人気の新型情報端末 "iPad" を高齢者たちが楽しみながら会得するセミナーのようなものをNHKニュースが紹介していた。指での簡単なタッチ操作を駆使して、スナップ写真のアルバムを"フリック" して画面移動を楽しんだり、老眼にとってはキツイはずの小さな文字表示画面を"ピンチアウト" 操作で拡大してみたり......、と実に指での "アナログ" 的な操作で嬉々として楽しんでおられたのが、観ている側も楽しかった。
それを観ながら、やはりそうなんだよねぇ、こうした "扱い易いPC" をこそ、高齢者たちは待ち望んでいたんだよねぇ......、と頷かざるを得なかったのである。
まさに、「灯台下(もと)暮し」とでも言うような "暗闇" を煌々と照らし出したのが、 "iPad" (iPhone、iPod)のこうした "革命性" なのだと改めて感じさせられたものであった。
"タッチパネル" 方式の "マルチタッチディスプレイ" の操作性の良さをはじめとした "ユーザー・インターフェイス" へのこだわりと工夫が、ムリなく "PC苦手派" たちに胸襟を開かせているのだと思わざるを得なかったのである。
そして、こういう風に扱い勝手のよい "iPad" などのユーザーが増え、 "デジタル・コンテンツ" の需要の裾野が広がり始めるようになると、やはり、次のステップでの課題は、従来からの「紙」コンテンツの比較的簡便な "電子化" 作業なのだろうと......。
新作の "電子書籍" のリリースもさることながら、これまで手元にありながらさまざまな事情や支障があって放置されていた「紙」コンテンツとしての書籍、蔵書が、扱い勝手のよい "電子書籍" へと変換され、生まれ変わるならば、どんなにか楽しいことだろうと想像する。
自分なぞのささやかな経験でも思い当たることがある。かつて、好きな "落語" を、テープやCDでの再生というやや手間のかかる部分を嫌ったことから、 "デジタル化(電子化)" をしたのだった。 "メディア・プレーヤー" での手軽な再生が可能となったことによって、再び、"志ん生"、"円生" の懐かしい声音を存分に親しむことになったのだ。
そこで、従来からの「紙」コンテンツの "電子(書籍)化" の手順を早急に会得すべし、という心境になっているわけなのだ。誰のためでも、ビジネスのためでもなく、自身の "PCエンジョイライフ" のためと言うべきか。
そこで、先ずは "先行実践者" に教えを仰ごうと思った。サイト検索に踏み込むと次のようなブログサイトの記事が参考になると思えた。
また、従来からの「紙」コンテンツの "電子(書籍)化" 作業を "効率的に" こなすには、 "二大ツール" が不可欠であることもわかった。
確かに、 "効率的に" こなすことを度外視するならば、手元にある "スキャナー" を活用し、一ページ、一ページをスキャニングして、その画像ファイルを "PDF" ファイルに変換すればよい。しかし、この "まどろっこしい手作業" とそこで生じるストレスを想像すると、到底、続きそうにないと確信した。
となると、作業手順を支援してくれる "ツール" が是非とも必要となってくる。
先ず、 "スキャニング" 作業で、コンテンツの複数ページを "自動送り" してくれるような "スキャナー"、なおかつ、"高速読み取り" をしてくれるような、そんな高機能 "スキャナー" が必要となる。
また、コンテンツの複数ページを "自動送り" させようとするのだから、書籍が "製本状態" のままであっては不可能である。書籍をバラバラに裁断して、 "裏表" の印刷リーフレット群に "解体" させなければならない。しかも、その一ページ一ページが "均一" なスタイルでないと、後で仕上がる "PDF" ファイルが見苦しいものとなる。
そこで必要となるのが、特殊な専用 "断裁機" というわけなのである。
こうした作業の上で定評のある "スキャナー" と "断裁機" としては、通常、以下のものが注目されているようである。
【 スキャナーの例 】
◆メーカー情報:「ScanSnap S1500 製品情報 (Windows モデル)」
◆amazon 価格情報:「FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500」
【 裁断機の例 】
◆amazon 価格情報:「プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106」
近々、これらのツールを活用した "経験談" や "ノウハウ" についてレポートする機会もあろうかと思う...... (2010.07.21)
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