"ユニット" ごとの "チェンジ" ではない本来的な修理 ......

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 先日、ノートPCの "液晶ディスプレイの故障" について書いた。( 08.11.13 「 "新規の製品が買えてしまう額!" の修理費には敏感となるべき ......」)
 そのPCは返送されて来ていたが、画面が映らないのではしょうがないと思い、ほぼ諦めて部屋の片隅で眠らされていた。
 が、それでも諦め切れない気分が残っていたのか、何か手掛かりが得られるかもしれないと思いつつ、ネット検索で当該PCの型番を入力してみたりした。
 いろいろと渡り歩いていると、ノートPCの液晶画面の背後にある "バックライト" という部品を交換して修理できるという業者さんを見つけるに至ったのである。

 自分が故障箇所として睨んだ "バックライト" という部品を交換して直せるということだったことと、コストも手頃であったため、これだこれだとうれしく思えた。
 以前にも書いたとおり、 "大手PCメーカー" のサポート部門では、そうした所はどこでもそうなのだろうが、不良部品を含む "ユニット" 全体を取り替えて、修理に代えようとする。個別の不良箇所をいじるよりも、 "ユニット" ごと "チェンジ" してしまう方が、より安全だと判断しているのであろう。その発想も理解できないわけではない。なお、携わる技術者は、エンジニアではなく "チェンジニア" だということになるわけだ。
 しかし、当然 "ユニット" 全体の交換となれば価格は高いことになり、その負担はユーザーが背負うことになる。
 自分は古いタイプだからなのか、どうもこうしたやり方が好きではない。不良となった部品だけを巧みに交換して、低コストで修理する、それが本来の修理だと思えてならないのである。そうあれれば、廃棄することになる部品も少なくて済むわけだから、資源節約にもつながり、修理費用も低く抑えられ、万事好都合ではないか。

 こうした文脈で、さっそくこの業者さんに電話で問い合わせてみた。業者さんは、個人自営者のようであり、電話に出た方はいかにも技術者ふうの喋り方をした。うわついた軽口は叩かないといった誠実さに好感が持てた。
 ノートPCの症状を説明したところ、多分 "バックライト" の寿命でしょう、ただ、他の部品も損なわれていないとは言えません、と丁寧に説明してくれた。それで、メールの交換をした上で故障のPCを発送することにしたのであった。
 修理が、条件どおりに首尾よくいくものか、また、修理後の状態は安定するのか、それらは今のところ定かではない。
 ただ、この選択が、自分にとってベストであったし、長年愛用して来たPCに対する最低限の礼儀なのだろうな、とも思ったりしたのである...... (2008.11.26)













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