"自前のPDF文書" のみならず、"自前のテキスト文書" を "iPhone、iPad、および iPod touch" などの多機能端末で持ち運んだり、閲覧したり、と自在に扱いたいものである。
"PDF文書" に関しては、端末側のプロパーな基本アプリである "iBooks" が、一般的な電子書籍( "ブック" )を扱うと同時に "PDF" をも扱い、その "本棚" までが用意されている。そして、PC側の "PDF文書" を端末側に転送するには、"iPhone、iPad、および iPod touch" などの統合管理ソフトである "iTunes" をPC側で起動して対処することができる。
"iTunes" の "デバイス" (端末のこと)画面から "ブック" というタブを開き、「ファイル」 → 「ファイルをライブラリに追加」でPC内の所定の "PDF文書" を指定 → 「同期」 で転送が完了する。
なお、これらについてはすでにレポートしているので下記のブログを参照のこと。
◆ <PDF電子文書技術活用のすすめ_①/"iPad"="iBooks"はPDF文書対応/PDF脆弱性問題 (2010.07.24)>
◆ <PDF電子文書技術活用のすすめ_④-2/自前"PDF文書"を"iBooks"の本棚に並べてみる (2010.07.29)>
また、別方法による "PDF文書" の扱いもある。
<PDFビュアアプリ"GoodReader">("App Store" からの "有料ダウンロード購入" [\.115.-という低価格!])を活用する手である。
このアプリは、"PDF文書" の表示パフォーマンスについては定評がある。"iBooks" の "本棚" には納められないが、 "PDF文書" を頻繁に活用するユーザーには適していそうだ。
なお、これについてもすでにレポートしているので下記のブログを参照のこと。
◆ <PDF電子文書技術活用のすすめ_④/"iPod touch"でPDFビュアアプリ"GoodReader"を (2010.07.28)>
さて、 "iPhone、iPad、および iPod touch" などの多機能端末における "テキスト文書" の扱いについてである。 "PDF文書" のように、 "iTunes" を介して "iBooks" が対応してくれていたのならば悩むこともなかったのであるがそれが望めない。
そこで、一般的な "テキストリーダー" としての機能を保持した "有料 App" である<ポケット文庫 SkyBook>を "流用" しようというのである。
課題の半分 "前段" となる<ポケット文庫 SkyBook>自体については既に昨日レポートしている。その "前段" に関しては下記ブログを参照していただきたい。
◆ <"iPhone/iPod touch"での"ポケット文庫 SkyBook"で、"自前のテキスト文書"を読む (2010.07.31)>
また、<ポケット文庫 SkyBook>が "テキスト文書" 対応であることは次の文面からも間違いない。
<Q. 利用可能な独自ファイルの形式を教えてください。
利用可能なファイルは、基本的にテキスト形式のファイルのみです。画像のみを含んだファイルを閲覧する事は出来ません。
テキスト形式で利用可能な拡張子は、txt または text です。
zip 圧縮されたファイルも利用可能です。zip の中には、画像とテキストを含む事が可能ですが、テキストファイルが複数ある形式には対応しておりません。>(「Q. 利用可能な独自ファイルの形式を教えてください。/SkyBook の FAQ/「SkyBook」のベンダーサイト」)
で、残った課題は、端末側のアプリである<ポケット文庫 SkyBook>が読み込むための "テキスト文書" を、どのように端末側に転送してやるのか、という点なのである。
ちなみに、 "iPhone、iPad、および iPod touch" などの内部ファイルをコントロールする統合ソフトである "iTunes" はテキストファイルには対応してはいない。
ところで、<ポケット文庫 SkyBook>に関する "テキストファイルの転送" には、二つの方法がある。
一つが、これから説明する<フリーソフト "iPhone/iPod touchビューワー i-FunBox" >を活用する方法であり、もう一つは<ポケット文庫 SkyBook>自体が持つ<ネットを通じた>転送方法である。これは、昨日も書いた「FILES」という「本棚」に収納しようとするものであり、ホームページ関連ファイルなどを保存しているサーバーなどの、そのフォルダーに、一度、FPT転送をしておき、その "URL" を指定してダウンロードするというやや "面倒" な手順となるのだ。
そこで、<フリーソフト "iPhone/iPod touchビューワー i-FunBox" >を活用する方法が適当かと思うわけである。
使用法は、<ポケット文庫 SkyBook>のベンダーサイトの解説で事足りる。
<上級トピック/SkyBook のカスタマイズ
i-FunBox や DiskAid と言ったソフトウェアを利用する事により、USB 経由で SkyBook に独自のデータをインストールする事が可能です。
データフォルダの準備
まずはなにあれ、転送用ソフトウェアを用意しないといけません。Windows ユーザであれば i-FunBox、Mac ユーザであれば DiskAid を使います。
ソフトウェアのインストールが出来たら、さっそく iPhone (iPod touch) 内にデータ用のフォルダを作成します。
【 i-Funbox の場合 】
/Raw File System/Photos/ を開いて「SkyBook」という名前のフォルダを作ります。大文字と小文字の違いに注意してください。
【 DiskAid の場合 】
Photos の中に「SkyBook」という名前のフォルダを作ります。大文字と小文字の違いに注意してください。
「SkyBook」フォルダを作るのは「Photos」フォルダの中です。ご注意ください。>(「上級トピック/SkyBook のカスタマイズ/「SkyBook」のベンダーサイト」)
なお、 "i-FunBox" のダウンロード先は、<フリーソフト "iPhone/iPod touchビューワー i-FunBox" ダウンロードサイト>である。
同サイトのページの中ほどの右側に、<Multilingual Version [日本語]>が用意されているので、これを選ぶのが無難かと思われる。
<ポケット文庫 SkyBook>にある「USB」の「本棚」に、"自前のテキスト文書" が並ぶと、何となく "うれしくなる(?)" 。
それをタップすると、他の "作品" と同様のスタイルで表示され、 "ページめくりアニメーション" から、単語などの "辞書調べ、コピー" まで同様なので、いろいろな活用方法が彷彿として想像される。さらに "うれしくなる(?)" のは無理もないか...... (2010.08.01)
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