とにかく、"秀逸なアイディア" だと感心させられる。
詳細なスペックは定かではないが、プロモーション・ビデオを観るだけでも、"そうそう、こういうモノが欲しかった!" と得心させられてしまう。
技術を振り回すのではなく、"あったらイイのに! と思うニーズ/デザイア" をしっかりと消化(昇華)した製品コンセプトだと思えた。
しかも、巷に溢れた "タブレット" を活用し、そのために "大量生産" をねらって "低価格化" を図ろうという算段だから、きわめて実直な "生産企画"< でもある。
だが、この "製品" はまだリリースされているわけではない。いわゆる "支援資金募集中" の "製品企画/開発中" なのである。
下記引用サイト記事:「格安な代理ロボ」になるタブレットスタンド/WIRED/2012.12.10 にあるとおり、
<Revolve Robotics社は、支援サイト「Indiegogo」でKubiの大量生産のための資金を募っている。1台を入手できる支援額は200ドルから250ドル>
という開発中の段階なのだそうだ。
タブレット価格を下回る価格でこの "製品" が入手できるとなれば、触手が動くこと必至! ではなかろうか......。
「格安な代理ロボ」になるタブレットスタンド/WIRED/2012.12.10
遠隔操作によって室内を見回すことができるタブレット用スタンド「Kubi」。テレプレゼンス用ロボットより低価格な点が魅力だ。
TEXT BY CHRISTINA BONNINGTON
IMAGE BY REVOLVE ROBOTICS
TRANSLATION BY MINORI YAGURA/GALILEO
ただのスタンドよりスマートで、ロボットよりは格安。なお、「Kubi」という名前は日本語の「首」から取っている
「テレプレゼンス」とは、実際にその場にいられなくてもヴァーチャルに物事をチェックするというコンセプトだ。Revolve Robotics社は、これまで開発されているテレプレゼンス用ロボットより格段に格安な、スマートなタブレット・スタンド<「Kubi」を開発している。
Kubiを使うと、例えばテレビ会議中に室内を見回すことができる。水平方向に最大300度回転させることができ、上下90度まで傾けられる。ばね仕掛けの「アーム」で挟む形式で、ほぼすべてのタブレットを縦向きもしくは横向きで支えることができる。
テレプレゼンス用に可動性を持たせたロボットは通常、非常に価格が高い。例えば、2010年に発売されたAnybots社のロボット「QB」(日本語版記事)は15,000ドルだ。また、Suitable Technologies社のテレプレゼンス・ソリューション「Beam」(日本語版記事)は16,000ドルとなっている。
最も安いテレプレゼンス・ロボットのひとつである「Double」でも、2013年の発売時の予定販売価格は2,500ドルだ。Revolve Robotics社は、支援サイト「Indiegogo」でKubiの大量生産のための資金を募っている。1台を入手できる支援額は200ドルから250ドルだ。
Kubiでは、グリッドベースのウェブ・インターフェースを利用した遠隔操作ができる。タップすることで傾き(グリッドのY軸)や視野角(X軸)を調整できる。
Revolve Robotics社が、制御にネイティヴアプリではなくウェブ・インターフェースを採用することにしたのは、プラットフォームにとらわれない装置にするためだ。
KubiはBluetooth 4.0に対応し、さらに担当チームは、開発者が面白い機能を搭載できるようにAPIの公開を計画している。
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
それにしても、こうした "秀逸なアイディア" に辿り着くには、一体、何がどうあらなけれはならないか......、その点をもっとシリアスに考えるべきだと、そんなことを感じたものである...... (2012.12.11)
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