同梱付属ソフト"ScanSnap Organizerビューアー/編集"は「傾き補正」作業で効果的! ......

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 <蔵書の "PDF電子書籍" 化作業>でのスキャニングには、何度も書いているように "ScanSnap S1500" を利用している。
 このスキャニング作業にはかなり習熟してきたかと思える。が、そんな状況だからこそ気づいたことがある。
 とにかく、"ScanSnap S1500" の "オートフィーダー(原稿自動送り)" 機能は実にスピーディであり、 "両面スキャン" であっても原稿は "立板に水" のごとくスムーズに流れて短時間で処理される。
 これは歓迎して余りあることであろう。また、このスキャニングの結果も概ね "概ね良好" だと言える。
 が、このスピードだから "止むを得ない" と言えばそうなのだが、ひとつ気になることを自覚し始めた。スキャニング結果の画像ページ中に、まま "回転" や "傾き" のあるページが発生することなのである。
 この点については、以前にも以下のように書いた。

<ただ、スキャニング完了後、一応、そのスキャニング状態を面倒でも一ページ一ページ目視チェックをしておいた方が良さそうだ。と言うのは、時として、ページが "回転" している場合があるからである。 "90度" 左右に、あるいは "180度" も "回転" してしまっているケースが1~2%の割合で生じていたのだ。
 これも、さぁーて、閲覧しようかという段になって発覚したのでは興醒めとなるに違いない。そこで直後にチェックするようにして、 "修正作業" (このための手立ては "ビュアー" に用意されているので心配無用)を済ませておいた方が良さそうだ。>(<蔵書の"PDF電子書籍"化作業!"ScanSnap S1500"&断裁機"PK-513L"コンビで驀進!( 当日誌 2010.08.23 )>

 で、再度、書く理由は、 "回転" のほかに "傾き" の発生で "やや梃子摺った経験" に遭遇したからなのである。
 <"90度" 左右に、あるいは "180度" も "回転" してしまっているケース>も相変わらず発生しているが、これらは一目瞭然であり、また "対処法" も簡単なのでさほど問題ではない。それぞれのエラーに対処できる修正機能を持ったソフトも数多く存在しているからだ。
 それに対して、 "左右への10度未満ほどの傾き" が発生するケースはやや厄介である。先ず、"見逃す" ことになりかねないから。それでいて、何となく "不快感" が残る。
 これに気づいたのは、ページ一杯に広がる "フォトページ" をスキャニングした時であり、 "傾き" によって生じた "白い余白" が出来上がっていたからなのであった。
 さぁて、どうするか......、と一瞬戸惑った。
 そこで、後々気になると思えたから、そのページだけを別途スキャニングをやり直してみた。ところが、結果は変わらない。何度やっても同じことであった。
 どうも、そのページの画像データ自体が、スキャナーの "傾き感知センサー(?)" を "狂わせる" ような関係だったのもしれない。
 となれば、 "傾いて記録されたスキャニング後のページ" の傾きを "補正" してやるしかないことになる。
 ならばということで、"Adobe Photoshop" を援用しようとしたが芳しい結果が得られなかった。で、いよいよ "手詰まり" かと思って、あれやこれやと手探り状態にあった時、"ScanSnap S1500" の同梱付属ソフト "ScanSnap Organizerビューアー" の「編集」ウィンドウに辿り着いたのであった。「灯台下暗し」であった。
 そのウィンドウのツールバーに、まさに "お誂え向き" の「傾き補正」というツールメニューがあったのである。そのツールバーには、このほかに「左90度回転」「180度回転」「右90度回転」などのツールも用意されている。あたかも、"ScanSnap S1500" で遭遇しがちなエラー類への "手当て" という印象がしないでもなかった......。

 この「傾き補正」というツールボタンをクリックすると、 "当該の傾き画像ページ" が作業エリアに据えられ、その上にグリッドの網目が被せられている。傾き状態がよくわかる格好となっているわけだ。
 そして、「傾き補正」と表示された指示操作用のサブ・ウィンドウが添えられていて、そこには画像の左または右を水平から何度傾けたいかが指示できる仕組みとなっている。左右のボタンをクリックすると、"当該の傾き画像ページ" の傾きが変化して、正しく垂直となるまでトライすることになるわけである。
 また、この "補正作業" が完了すると自動的に元のページが "補正" されて "自動保存" されるのも便利である。
 この「傾き補正」ツールは、使い勝手も良く、まさに<WYSIWYG(ウィジウィグ。モニタ上で見たものとアウトプットされるものが一致するという意味)>方式であるため、結構好感が持てるソフトだと印象づけられたものだ。
 高速 "オートフィーダー" 付きスキャナーではどうしても "傾きエラー" というケースが避けられないかもしれない。とすれば、こうした "補正" ツールは有難い存在であるし、不可欠ではなかろうか...... (2010.09.10)













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