今後の"タブレット"は"iPad"サイズから"小型タブレット"サイズへ!"低価格性"が牽引!

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 "iPad mini" の発売とともに、"Google Nexus 7"、"Kindle Fire(HD)" などによって "小型タブレット" の激烈な販売競争が始まった。
 そこで、なぜ今、10インチ "iPad" サイズから、7インチ "小型タブレット" サイズへの移行が始まっているのか? について、"おさらい" 的な確認をしてみることにした。

 下記引用サイト記事:小型タブレットがタブレット市場を支配するに至る理由 iPadがタブレットの未来となり得ないのはなぜか、サイズと価格の問題を考える/COMPUTERWORLD/2012.07.14 によれば、理由は大きく分けて二つ。
 一つは、"低価格性とそれに伴う諸メリット" であり、もう一つは、 "マルチメディア電子書籍市場に直結する教育市場攻略に有利( Apple 戦略!?)" ということになりそうだ。

 ポイントを抜粋してみると以下のようになる。

■ 小さなタブレットが消費者市場を支配するに至る理由

 ◎ 重要な要素は、低価格!
 ◎ Wi-Fi 活用の小型タブレットの場合、購入者は1度、少額を支払うだけだ。出費はそれだけで済む。
 ◎ 価格が安ければ、その物的価値も下がる=持ち歩くリスクの低いガジェットとなるのだ。盗まれる心配が少ない。なくしたり壊れたりしても、簡単に買い替えられる。
 ◎ 形状が小さいこと(=ポケットにも収まる。)も、タブレットを使う場所や機会が増える要因となる
 ◎ 低価格=機動性向上=形式張らない使用に向いている
 ◎ 小型タブレットはソーシャル・ネットワーキング用のマシンにも最適
 ◎ 使用する場所や状況から見れば、小さなタブレットが断然便利
 ◎ 小型タブレットは、仮想アシスタントやソーシャル・ネットワーキング用としてなど、より個人的な利用に使われるようになる

■ 小型タブレットが教育市場を支配するに至る理由
 ◎ 教育市場、特に幼稚園から高校までの市場では、いつタブレット革命が起きてもおかしくはない/このタブレット革命を押しとどめているのが価格のみ
 ◎ iPadの金額を支払って、学生一人一人に配布するようなことはない
 ◎ iPadのように、皆がほしがり盗難に遭いやすい電子機器を持たせて、子どもたちを校門から送り出すことはしない
 ◎ Appleは、インタラクティブなマルチメディア電子書籍市場の要としての教育出版の市場をねらう――「iBooks Author」!――教育関連資料を作成するあらゆる人を取り込む意図――将来著者になるべき世代に向けて、Appleの手法で出版するという考えをすり込む意図
 ◎ 幼稚園から高校までの世代がiPadを使わない限り、そうしたすり込みは実現しないだろう。そして500ドルのiPadでは無理に違いない
 ◎ Appleが出版業界の未来を支配するには、より小さい、低価格のiPadが重要になる!

 小型タブレットがタブレット市場を支配するに至る理由 iPadがタブレットの未来となり得ないのはなぜか、サイズと価格の問題を考える/COMPUTERWORLD/2012.07.14

 現在使われているタブレットの大半は「iPad」サイズである。なぜなら、現在使われているタブレットの大半がiPadだからだ。だが筆者は、2年も経てば、iPadサイズのタブレットが市場で占める割合はごく少数となるのではないかと思うようになった。今はまだ信じがたいかもしれないが、小さなタブレットが消費者市場を支配するに至る理由を本記事で説明する。

Mike Elgan/Computerworld米国版


 ...... 現在、2つのサイズが主な市場として存在することが明確になっている。iPadのサイズである対角線の長さ10インチ、そしてそれより小さい7インチの市場である。

 この2種類は形状が異なるだけではなく、さまざまな意味で対照的であると考えられる。10インチのものはポータブル(自宅、オフィス、カフェで使える)であり、7インチのものはモバイル(どこにでも持っていける)である。

■ 小さなタブレットが消費者市場を支配するに至る理由

 小型タブレットの使用を主流にまで押し上げるであろう重要な要素は、低価格にある。......

 どれほど安くなるのだろうか。7インチ・タブレットの価格が「落ち着く先」は、今後2年で100~200ドルになるだろうと筆者は考えている。......

 小型タブレットの場合、購入者は1度、少額を支払うだけだ。出費はそれだけで済む。 Wi-Fiはますます、どこにでもある当たり前のものになってきている。......



 普及が促進される真の理由は、安いがためにより多くの人が買える、ということではない。価格が安ければ、その物的価値も下がる。それはユーザーにとって、特に意識せずに、どこででも、いつでもタブレットを使う動機付けとなる。持ち歩くリスクの低いガジェットとなるのだ。盗まれる心配が少ない。なくしたり壊れたりしても、簡単に買い替えられる

 形状が小さいことも、タブレットを使う場所や機会が増える要因となる。さほど目立たないし、ポケットにも収まる

 たとえば、500ドルのiPadは使わないでおくが、200ドルの「Google Nexus 7」なら使っても問題はないと筆者が考えるのは、ビーチ、レストラン、映画館(予告編が始まったらもちろん電源を切る)、ハイキング、あまり治安の良くない地区を歩くとき、ボートの上、といったシチュエーションだ

 使う場所が増えれば使う機会が増え、使う機会が増えれば楽しさが増す。低価格は機能の1つだ。低価格であれば機動性も上がる

 小型タブレットは持ち運びやすさに優れているため、形式張らない使用に向いている。Google Nexus 7は、人々が小型タブレットに惹きつけられるであろう使用方法を示す良い例だ

 新しい「Google Now」、および新たに改善が加えられた「Google Voice Search」はいずれも、「Android」の「Jelly Bean」バージョンの新機能であり、Nexus 7で初めて公開された。これらは小型タブレットにおいてはなくてはならない、仮想アシスタント・アプリである。両方とも動作が速く、正確で、不思議なくらいさまざまなことを見抜く力を持つ。人々は一日中、そして毎日、こうした機能を使いたいと思うことだろう。......

 小型タブレットはソーシャル・ネットワーキング用のマシンにも最適である。...... 7インチのタッチ・タブレットであれば、画面の大きさという点でも、持ち運びやすさという点でも最適である。Nexus 7で使うGoogleの新しい「Google+」アプリは間違いなく、過去最高のネットワーキング・プラットフォームだ。FacebookやTwitterについても同様に、優れたタブレット専用アプリが登場するだろう。


 このように、ユーザー・インターフェイスという観点では、比較的大きなiPadサイズのタブレットのほうが使いやすい。使用する場所や状況から見れば、小さなタブレットが断然便利である。

 また、Webサーフィン、読書、電子メールなどに向いている大きなタブレットと異なり、小型タブレットは、仮想アシスタントやソーシャル・ネットワーキング用としてなど、より個人的な利用に使われるようになるだろう。


■ 小型タブレットが教育市場を支配するに至る理由

 教育市場、特に幼稚園から高校までの市場では、いつタブレット革命が起きてもおかしくはない。教育市場と関係ない人の中で、このタブレット革命を押しとどめているのが価格のみであることを認識している人は少ない。

 十分な資金が提供されていない区域では、iPadの金額を支払って、学生一人一人に配布するようなことはない

 最も資金に恵まれている区域であっても、iPadのように、皆がほしがり盗難に遭いやすい電子機器を持たせて、子どもたちを校門から送り出すことはしないだろう。窃盗の対象になる危険性がある。

 タブレットを教科書の代わりにしようと考えるときに、...... 子どもを危険にさらすようなデバイスを採用することにはならないだろう。

 Appleは出版界の未来、つまりインタラクティブなマルチメディア電子書籍市場を支配しようとしている。その市場を手に入れるために重要なのは、教育出版の市場である。Appleは無料の自社製品である「iBooks Author」によって、教育関連資料を作成するあらゆる人を取り込みたいと考えている。同社は将来著者になるべき世代に向けて、Appleの手法で出版するという考えをすり込みたいのだ。

 しかし、幼稚園から高校までの世代がiPadを使わない限り、そうしたすり込みは実現しないだろう。そして500ドルのiPadでは無理に違いない

 Appleが出版業界の未来を支配するには、より小さい、低価格のiPadが重要になる。それこそが、2012年中にAppleが小型タブレットを発表するだろうという最近のうわさを筆者が信じるゆえんだ。

 現在のiPadのような大きなタブレットは好評を博すだろう。しかしそれは常にハイエンドの少数派としてだ。将来主役になるのはNexus 7のような小型タブレットと、もうすぐやって来るミニiPadである

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 いずれにしても、"タブレット市場" は、種々の理由によって早晩 "小型タブレット" に食われていきそうな気配である ...... (2012.10.28)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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