人の顔を見ると "この人も眠そうな顔かな?" と心配するそんな一日であった。それが、サッカー日本代表チームが出番の "W杯" の翌日の恒例パターンなのであろう。
なまじっか "前半の1点先取" でリードするものだから "気になって寝られなくなった" という人も少なくなかったのではなかろうか。
それにしても、カメルーンの "英雄エトー" を封じる守備を固めて、そして勝利に持ち込んだ "本田" のプレーは見事であった。
ただ、あの前日本代表チーム監督の "オシム氏" が "鋭い批評" をしていたというのが興味深く思えた。
<......オシム氏は、約20分にわたって個性的な言い回しも駆使しながら、日本の報道各社の質問に答えた。不慣れな1トップに入りながら決勝点を挙げた本田については、「自分の専門外の役割を勇気を持って受け入れ、戦術面で与えられた役割を見事にこなした」と称賛し、得点は「そのごほうびだ」と話した。
また、オシム氏は本田を「水先案内人のようだった」と例え、「ポジションによってどんなボールが必要かを示した。本田がボールをキープする時間、DFが休むことができた」と得点以外の高い貢献度も評価した。
一方で、1つのゴールで英雄に祭り上げられ本田が舞い上がることを心配し、「新聞の1面が全部本田なら次は危ない」と危機感を示した。......>(【W杯】オシム氏「新聞の1面がすべて本田だったら、日本は危ない」/産経ニュース/2010.6.15 06:39)
そんなこんなで、久々に人々は "睡眠よりもTV観戦" に雪崩れ込んだ模様である。ダントツのTV視聴率とまでは行かなかったようだが、それでも50%に迫る高視聴率だったようだ。
< サッカー日本代表がカメルーンに勝利した試合の平均視聴率(NHK総合)は、関東地区で前半が44.7%(関西地区38.3%)、後半が45.2%(同41.7%)だった。15日、ビデオリサーチの調べで分かった。14日までに放送された今年の全番組で、最高視聴率を記録した。
関東地区の瞬間最高視聴率は、試合終了直前の49.1%。関西地区では、前半終了直後の45.3%だった。
4年前のサッカーW杯ドイツ大会初戦のオーストラリア戦は、日本時間で午後10時から始まり、関東地区の平均視聴率は49%だった。>(南アW杯:瞬間最高視聴率49.1% 関東地区/毎日jp/2010年6月15日 11時39分)
それにしても、スポーツ界のグローバルな舞台での鮮やかさに対して、誰しもが "みっともない!" と思わされるのは、国内での "相撲界野球賭博" 事件ではなかろうか。 "暴力沙汰" 事件の横綱問題が一件落着したかと思えば、相変わらず跡を絶たないかたちで "暴力団" だ、 "賭博" だと、薄汚れた話題ばかりを提供している。これでは、まさに "国技" の名が泣くというものであろう...... (2010.06.16)
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