別に大したものではない。土日のウォーキングの際に "鯉の餌" にしようと事務所近くのパン屋で購入しておいた食パンの耳の包みを昨夜持ち帰るのを忘れてしまったのである。仕事関係でいろいろと気を回していると、 "川の鯉たち" のことを忘れないでいることの方が難しい。
それで、今朝は "手ぶら" でウォーキングするのも気が引け、どうしようかと考えた挙句、 "川の鯉たち" には明日のウォーキングを待ってもらうことにして、身体のためという点ではウォーキングをサイクリングに替えるという、そんな次善策を急遽講じたのだった。大したことではない話だが......。
つまり、ウォーキングに充てていた時間で、事務所まで "自転車" で向かって "忘れ物" を取ってくる、という段取りだったのである。
一時期は、通勤を "自転車" でというスタイルを実施していたのだった。決して "自転車" で不可能という距離ではないからだ。が、何やかやと理由をつけていつしか再び "クルマ通勤" へと戻っていた。
そんなことで、たまに "自転車" で通勤距離をひた走ると、そこそこ足腰にその影響が残ってしまうから情けない。確かに、ウォーキングは土日のほかにも、大体毎日続けてはいる。
だが、ウォーキングと "自転車" ではやはり使う筋肉が異なっているためだろうか、たまにちょいとした距離を走ると軽い "足腰のだるさ" を覚えることになる。
その気になれば、以前のように "江ノ島" までの何十キロを走り込むこともできはする。だが、習慣というものはバカにならず、しばらくやらずにいると筋肉の方は、もう "自転車" には乗らないんですよね、と勝手に決め込んでしまうようなのである。
よく、高齢者が何かの都合でしばらく歩かなかったり、床に伏すことが多くなってしまうと、再度、歩こうとすることが難しくなってしまったり、最悪は "寝たきり" 状態となってしまうと聞くが、やはり歳をとると身体自体の状況は "ラクな方へ、ラクな方へ" と自然になびくかのようである。
もっとも、この "なびく傾向" は決して歳に関係なく起こるようであり、しかも、身体だけではなく "脳活動" や "思考" もまた同様だもと聞いている。
ただ、加齢のことを意識する年齢になると、よほど自覚的に生活すことに努めないならば、その "なびく傾向" が、気がついてみると固定化している、ということになりかねない。 "老化現象" とは結局そうした推移のことではないかと、今さらのように振り返ったりしたのであった...... (2009.01.17)
コメントする