"自殺" は、その原因が過度の "精神的ストレス" にあるとはしても、同時に、"生理的/身体的" な "不具合状態" に目を向け、誘因を探ることは重要なことではないかと常々考える。
"精神的ストレス" が自覚される "心のあり様" 自体が、意外と "生理的/身体的" な不具合が引き金となっている場合が少なくなさそうだからだ。
好ましくない "心のあり様" の例としては、"うつ病/うつ状態" などが即座に挙げられるが、これらにしても、"脳や神経の働き" をも含む "生理的/身体的" なコンディション如何と無縁でないことは、かねてより指摘され続けている。
あらゆる生物の中で、人間だけが自殺をも選ぶ存在であるとしても、だからといって、人間の "精神性" だけをことさら強調することもなさそうに思う。ここは、むしろ、人間も元をただせば "一介の動物" であることに気づくべきなのかもしれない。
下記引用サイト記事 : 野菜や果物食べる人自殺少ない/NHK NEWS WEB/2013.12.11 - 13:20 は、以下のように伝えている。
<野菜や果物などをたくさん食べる人は、あまり食べない人に比べ、自殺する割合がおよそ半分になっているとする研究成果を国立国際医療研究センターなどのグループが発表/ 自殺には、さまざまな要因があるので簡単には言えないが、これらの食品に含まれるうつの予防に効果があるとされる成分[葉酸やビタミンCなど]が影響している可能性もある/ 摂取量が最も多いグループの自殺の割合が、いずれも半分以下> とある。
人間だけが、"精神的に悩める生物!" であるとしても、必ずしも "精神的な力" だけでリスクを回避できるわけではなさそうだ。"精神的な力" を回復/補強させるためにも、"野菜や果物など[葉酸やビタミンCなど]" から応援してもらうその価値は小さくない......。
野菜や果物食べる人自殺少ない/NHK NEWS WEB/2013.12.11 - 13:20
野菜や果物などをたくさん食べる人は、あまり食べない人に比べ、自殺する割合がおよそ半分になっているとする研究成果を国立国際医療研究センターなどのグループが発表しました。
グループでは、「自殺には、さまざまな要因があるので簡単には言えないが、これらの食品に含まれるうつの予防に効果があるとされる成分が影響している可能性もある」と話しています。国立国際医療研究センターなどのグループは、全国の45歳から74歳の男女およそ9万人を8年半追跡し、野菜や果物、海藻、いも、それに豆などを食べる量が多い順から4つのグループに分けて自殺した人の割合を調べました。
その結果、男性では、摂取量が最も多いグループの自殺の割合が、最も少ないグループの0.47倍、女性でも0.46倍といずれも半分以下になっていました。
これらの食品には、葉酸やビタミンCなどうつを予防したり症状を軽くしたりするとされる成分が含まれていて、国立国際医療研究センターの南里明子室長は「自殺には、さまざまな要因があるので簡単には言えないが、葉酸やビタミンCなどが影響した可能性もある」と話しています。
もちろん、"自殺予防" のためにあらゆる対策が講じられるべきかと思われる。"うつ" 対策も、医療面と社会的支援の両面での実施が不可欠となる...... (2013.12.13)
コメントする