
結局、サーバ処理能力に大きく依存するブログシステムというものは、データ量(エントリー数)が膨らむと、どうしてもシステム更新処理などにおいて負荷が大きくなり、ギクシャクしがちであるようだ。
しかも、コスト安の "レンタル・サーバ" という環境では、どうしても "共同住宅" のような窮屈さが発生してしまい、こんな不具合も不可避のようである。となれば、その環境に見合った利用の仕方をするしかない。そんなことで、サーバへの負荷軽減となりそうな方策を自主規制的にとることとしたわけである。
とかく自分は、一般的なアプリケーション・ソフトを活用する場合でも、 "気に入る" と "度を越した使い方" をして、いわゆる "ヘビー・ユーザ" となってしまう。その結果当然のごとく何らかの不具合に遭遇し、ベンダー側に問合せをすることとなる。
そうすると、大抵は、 "そこまで負荷を掛けるお客様は少ないわけでして......。さし当たって次のような対策を講じられてはどうでしょうか......" というような回答をいただいたりする。
もう大分前のことになるが、簡易型のデータベース・システムを、これまたかなり "ヘビー" な使い方をして不具合っぽい状態となり、ベンダに問い合わせたところ、 "そうした向きでの使い方をされているお客様ははじめてでして......" とたしなめられたこともあった。
ソフトも含めて、いわゆるツール類というものは、その適用におのずから "範囲" とでもいうものがありそうだ。最も効果が上がる、得意な対象があったり、活用上において、前提となる環境条件があったり、さらには、不得意どころか適用するならば "危険" だというような場合だってあるに違いない。
で、大人しいユーザであれば、これらのツール類を、極々一般的な範囲、範疇で使い、ことさら特殊な不具合に遭遇することがないのかもしれない。
ところが、自分なぞはその部類に属するのであろうが、中には、自己流であれこれと使い勝手を拡大解釈してまでツール類を使い込もうとする者もいないではない。いや、昨今は、 "こうした輩" が増えつつあるのかもしれない。道具を使うのは自分なのだと意気込む輩や、それどころか、道具本来の状態を "改造" してまで突き進む者もいそうではないか。
もちろん、 "こうした輩" たちがメーカやベンダの "サポート" を享受できないのは当然のことであろう。それこそ、 "自己責任" を前提にしつつ、勝手にお励みください! との話となるはずに違いなかろう。
どちらかと言えば自分なぞは、万事が "こうした輩" ふうであり続けてきたようだ。メーカやベンダの "サポート" を信用しようとしないと言い切るわけではないにせよ、実際的には、 "自前で対処" せざるを得ないことが多いはずだ、と暗黙のうちに了解してきたように思える。
現に、残念ながら、これまで "サポート" と称するものを心底有り難いと思った経験も少ないし、昨今ではその傾向が年を追うごとに強まってきているとの実感もある。
要は、何であれツール類を使う際には、先ずは自身が使いこなせるのかどうかに強い関心を向けるべきなのであろう...... (2008.05.20)
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