"悪心" と "好奇心" とは "最悪/最強" のペア(pair)だと言うべきか! あるいは、断ち切りがたい "腐れ縁" ......。
"詐欺行為" を仕掛ける "マルウェア" の少なくない種類は、このペア(pair)によって構成されている。
用心すべきは、躾の悪い飼い犬がはしゃぎ回るように、ほとんど無意識のうちに立ち上がって来る "好奇心" ......。
ただ、幾分とも警戒心を解いてしまうに違いない "Facebook" が舞台となって、また、"好奇心" をくすぐる材料(エサ)としてはピッタリの "YouTube動画" ともなれば、"喰いつく" 確率は高まると推測される。しかも、"なりすまし" での投稿が悪用されたならば "連鎖的被害" は拡大する......。
下記引用サイト記事:フェイスブックで流行する動画詐欺に注意、マカフィーが呼びかけ/日本経済新聞/2013.02.04 は、そうした危険と要注意とについて喚起している。
<利用者がFacebook上で目を引く女性モデルのYouTube動画などに見せかけたリンクを不用意にクリックすると、サイバー犯罪者がインターネット上に開設した個人情報収集用のサーバーに勝手に接続される/ ここで収集されたデータを悪用し、その利用者の投稿として、再度、動画に見せかけたリンクが投稿/ 連鎖的に不正なリンクが広がっていく仕組み> なのだという。
ちなみに、末尾に、当該の "McAfee Blog" も画像にて引用しておいたが、無視し難く立ち上がって来る "好奇心" を、見事に却下できるような聖人君子はどれくらいいるのであろうか......。
【 引用記事 】
フェイスブックで流行する動画詐欺に注意、マカフィーが呼びかけ/日本経済新聞/2013.02.04
マカフィーは2013年1月31日、Facebookを悪用して利用者をだます詐欺行為が広がっているとして、同社のブログに注意を促す文書を出した。
この手法は2012年12月末頃から広まり始めたという。利用者がFacebook上で目を引く女性モデルのYouTube動画などに見せかけたリンクを不用意にクリックすると、サイバー犯罪者がインターネット上に開設した個人情報収集用のサーバーに勝手に接続される。
ここで収集されたデータを悪用し、その利用者の投稿として、再度、動画に見せかけたリンクが投稿される。別の利用者がこれをクリックする形で、連鎖的に不正なリンクが広がっていく仕組みだという。サイバー犯罪者はこの過程でクリックされる「クリック課金」広告で不正に収益を得る。
マカフィーは、こうした動画を見つけた場合は「スパムとして報告」ボタンを押してFacebookに報告することや、動画を指すリンクをクリックする前には特に注意することなどを呼びかけている。エサ動画の具体例や、その裏側で動いているソースコードについては、ブログで詳細に解説している。
(ITpro 清嶋 直樹)
【 参照画像記事 】
"好奇心" は、人間のあらゆる積極的行動のトリガーとなっているのだから、それを一律に抑制することは現実的ではなさそうだ。
とすれば、"好奇心" にエサをぶつけてくるこの種の詐欺行為に、われわれはどう対抗してゆけばいいのだろうか? 被る被害への "恐怖心!" という古くからの対処法も無いではないが...... (2013.02.05)
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