昨今のPC周辺機器はプラグアンドプレイという方式で簡単にインストールできるはずである。要するに、周辺機器のドライバーが自動的に探し出されて、自動的にインストールされるわけだ。しかし、今日、ちょっとした戸惑いに遭遇してしまった。
データのバックアップには、CDやDVDが適しているが、一定期間で更新されるデータでしかも比較的大容量となると、追記できないDVD(ROM)よりも、追記が可能な "DVD-RAM" が適切だということになる。まるで、HDDのように扱えるところが便利なわけである。
そんなことで、以前から "DVD-RAM" ドライブをセッティングして活用してきた。ところが、久々に更新データを書き込もうとしたところ、以前とは勝手が違って上手く行かない。 "久々に" ということで、使い勝手を失念してしまったのかと、ややもたついた。いろいろと思い出しながらあれやこれやとやってみたが、それにしても上手く行かない。
ハード環境を変えた覚えがないのだけれど上手く行かず、手を焼いてしまった。まあ、こんなことはよくあることで、わざわざここに書くほどのことでもないとは思われる。
しかし、奇妙な気がしてならないのでさらにあれやこれやとかかわらざるを得なかった。それで、関連情報の検索の結果、Windows 側の設定に新たな変更を加える必要があるとわかった。しかし、以前に問題なく稼働させた際にはそうした設定をした覚えがなく、まるで狐につままれたような気分となってしまった。
考えられるのは、この間、頻繁に Windows のアップグレードをセキュリティ上行っているその際に、従来のドライバーとの間に変化が生じてしまったのか......、ということくらいである。
もちろん、 "臨機応変" な処し方というものが、それだけで単独に立ち現れるはずはないのであり、いわば脳内に蓄積した経験的情報群の絡みが働いているのだろうけれど、事の焦点は、問題状況を目前にした際の緊張したアクションにこそあるようだ、と思うのである。
大げさに言えば、現在の時代環境は何一つとして過去の出来事のそのまんまの再現なぞではなくなっているようだ。そんな状況だから、手軽に入手した知識のようなものだけを頼りにしていても思うように埒が明かないようだ。その時その時において、意識をはじめとした持てる力と行動を総動員して対処してこそ、ようやく何とかなるものなのかもしれない、と。
高がPC上のトラブルを何とかしたくらいで大きなことを言うのも何だが、乱戦模様が深まる現代環境にあっては、能書きよりも "じゃあ、どうする?" という切迫感に溢れた問いに対して近似値の判断や行動をぶつけることが最重要課題なのであろう。まさに、「ここが、ロードス島だ、さあここで飛べ」ということか...... (2008.09.17)
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