ここまで来ると、"東京電力/政府" に対する批判や非難の姿勢まで萎えてしまいそうになる。
とりあえず、ひと月前に書いたブログの一部をそのまま引用しておきたい。
<もはや、"怠慢!" というよりも、"傲慢!" 並びに "知らんぷりの情報操作!" としか言いようがない醜態/ こんな事実が何故今頃なのか? という疑問は、張本人である東京電力、メディア、そして国民の命と安全に関して責任を担うはずの政府に向けられて然るべきだと思われる。 皆それぞれが、"保身志向" と、驚くべき "低い倫理意識!" とによって、ダラダラと国民の安全を危機に曝し、そして "この国の美しい国土" を汚し続けている......>( こんな事実が何故今頃なのか?東電/福島第一原発:汚染水"事故直後と同程度の高濃度"!( 当誌 2013.07.29 ) )
下記引用サイト記事:汚染水漏えい量は300トン/NHK NEWS WEB/2013.08.20 - 11:30 によれば、次のような驚くべき醜態だという。
<19日、福島第一原子力発電所で、敷地の山側に置かれたタンクから汚染水が漏れた問題で、漏れ出した量がおよそ300トンに上ることが東京電力の調査で分かりました/ 漏れていた水を分析したところ、ストロンチウムなどのベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質が1リットル当たり、8000万ベクレルと高い濃度で含まれている/ 汚染水の一部はすでに周辺の地面にしみこんでいるおそれがある>
「仏の顔も三度まで」ということわざがあるが、"東京電力/政府" による "原発事故対応" の不始末は、そのことわざをまさに踏み躙っている......。
致命的に危険な事態であるだけでなく、これでまた "除染作業" のコスト上乗せが見込まれることになる。
ただでさえ、これまでの "除染作業" の総コストは、何と "5兆円" に上るとの試算さえあると聞く......。結局、国民からの税金で賄われるはずだから、理不尽なことこの上ない話だ!
汚染水漏えい量は300トン/NHK NEWS WEB/2013.08.20 - 11:30
19日、福島第一原子力発電所で、敷地の山側に置かれたタンクから汚染水が漏れた問題で、漏れ出した量がおよそ300トンに上ることが東京電力の調査で分かりました。
漏れた汚染水は高濃度の放射性物質を含んでいて周辺の地面にしみこんでいるおそれがあり、東京電力は付近の土を回収するなどの対応をとることにしています。福島第一原発では19日、4号機の山側のタンクにためられた汚染水が漏れ一部がタンクの周りを囲っているせきの外側まで流出していることが分かりました。
東京電力が同じ場所にある26のタンクを調べたところ、1つのタンクで汚染水の水位が下がっていて、およそ1000トン入っているはずの汚染水がおよそ700トンに減っていたということです。
このため東京電力は、タンクから漏れ出した量はおよそ300トンに上るとみています。
このタンクにためられている汚染水は放射性のセシウムを減らす処理をしたあとの水ですが、漏れていた水を分析したところ、ストロンチウムなどのベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質が1リットル当たり、8000万ベクレルと高い濃度で含まれていることが分かりました。
汚染水の一部はすでに周辺の地面にしみこんでいるおそれがあり、東京電力は付近の土を回収するとともに、周辺の放射線量を測定するなど、汚染水の影響が及んでいる範囲を詳しく調べることにしています。
"原発事故" の後始末が、このように杜撰そのものでありながら、国民からの批判や非難がかわされ、おまけに "原発再稼働" への流れさえ画策されている現状が何とも不思議でならない......。
こうした状況となっている一因としては、国土や国民の安全を親身になって配慮していない "メディア" の報道姿勢が気になってしかたがない...... (2013.08.21)
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