経験的にも言えることだが、確かに "ワクワク感" とでもいうような気分の際には、ものごとが万事うまく進む。考え事も、連鎖的な回転で展開して行く。
こうしたブログ記事を書く時にも、"ワクワク感" が先行するとキー・タッチがスムーズになったりする......。
ところで、人間に対する大きな誤解のひとつは、"考えること" への "過大評価(?)" ではないかと思うことがある。
"考えること" は不可欠ではあるとしても、それで十分だとは決して言えないからだ。
少なくとも、"考えること" だけはで "セルフコントロール" は全うできない。簡単な話が、寝付きが悪い時に "眠るゾ!" といくら考えたところで何の意味もないことが挙げられる......。
"考える脳" もまた、自分(という身体)の一部分でしか過ぎないということだ。
そう思ってみると、"考える脳" 作用に少なからず影響を及ぼす "要因"( "陰の支配者?!" )が気になるわけだ。その時、目を向けてみてよい点が<人間は「感情」に引きずられる動物である。ワクワク感がプラス思考を生み出す!>ではないかと思う。
下記引用サイト記事:人間は「感情」に引きずられる動物である。ワクワク感がプラス思考を生み出す!/ダイヤモンド社 書籍オンライン/2012.10.26 は、書籍紹介記事であるが、"感情" そして "ワクワク感" が、"考えること" をいかに強力に支援するか、その点について平易に述べられている。
難しい本を読んで "知的思考力" を鍛えるのも良いが、"考える脳" が一体何によって作用を受けているのかを理解しておくのも、苦渋に満ちた時代環境では必須だろうと思えた......。
人間は「感情」に引きずられる動物である。ワクワク感がプラス思考を生み出す!/ダイヤモンド社 書籍オンライン/2012.10.26
人は「その気」になりさえすれば、夢も実現してしまうもの。1970年代から大脳生理学を利用した科学的なメンタルトレーニングの研究を始め、現在ではビジネス、スポーツ、教育など多くの分野に門下生を持ち、メンタル面の指導を行い、それによって多数の成功者を輩出している西田文郎氏。 今回は「その気」を生み出すために必要な「メンタルの影響力」の大切さを解説します。
「その気」を生み出すには「ワクワク感」があればいい!
前回、成功している人は皆、「その気」になっていると申し上げました。しかし、この「その気」をコントロールするのにいちばん必要なのが「ワクワク」する気持ちです。
ワクワクとは、こんなことが実現したらすごい!とても楽しみだ!といった脳がときめいている状態です。
以前と違って、最近はトップアスリートの皆さんのコメントでも「試合を楽しみたい」とか「楽しんで挑戦したい」などと話すのをよく聞くようになりましたが、こうしたコメントが出る状態こそ「その気」になっている状態です。
ビジネスで成功している社長さんたちも、......
こうした人たちが共通して持っているのがワクワクした気持ちです。
人は楽しんだり喜んだりすると、脳が「快」の状態になり、なんでも肯定的に受け取れるプラス思考になります。逆に脳が「不快」の状態になると、否定的なマイナス思考になります。
つまり「肯定的な脳」を持つことが成功へのカギですから、ワクワク感はとても大切です。
脳がプラス思考のときはどんなことも辛くない!?プラス思考の人は、どんなことがあってもへこたれません。これは科学的にも証明されていて、脳が「快」の状態だとアドレナリンやドーパミン、エンドルフィンといった脳を活性化させる神経伝達物質が出て、エネルギーがあふれ出すのです。......
スポーツに置き換えれば非常にわかりやすいのですが、人はプラス思考だと、ここぞ、というときに強いものです。
たとえばサッカーで大事な場面に、ゴールキーパーと1対1のペナルティーキックになってしまったとしましょう。プラス思考で「チャンスだ!ここは絶対に入れる、入る気がする!」と思う人と、「ここで入れないと後がない。外してしまったらどうしよう」と思ってしまう人では成功率が違ってきます。
実は「脳」というのは、自分が思った通りのイメージを実現しようとします。一瞬でも「外してしまったら......」という否定的な思いが浮かんだ瞬間、脳は失敗するイメージにとらわれてしまいます。
スポーツでイメージトレーニングが大切というのはそういった理由からです。しかし単なるイメージだけでは成功できません。成功するのに必要なのはイメージにプラスして「ワクワク」する気持ち、脳が「快」の状態になっていることが大切<なのです。
どんな状態でも、脳を「快」の状態に切り替えていく、そんな方法が私の提唱するブレイントレーニングなのです。
「その気」の法則とは、感情と思考を上手くコントロールすること私が知っている若くして成功している人たちに共通しているのが、人の感情や思考をプラス方向へ導き、上手く「その気」を利用しているということです。無意識にやっている人も多いですし、学んで身につけている人も大勢います。
カリスマ経営者と呼ばれる人たちは、自分も相手もワクワクさせ、知らずしらずのうちに「その気」にさせるのが上手です。夢を語るカリスマ経営者は、自分の言葉で、自分も相手もいつの間にか陶酔させてしまいます。
自分でも他人でも「その気」にさせるには、感情をコントロールしなければなりません。人は、喜びや悲しみ、怒りなど、さまざまな感情を抱いています。
ここで大事なのが、「感情は思考よりも強い」ということです。
「感情的になるな」「感情を抑えろ」というように、感情は理屈抜きでその人を動かしてしまいます。つまり、思考は感情に引きずられます。
スポーツの世界を見てもらえばわかりやすいでしょう。いくら実力があっても、精神面が脆い選手は本番ではなかなかいい結果を出せないことが多いものです。感情の影響を受けやすいので、大舞台に立っても「彼は本番に弱いね」とか「練習では上手くいったのに」といったことが起こります。
自分の思考だけではありません。相手との関係性も「感情」がいちばん強く働きます。......
どんなに優秀でもキライな上司、キライな部下たとえば苦手な上司がいたとします。そんなとき、仕事だと割り切って相手を受け入れよう、歩み寄ろうと、いくら頭で思っても上手くいきません。それは、相手が苦手だという感情が邪魔をしているからです。......
そして脳がマイナス思考になってしまうと、プラス思考のときとは逆に、今度はストレスホルモンをどんどん出してしまい、実力が出せなかったり、身体の不調にもつながるのです。
ですから、それならば、自分の感情をプラスにしたり、苦手だなと思っている相手に対してマイナスの感情をなくせばいいのです。それには、先ほども言ったように、思考がマイナスでも、感情がプラスになれば引きずられて思考もプラスになります。いかに感情をプラスにコントロールするか。これが私共がやっているメンタルトレーニングの基本なのです。
( 人間は「感情」に引きずられる動物である。ワクワク感がプラス思考を生み出す!/ダイヤモンド社 書籍オンライン/2012.10.26 )( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
"考えること" に長けた人々が少なくない現代だと思われるのだが、案外、そうした人たちが "空転(?)" していたりするのは、この "感情" そして "ワクワク感" といった "陰の支配者(?)" を疎んじているからなのかもしれない ...... (2012.10.29)
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