今でもリストラは猛威をふるっているが、ひと昔前、大量のリストラが世間を揺るがした頃に、笑うに笑えないお粗末な話があったものだ。
管理職クラス、それも部長クラスにもリストラの波は襲ったものだった。で、それまで実務も知らずに、いわゆる "ゼネラリスト" としての部長職でふんぞり返っていた者たちも世間に放り出されることとなったわけだ。
そんな者たちが、職を求めて就職活動を行った際、面談者から、「あなたは何ができますか?」との質問に、「ハイ、私は "部長" ができます」と答えたというのである。
その結果は推して知るべしであるが、もうそんな世間知らずの年配者はもはやいないものだと思いたいものである。
が、そこまでの御人好しではまずかろうが、意外と、自己保身欲(力)や訳のわからない政治力だけをサバイバルの武器にしてゾンビのように生きている輩は居続けているのだろうなと思える。
管理職クラス、それも部長クラスにもリストラの波は襲ったものだった。で、それまで実務も知らずに、いわゆる "ゼネラリスト" としての部長職でふんぞり返っていた者たちも世間に放り出されることとなったわけだ。
そんな者たちが、職を求めて就職活動を行った際、面談者から、「あなたは何ができますか?」との質問に、「ハイ、私は "部長" ができます」と答えたというのである。
その結果は推して知るべしであるが、もうそんな世間知らずの年配者はもはやいないものだと思いたいものである。
が、そこまでの御人好しではまずかろうが、意外と、自己保身欲(力)や訳のわからない政治力だけをサバイバルの武器にしてゾンビのように生きている輩は居続けているのだろうなと思える。
そんなことを想像するのは、ほかでもない。目の届く範囲内の企業でもそんな雰囲気を感じないわけでもないが、何よりも、不祥事を起こしてニュース沙汰にされる企業の内情が伝わる時である。一体、この会社はどうなっていたんだ、と思わされる。
世の中の経済状況がどう変わろうと、組織の権力文脈に上手く絡みながら、地位を絡め取っていると思しき面々は少なくないように受け取れる。まあ、そんなことは、政界の生態などを見せつけられていると容易に想像のつくことではあろうが......。
時代は、 "ゼネラリスト" の時代ではなく "スペシャリスト" の時代だ、とは言い尽くされてきた。 "スペシャリティ" のない "ゼネラリスト" は時代遅れだと糾弾されてもきた。
しかし、どっこい現実は、 "ゼネラリスト" が意外としぶとい。 "ゼネラリスト" と呼ばれる者たちの中には、いわゆる "人間通" であったり、他に真似のできない優れた洞察力を持った人々もいるにはいる。
しかし、やたらに多いのは、 "柔術家" 的存在であるのかもしれない。つまり、自身の力ではなく相手や周囲の力を上手く横取りしながら、巧妙に立ち振る舞いつつ自己の立場を堅持して行く者たちのことである。まあこれを "政治力" と呼ぶのだろうか。
しかも、そうした者たちは、何よりも "上" に取り入るのが抜群に上手いため、眼力のない "上" は、いや眼力があるがゆえにと言うべきか、 "上" はそうした "柔術家" 的輩を利用しにかかるわけだ。
こんなことを書いていると、恐ろしく気分が悪くなってくるので止めるが、時代環境がどう変わろうと、人間のいやらしさと愚かさは変わることなく "リピート" していくのかもしれない...... (2009.04.16)
世の中の経済状況がどう変わろうと、組織の権力文脈に上手く絡みながら、地位を絡め取っていると思しき面々は少なくないように受け取れる。まあ、そんなことは、政界の生態などを見せつけられていると容易に想像のつくことではあろうが......。
時代は、 "ゼネラリスト" の時代ではなく "スペシャリスト" の時代だ、とは言い尽くされてきた。 "スペシャリティ" のない "ゼネラリスト" は時代遅れだと糾弾されてもきた。
しかし、どっこい現実は、 "ゼネラリスト" が意外としぶとい。 "ゼネラリスト" と呼ばれる者たちの中には、いわゆる "人間通" であったり、他に真似のできない優れた洞察力を持った人々もいるにはいる。
しかし、やたらに多いのは、 "柔術家" 的存在であるのかもしれない。つまり、自身の力ではなく相手や周囲の力を上手く横取りしながら、巧妙に立ち振る舞いつつ自己の立場を堅持して行く者たちのことである。まあこれを "政治力" と呼ぶのだろうか。
しかも、そうした者たちは、何よりも "上" に取り入るのが抜群に上手いため、眼力のない "上" は、いや眼力があるがゆえにと言うべきか、 "上" はそうした "柔術家" 的輩を利用しにかかるわけだ。
こんなことを書いていると、恐ろしく気分が悪くなってくるので止めるが、時代環境がどう変わろうと、人間のいやらしさと愚かさは変わることなく "リピート" していくのかもしれない...... (2009.04.16)
コメントする