一番、気分の盛り上がりを損なわしめているのは、やはり、 "不気味" でさえある景気動向なのであろう。
年が変わる際には、誰もが口を揃えて "今年こそは......" と言うものだが、果たして今度の年明けにはそんな空々しいことが言えるのであろうか。再三、 "酷い年" になろうことが予想し尽くされているわけだし、すでにその序幕が始まってもいるのだから、一体、何と言えばいいものやら......。
今日は、一応、 "年賀状" の準備作業も始めたのであるが、それでもやっぱり "年の瀬気分" が醸し出されることはなかった。この厳しい時期、 "年賀状" どころじゃないはずだよなぁ、という気がしてならなかったのだ。
今年は、先日も書いたとおり、やたらに "喪中につき年末年始のご挨拶は......" というハガキ連絡が重なっていたものだが、それに類似して以下のような連絡ハガキにでもすべきかとさえ思った。
「世界と日本の経済が "喪中" につき年末年始のご挨拶はご遠慮申し上げます」と。
確かに、 "派遣切り" で被害を受けたり職を失った人たちにとっては、 "年賀状" どころじゃないはずであろう。また、かろうじて職につながっているサラリーマンや、戦々恐々とした状態に置かれている中小零細企業の経営者たちだって、大同小異の内面状況であるに違いない。この自分自身もしっかりと該当するとしか言いようがない。
まあ、例年のことゆえに、とりあえず "年賀状" という慣例にしたがうこととはしたものの、実感としては、 "虚しいこと" をしているのかなぁ、という思いが打ち消せないでいる。
ただ、こんな時だけに、 "お身体にだけはご留意ください" といった主旨の言葉を添えるべきかと考えたりしている...... (2008.12.22)
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