ここしばらくこだわっていた "Sony Ericsson XPERIA X10 mini PRO" は、確かに大前提は "Android" 搭載であり、また "SIM フリー" という点であったが、既に書いてきたようにもう一点は、"スライドする<QWERTYキーボードを搭載>" であった。
"タッチ式ソフトキーボード" も便利ではあるが、イマイチ操作し難い。まあ個人差によるのだとは思うが......。
そんな折、「じゃあ、従来のケータイ型のテンキーを復活させるっつうのはどう?」とばかりに登場しつつあるのが、スマホとケータイの "HYBRID" 型である。
<SoftBank AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 007SH>(SHARP製)というのがそれであり、その新発売をめぐる記事が意外と注目を集めている。
<折りたたみケータイそっくりのAndroidスマホ、ソフトバンクモバイルが発売
ソフトバンクモバイルは2011年5月20日、折りたたみ式のボディを採用したAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE THE HYBRID SoftBank 007SH」(写真)を、6月中旬以降に発売すると発表した。
007SHは、形状や操作性を従来の携帯電話(フィーチャーフォン)に近づけたAndroidスマートフォン。ディスプレイ部分を180度回転させることが可能である。一般的な折りたたみ式の携帯電話のように画面を見ながらテンキーで操作したり、ディスプレイを反転させてたたみ、ほかのAndroidスマートフォンと同様にタッチパネルだけで操作したりできる。
また、3.4インチ(854×480ドット)の3D対応ディスプレイや約1610万画素のカメラを搭載。HDMI端子を備え、007SHで撮影した動画像を家庭の液晶テレビなどに映し出せる。
多くのフィーチャーフォンに採用されている緊急地震速報、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信、防水・防塵といった機能も装備する。データ通信機能では、下り最大7.2Mビット/秒のパケット通信、Bluetooth、IEEE802.11b/g/n方式無線LANなどに対応している。OSには、スマートフォン向けで最新版のAndroid 2.3を採用した。
ボディカラーはミスティブルー、ボルドー、ホワイト、ブラックの4色。画面を折りたたんだ際の端末サイズは51.8×113×19.3mm、重さは約140g。 >(<折りたたみケータイそっくりのAndroidスマホ、ソフトバンクモバイルが発売/ITpro/2011/05/20>)
今、夏の商戦向けで各社が "Androidスマホ" 新製品を続々と発表しているその一角の商品である。やはり "SHARP" は、こういうビミョーな "盲点" を衝いてきますか......、とでもいう感触だ。
とかく、この国では、"中庸" と言えば聞こえはいいが、要するに「どっちつかず」が好まる。まして、キー操作というような身体的感覚に根を下ろす動作に絡む製品仕様となると、この辺が妥当なのかなぁ......、という気がしないでもない。
自分の場合、"スライドする<QWERTYキーボードを搭載>" に惹かれるのも、フルキーボードの操作に身体が馴染んでしまっているからなのだろうと思っている。
だから、このスマホとケータイの "HYBRID" 型も悪くはないと思うが、どちらかと言えば "スライドする<QWERTYキーボードを搭載>" した "Androidスマホ" である <SoftBank GALAPAGOS SoftBank 005SH> あたりの方がピッタリ来そうな気がしてはいる。
<QWERTY配列のフルキーボードを搭載。3.8インチの大画面で文章や変換候補などを確認しながら、長文でもスピーディーに両手で入力できます。さらに使いやすさにこだわったキー配置により、スムーズな文字入力をサポートします。またキーボードの開閉もスムーズに行えるよう新しいスライド機構(エアリースライド)を採用しています。>との説明に頷いたりしている...... (2011.05.21)
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