人が "意識上" で考えることなどというものは高が知れているようだ。むしろ、 "意識下" やその他で身体全体が、 "意識上" とは別の動きをとっていることの方がはるかに大きな部分を占めているのかもしれない。
よく言われることで、心配事やその類のことを抱えていると、寝つきが悪くなるということがある。確かに、よほど疲れていない限り、そうしたことは起こりそうだ。
当人は、そんな心配事を明日は果敢に解決するためにも、今夜は速やかに眠りたい、と思ったりするわけだが、なかなかどうして、 "意識上" の合理的な判断とは別に、頭の方はさまざまな想念や妄念(?)を次から次へとジェネレイトして、穏やかな心境にはなれなかったりする。
もともと、頭脳というものは、 "エンドレス" 的に働き続けるものだとされている。眠る前などは、よほど効果的に、 "ハイ、今日はここまで!" と言い聞かせないと、いつまでも "一件落着" を求めて働き続けるのだそうである。
そんな時は、 "ハイ、今日はここまで!" なんぞと、子どもに言いつけるようなことをしてもほとんどムダであり、とにかく何らかの "暫定的結論" をしっかりと自覚することが良いと聞いたことがある。そうしたものが自覚されると、ようやく頭脳の方は、それならば一息入れるか、とばかりに緊張を解くらしい。
よく言われることで、心配事やその類のことを抱えていると、寝つきが悪くなるということがある。確かに、よほど疲れていない限り、そうしたことは起こりそうだ。
当人は、そんな心配事を明日は果敢に解決するためにも、今夜は速やかに眠りたい、と思ったりするわけだが、なかなかどうして、 "意識上" の合理的な判断とは別に、頭の方はさまざまな想念や妄念(?)を次から次へとジェネレイトして、穏やかな心境にはなれなかったりする。
もともと、頭脳というものは、 "エンドレス" 的に働き続けるものだとされている。眠る前などは、よほど効果的に、 "ハイ、今日はここまで!" と言い聞かせないと、いつまでも "一件落着" を求めて働き続けるのだそうである。
そんな時は、 "ハイ、今日はここまで!" なんぞと、子どもに言いつけるようなことをしてもほとんどムダであり、とにかく何らかの "暫定的結論" をしっかりと自覚することが良いと聞いたことがある。そうしたものが自覚されると、ようやく頭脳の方は、それならば一息入れるか、とばかりに緊張を解くらしい。
"意識下" の出来事でもうひとつ注目したい点がある。
聞く方も鬱陶しい話にちがいなかろうが、このところ "肩凝り" のような痛みが頻繁に訪れている。長時間静止しているデスクワークなどがよくないことはわかっている。
ただ、そればかりではなく、簡単に言ってしまえば、やはり "ストレス蓄積" なのかなと思わざるを得ない。
今回は、睡眠中の "筋違い" が直接的なきっかけだったが、これはどうもあくまでもきっかけであり、根本的には "緊張性筋炎症候群" と称されている症状なのではないかと推測している。これが、時としてさまざまな箇所の "凝り症状" を生んでいるというのが正解であるような気がしている。
そんなことがあるから、以前に次のようなことを書いたことがあった。
< ところで、 "TMS( Tension Myositis Syndrome 、緊張性筋炎症候群)" とは、そのメカニズムには多少複雑な構成があるのだが、簡単に言ってしまうと、次のごとくであるようだ。
何らかの "心理的緊張" によって、自律神経を介し、身体各所の「筋肉」、「神経」、「腱・靭帯」に、 "血流不足" による "酸素欠乏" が発生し、これが "痛みや痙攣" の原因となっている "筋骨格系疾患" (肩こり、背中の痛み、腰痛、臀部痛、手足の痛み・しびれ、四十肩、五十肩などの肩関節の痛み、手首・足首・肘・膝などの関節痛 etc.)を指す、と。>(2008.12.16)
先日、TV番組の "ためしてガッテン!" で、まさにこのテーマを扱っており、その "緊張性筋炎症候群" が高じると "トリガー・ポイント" というような、奇妙な患部が生まれると伝えていた。この "トリガー・ポイント" とは、まさに常時 "血流不足" による "酸素欠乏" が生じて異常となった部位のことだそうだが、不思議なのは、脳は、その箇所自体を痛みの中心部とは自覚せずに、違った箇所、たとえば肩であったり、背中であったり、その他いろいろな箇所に次々と自覚箇所を変えて行く点だということだ。
脳と神経系の込み入った作用の結果そうなるのだそうで、したがって、仮に、背中が痛いからと思ってその部分に湿布シートなどを貼ってもあまり効果がない、というのである。抜本的治療としては、その "トリガー・ポイント" 自体を消滅させたり(そのためには、ペインクリニック的な "神経ブロック" 注射が必要な場合もあるとか)、あるいは、上記の "TMS" 理論が言うように頑固な精神的 "ストレス" 自体を退治する必要があるということになりそうなのである。
いずれにしても、ますますもって、 "意識下" の世界での出来事が、地下マグマのように地表という "意識上" の自覚の平面に吹き上げてきているような気配である...... (2009.04.17)
聞く方も鬱陶しい話にちがいなかろうが、このところ "肩凝り" のような痛みが頻繁に訪れている。長時間静止しているデスクワークなどがよくないことはわかっている。
ただ、そればかりではなく、簡単に言ってしまえば、やはり "ストレス蓄積" なのかなと思わざるを得ない。
今回は、睡眠中の "筋違い" が直接的なきっかけだったが、これはどうもあくまでもきっかけであり、根本的には "緊張性筋炎症候群" と称されている症状なのではないかと推測している。これが、時としてさまざまな箇所の "凝り症状" を生んでいるというのが正解であるような気がしている。
そんなことがあるから、以前に次のようなことを書いたことがあった。
< ところで、 "TMS( Tension Myositis Syndrome 、緊張性筋炎症候群)" とは、そのメカニズムには多少複雑な構成があるのだが、簡単に言ってしまうと、次のごとくであるようだ。
何らかの "心理的緊張" によって、自律神経を介し、身体各所の「筋肉」、「神経」、「腱・靭帯」に、 "血流不足" による "酸素欠乏" が発生し、これが "痛みや痙攣" の原因となっている "筋骨格系疾患" (肩こり、背中の痛み、腰痛、臀部痛、手足の痛み・しびれ、四十肩、五十肩などの肩関節の痛み、手首・足首・肘・膝などの関節痛 etc.)を指す、と。>(2008.12.16)
先日、TV番組の "ためしてガッテン!" で、まさにこのテーマを扱っており、その "緊張性筋炎症候群" が高じると "トリガー・ポイント" というような、奇妙な患部が生まれると伝えていた。この "トリガー・ポイント" とは、まさに常時 "血流不足" による "酸素欠乏" が生じて異常となった部位のことだそうだが、不思議なのは、脳は、その箇所自体を痛みの中心部とは自覚せずに、違った箇所、たとえば肩であったり、背中であったり、その他いろいろな箇所に次々と自覚箇所を変えて行く点だということだ。
脳と神経系の込み入った作用の結果そうなるのだそうで、したがって、仮に、背中が痛いからと思ってその部分に湿布シートなどを貼ってもあまり効果がない、というのである。抜本的治療としては、その "トリガー・ポイント" 自体を消滅させたり(そのためには、ペインクリニック的な "神経ブロック" 注射が必要な場合もあるとか)、あるいは、上記の "TMS" 理論が言うように頑固な精神的 "ストレス" 自体を退治する必要があるということになりそうなのである。
いずれにしても、ますますもって、 "意識下" の世界での出来事が、地下マグマのように地表という "意識上" の自覚の平面に吹き上げてきているような気配である...... (2009.04.17)
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