"モノが売れない" のも問題だが、 "モノが大量にゴミと化す" のも ......

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 今日は久しぶりのよい天気であったため、庭の一角に設置した "テント張り物置" の整理・点検をした。設置して、とりあえず膨らんだ荷物を詰め込んで、もう3~4ヶ月となった。
 その間、気にはなっていたものの、当初は夏の暑さ真っ盛りで汗をかきたくなくて "敬遠" していた。その "敬遠" は残暑の期間も引き続き、やがて、雨天だので "敬遠" することになり、そして近頃では寒いからと "敬遠" してきた。
 途中、どうしても取り出す必要に駆られたこともあったが、逆にその必要性を "敬遠" することで、結局、延々と3~4ヶ月も手をつけずにここまできたのだった。
 到底、快適な作業だとは思えなかったので "敬遠" してきたわけだ。詰め込む際には、その収容力だけを気にしていたため、取り出して使うことまで配慮できなかった。
 だから、整理・点検となると、個々に重量のある荷物の大半を引っ張り出さなければならず、思うだに大掛かりな作業となることが眼に見えていたわけだ。
 今日の作業中にも大変な苦労をすることになってしまった。入口付近の荷をどけて中の空間に入り、奥の荷を点検しているうちに、暗くて狭い "テント張り物置" の中で立ち往生させられてしまったのである。
 最初は、 "あるパズルゲーム(15パズルゲーム?)" のことを思い起こしたりしていた。子どもの頃によく遊んだ、7~8センチの正方形のプラスチックケースの中に数字が描かれたプラスチックの小片15個が詰まり、一箇所だけの "隙間" を利用して全体を数字の昇順となるように並べ替える、というゲームのことだ。
 まるで、自分が、この "テント張り物置" の中の "№15" の "プラスチックの小片" にでもなってしまったかのような気分であった。テント内の "隙間" に順次荷物を移動させながら、自分も移動しながら出口に辿り着かなければならない......、と。

 が、やがて多少不安な気分に襲われ始めもした。自分は "閉所恐怖症" (昔の映画『大脱走』でのチャールズ・ブロンソンが演じる役は、脱走用の "トンネル掘り" の最中にこの症状が再発したように記憶......)ではないけれども、多少気にする方だからだ。
 まあ、悪戦苦闘の末、何とか、当初の動機であった必要な荷物を取り出し、再度、整然と詰め戻すという作業を概ね成し遂げることはできた。
 が、予期しなかった、雨水の浸入を見つけ、一部の荷物(書籍と書類)が被害にあっていたことが判明した。まあ、複数回の台風や集中豪雨を掻い潜っていたわけだから、愚痴も言えないかと諦めた。

 終わってホッとしながら自分が思い出していたのは、先日TVで観たとある番組のことであった。自分も、ひょっとしたら "ゴミ屋敷" 住人の予備軍(?)なのかなぁ......、という危惧の念がしみじみと込み上げてきたのだった。

<『なぜ増える?"ゴミ屋敷"トラブル』/追跡!A to Z/2009年 11月21日>

< ゴミを積み上げ、悪臭や害虫が近隣にあふれる"ゴミ屋敷"や"ゴミマンション"が急増している。専門の片付け業者は大忙しで、売上げは右肩上がりだ。国が今年初めて行った調査では、全国の250市区町村がゴミ屋敷に悩まされていることが明らかになった。
 各自治体では条例を作るなどして対応に当たっているが、解決は難しい。ゴミは「私有地に積み上げられた私有財産」であるため、強制撤去はできないのだ。
 なぜゴミ屋敷が増えているのか。取材を進めると、誰もがゴミ屋敷の主になりうる現実が見えてきた。一人暮らしの高齢者が増加するなか、ゴミ分別の複雑化についていけず、重いゴミを出す体力もない高齢者が増加。また、子育てに疲れて掃除もできなくなった母親や、長時間労働に追われてゴミを出す暇もないという若者達・・・。いずれも地域や家族の崩壊、高齢化、孤立など、変容する日本社会の現実を反映している。ゴミ屋敷問題に取り組む自治体の関係者は「ゴミを撤去しても、ゴミ屋敷に逆戻りしてしまうケースが多く、撤去するだけでは解決にならない。地域や家族の絆を取り戻す以外にない。」と語る。
 番組は深刻化するゴミ屋敷問題を追跡し、背後にある家族や地域の変化を探る。そして、解決の課題を考える。>(NHK オンラインサイトより)

  "モノが売れない" のも由々しき問題ではあるが、 "モノが簡単に手に入る" 結果、 "モノが大量にゴミと化す" 時代環境も悩ましい問題だなぁ、と...... (2009.11.23)












【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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