こうした時期だけに、売上が上々であるとか、活気があるとかという "元気な企業" が注目されている。マス・メディアも、それが珍しいがゆえに何かと取材しているようである。
昨夜のTV報道番組でも、この不況に業を煮やしたIT企業が、 "スイート" に矛先を変えたというものがあった。 "スウィート" といっても、ソフトウェアスイート (Software suite よく使われるアプリケーションソフトウェアや機能的に関連のあるプログラミングソフトウェアを特定用途向けに一まとめにされたソフトウェアパッケージのこと。)ではなくて、文字通りの "sweet(お菓子などの甘いもの)" だというのだから恐れ入ってしまう。
精密機器会社が、ピンセットを使用することになれているとか、工場設備が似つかわしい(?)とかで、 "精緻な" 模様の菓子製造に矛先を向けたというのがひとつであった。
また、IT技術者などの派遣会社が、 "鯛焼き" 製造販売を始めて、そのための専用車を数台調達したというのも紹介されていた。
昨夜のTV報道番組でも、この不況に業を煮やしたIT企業が、 "スイート" に矛先を変えたというものがあった。 "スウィート" といっても、ソフトウェアスイート (Software suite よく使われるアプリケーションソフトウェアや機能的に関連のあるプログラミングソフトウェアを特定用途向けに一まとめにされたソフトウェアパッケージのこと。)ではなくて、文字通りの "sweet(お菓子などの甘いもの)" だというのだから恐れ入ってしまう。
精密機器会社が、ピンセットを使用することになれているとか、工場設備が似つかわしい(?)とかで、 "精緻な" 模様の菓子製造に矛先を向けたというのがひとつであった。
また、IT技術者などの派遣会社が、 "鯛焼き" 製造販売を始めて、そのための専用車を数台調達したというのも紹介されていた。
これらを見て、じゃあ、うちも倣うかといって始める会社があるのかどうかは知らない。だが、企業にとっては "資金繰り" が厳しく、またかつての不況のように台風が過ぎるまで大人しく待てばよい、という見通しもままならないご時世では、わずかな可能性であっても、 "動く" という選択は、痛いほどよくわかる。
ただ、思い起こされる点は、 "業務拡大" や "業務転換" の鉄則が、 "精通したジャンル" が良いという点だ。さらに言えば、<コア・コンピタンス(Core competency ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事。>に則って展開すべきだという原則だ。
所詮、商売というものは、いずれ<競合他社>との闘いに直面せざるを得ないものであり、やはりこの点は押さえておくに越したことはなさそうだ。
とは言っても、業務周辺や業界全体が "水浸し" 状態ともなれば、可能性のある "転業" を模索せざるを得ないに違いない。偉そうなことはとても言えないが、そこでこそ経営者の洞察や勘が重要となるのであろう。
今ひとつ、最近接した報道に、 "フリーター" を雇い入れて、電話作戦による営業プレ活動を請け負うという業者の話題があった。何でも、各社が営業で訪れるための "アポイントメント" を獲得する活動だそうだ。
これはこれでイケルのかな、という感触を受けたものだ。というのも、昨今は、身体を張った営業活動というものに苦手意識を持つ人たちが増えたように思われるからだ。まして、 "迷惑がられる" のを常とするような "飛び込み電話" となると、営業担当の社員でも敬遠しがちだろう。
こう言っては何だが、こうした "汚れ役" の体当たり作業は、期間限定・実績本位という条件のワーカーでしか成り立たないのかもしれない。
ただし、こうしてこぎ付けられた "アポイントメント" がどこまで "有効" となるのかは、それはそれで問題となるはずだ。
末端消費者たちの "スイート" 好みに重きを置き笑顔の前で商売をするのか、中間業者たちの "苦痛除去" に目をつけ、苦痛を肩代わりする商売をするのか、結構、際立った分岐だとも見える。
どっちがどうだとは言えないかもしれないが、その中身は問わないが、商売相手が持つ何らかの "苦痛" を "除去" するという視点が意外と奏功するような気がする。
また、商売相手を選ぶならば、末端消費者たちよりも、とにかく稼がざるを得ない立場の生産者・ベンダーをこそターゲットにすべきなのではないかと思ったりもしている...... (2009.04.07)
ただ、思い起こされる点は、 "業務拡大" や "業務転換" の鉄則が、 "精通したジャンル" が良いという点だ。さらに言えば、<コア・コンピタンス(Core competency ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事。>に則って展開すべきだという原則だ。
所詮、商売というものは、いずれ<競合他社>との闘いに直面せざるを得ないものであり、やはりこの点は押さえておくに越したことはなさそうだ。
とは言っても、業務周辺や業界全体が "水浸し" 状態ともなれば、可能性のある "転業" を模索せざるを得ないに違いない。偉そうなことはとても言えないが、そこでこそ経営者の洞察や勘が重要となるのであろう。
今ひとつ、最近接した報道に、 "フリーター" を雇い入れて、電話作戦による営業プレ活動を請け負うという業者の話題があった。何でも、各社が営業で訪れるための "アポイントメント" を獲得する活動だそうだ。
これはこれでイケルのかな、という感触を受けたものだ。というのも、昨今は、身体を張った営業活動というものに苦手意識を持つ人たちが増えたように思われるからだ。まして、 "迷惑がられる" のを常とするような "飛び込み電話" となると、営業担当の社員でも敬遠しがちだろう。
こう言っては何だが、こうした "汚れ役" の体当たり作業は、期間限定・実績本位という条件のワーカーでしか成り立たないのかもしれない。
ただし、こうしてこぎ付けられた "アポイントメント" がどこまで "有効" となるのかは、それはそれで問題となるはずだ。
末端消費者たちの "スイート" 好みに重きを置き笑顔の前で商売をするのか、中間業者たちの "苦痛除去" に目をつけ、苦痛を肩代わりする商売をするのか、結構、際立った分岐だとも見える。
どっちがどうだとは言えないかもしれないが、その中身は問わないが、商売相手が持つ何らかの "苦痛" を "除去" するという視点が意外と奏功するような気がする。
また、商売相手を選ぶならば、末端消費者たちよりも、とにかく稼がざるを得ない立場の生産者・ベンダーをこそターゲットにすべきなのではないかと思ったりもしている...... (2009.04.07)
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