このところクルマを利用することがほとんどない。あまり放置しておくとバッテリーが上がってしまいそうで、時々走らせる。まるで、犬に散歩をさせる感触だ。
そういえば、クルマ関連の業種も冴えない模様のようだ。
長い間、クルマのメンテを依頼し続けてきた馴染みの修理工場も、良心的であるというセールスポイントだけでは太刀打ちできないようで、どんどん目減りしてゆく顧客数を嘆いている。
近所に、クルマのメンテを個人経営的に営んでいた業者がいた。ウォーキングのコースの途中にあったため、見るとはなく眼に入っていた。よくはわからなかったが、一般のクルマのメカ修理というわけでもなく、塗装というわけでもなく、どうなんだろうか、クルマ好きなユーザーが持つ愛車の特殊な依頼をターゲットにしているような、そんな感触であった。
店舗の壁には、そこが扱った客のクルマのプロフィール写真がベタベタと貼られていたもので、いかにもクルマが趣味だという客層を相手にした "ニッチ" 業でやっているという印象を受けた。
そういえば、クルマ関連の業種も冴えない模様のようだ。
長い間、クルマのメンテを依頼し続けてきた馴染みの修理工場も、良心的であるというセールスポイントだけでは太刀打ちできないようで、どんどん目減りしてゆく顧客数を嘆いている。
近所に、クルマのメンテを個人経営的に営んでいた業者がいた。ウォーキングのコースの途中にあったため、見るとはなく眼に入っていた。よくはわからなかったが、一般のクルマのメカ修理というわけでもなく、塗装というわけでもなく、どうなんだろうか、クルマ好きなユーザーが持つ愛車の特殊な依頼をターゲットにしているような、そんな感触であった。
店舗の壁には、そこが扱った客のクルマのプロフィール写真がベタベタと貼られていたもので、いかにもクルマが趣味だという客層を相手にした "ニッチ" 業でやっているという印象を受けた。
事業主は、40代後半、50歳にはなっていないようないかにもエンジニアといった風貌であり、どこか大手の自動車メーカー勤めからの脱サラ起業組という想像をさせたものであった。
昨日、その店舗が立ち退いて行く寂しい光景を眼にしたのであった。こんな時期であるだけに、とても業務拡大のための移転とは思えなかった。要するに、 "店を畳む" という選択だと認識せざるを得なかった。
と同時に、クルマが趣味だという客層も、これまでのようにクルマに金を掛けて惜しまないという状況ではなくなったのだろうな......、という想像をもさせたものであった。
クルマというのは、ただでさえガソリン代をはじめとして、やはり "維持費" が馬鹿にならない代物だ。それに加えて、趣味の範疇での好みにこだわっていたら、このご時世での金銭感覚とは遊離した出費となってしまうに違いない。そんな事情が、透いて見えるかのような気がした。
"クルマ離れ" という動きが、想像以上に広がりつつあるのかなぁ、と......。
確かに、今現在、ハイブリッドカーには "熱い視線" が向けられているかのような風潮もありそうで、国内メーカーはその種のクルマの増産に追われているとも聞く。
しかし、 "エコ減税" や "補助金制度" といった "期間限定" の政策支援のお陰でないとは言えないような気もするわけだ。
クルマを仕事や生活上で必需とする場合ならいざ知らず、年に何回も遠出をすることもなく、生活ではバスなどの公共交通や自転車で十分間に合ってしまうような自分などは、健康増進という点を加味したりすれば、ここに来て急速に "クルマ離れ" の仲間入りをしつつある。
すでに若い世代自体がクルマの良き友達ではなくなりつつあるとも指摘されているし、時代環境でのさまざまな苦い観点を考慮すれば、 "クルマ離れ" は後戻りできない流れとなっていくのであろうか...... (2009.11.08)
昨日、その店舗が立ち退いて行く寂しい光景を眼にしたのであった。こんな時期であるだけに、とても業務拡大のための移転とは思えなかった。要するに、 "店を畳む" という選択だと認識せざるを得なかった。
と同時に、クルマが趣味だという客層も、これまでのようにクルマに金を掛けて惜しまないという状況ではなくなったのだろうな......、という想像をもさせたものであった。
クルマというのは、ただでさえガソリン代をはじめとして、やはり "維持費" が馬鹿にならない代物だ。それに加えて、趣味の範疇での好みにこだわっていたら、このご時世での金銭感覚とは遊離した出費となってしまうに違いない。そんな事情が、透いて見えるかのような気がした。
"クルマ離れ" という動きが、想像以上に広がりつつあるのかなぁ、と......。
確かに、今現在、ハイブリッドカーには "熱い視線" が向けられているかのような風潮もありそうで、国内メーカーはその種のクルマの増産に追われているとも聞く。
しかし、 "エコ減税" や "補助金制度" といった "期間限定" の政策支援のお陰でないとは言えないような気もするわけだ。
クルマを仕事や生活上で必需とする場合ならいざ知らず、年に何回も遠出をすることもなく、生活ではバスなどの公共交通や自転車で十分間に合ってしまうような自分などは、健康増進という点を加味したりすれば、ここに来て急速に "クルマ離れ" の仲間入りをしつつある。
すでに若い世代自体がクルマの良き友達ではなくなりつつあるとも指摘されているし、時代環境でのさまざまな苦い観点を考慮すれば、 "クルマ離れ" は後戻りできない流れとなっていくのであろうか...... (2009.11.08)
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