やはり "師走" ともなれば暢気にはしていられなくなる ......

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 玄関先で "大木" となってしまった "シャラの木(別名:夏椿)" の剪定にようやく手をつけた。長らく気にし続けてはきたものの、庭木の中では最も愛着を感じていたこともあり、手付かずの状態できてしまった。
 すでに、隣家の二階の屋根の高さを上回る背丈となってしまっていたのだ。また、電線や電話線の引き込み線にもたっぷりと触れる枝ぶりになるまで茂っていた。
 この木が気に入っていたのは、第一に、全体として清楚な雰囲気を漂わせている姿の良さであった。幹や枝の地肌はやや白っぽくてすべすべとしており、また、葉の形もクセのないおとなしさがあり、明るく淡い黄緑というのも感じがよい。そして、何よりも、夏場に無数に咲く白い小さな花が可愛かった。
 好感を持っていたのは自分だけではなかったようで、野鳥たちも大いに気に入っていたようだ。さまざまな野鳥が入れ替わり立ち(飛び?)代り来てはさえずっている。中でもムクドリたちは、無数の白い花が変じて実るパチンコ玉位の大きさの実がお目当てで、秋になると頻繁に訪れては騒がしく啄ばんでいる。
 いい事尽くめのような木に仮に "難点" みたいなものがあるとするならば、落葉と木の実の落下が凄まじいことかもしれない。ちょうど今頃がその時期なのだが、庭に降り注ぐ落ち葉は、毎日掃いても翌日にはまた積もっている状態である。落ち葉はまだよしとしても、木の実の方は足の踏み場を危うくさせたり、踏みつけてしまった時の弾けるような音も尋常ではないのだ。
 陽気が良かった今日、やっと思い切った剪定作業を始めたのも、こうした "難点" に関係していたのであった。
 自宅の庭に、落ち葉や木の実が降り注ぐのはまだよいとしても、これらが人様の迷惑になっているとなれば話は違ってくる。実は、その通りだったのだ。
 その落ち葉や木の実が、隣家のベランダやらその "とよ" に落下して、どうも隣家の人の手を煩わすことになっていたのであった。

 そこで、万事休すとばかりに、長らく手付かずの状態となっていた剪定作業を思い切って敢行することになったのである。誰もがそうだとは思うが、愛着を持ち、また姿が気に入っている木の枝を裁断するというのは何とも気分の良かろうはずがない。どの枝は落とすとして、どの枝は残す......、と考え始めたらきりがなくなる。
 そこで、そうした観点にはいっさい眼をつぶり、隣家への迷惑防止と、引き込み電線への接触防止という安全性の観点のみを優先して枝葉を切り落とすことにしたのだった。
 といっても、いずれの枝も地上3メートル以上の高さばかりである。幸い、自宅のベランダから比較的近い木であったため、伸縮ポール付きの "高枝ばさみ" を駆使して、大いに腕や肩を痛めつつも、半日がかりでどうにか対処することができたのだった。

 今日から "師走" だなぁ、何となく気忙しい感触だなぁ、なんぞと朝の起きぬけに思いふけっていたものだったが、その予感は見事に的中した成り行きに相成ってしまった...... (2009.12.01)












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このページは、yasuo hiroseが2009年12月 1日 17:35に書いたブログ記事です。

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