"がん治療法開発" にあっては、一方で、とにかく "優れた効き目!" が追及される。まさに "金に糸目をつけない" といった邁進ぶりなのであろう。
しかし、生活者の現実にあっては、もちろん、医療費の負担能力の問題がボトルネックとなり、"現実的な治療法の選択" を決定させているはずであろう。
今回注目する下記引用サイト記事 : がん治療法の選択、専門医86%「薬剤費影響」...学会調査/yomiDr. ヨミドクター/2015.01.29 は、当然と言えば当然のことだと思われる事実(調査結果)を、今さらのように報じている。
<がん専門医の86%が「薬剤にかかる費用が治療法選択に影響している」と考えている>、<公的保険診療で患者1人にかけられる年間医療費の妥当な金額については、「400万円以下」と回答した医師が4割を超え、最も多かった> という調査結果である。
<がん専門医の86%が「薬剤にかかる費用が治療法選択に影響している」と考えている、との調査報告を日本癌(がん)治療学会の研究班がまとめた。 公的保険診療で患者1人にかけられる年間医療費の妥当な金額については、「400万円以下」と回答した医師が4割を超え、最も多かった。 調査は、2013年7月、同学会に所属する診療経験20年以上の専門医にアンケートし、172人から有効回答を得た。 71%の医師が「治療費にかかわらず全ての患者が有効な治療を受けられるべきだと思う」と回答したが、現実には「薬の値段が治療法選びに影響している」と答えた医師は86%に上った。 「公的保険医療で、がん患者の1年間の医療費として、妥当と考える金額はいくらか」という問いに対する回答は、「400万円以下」が41%と最多、「401万~800万円」が39%で、「801万~1200万円」は14%だった。 ......(2015年1月29日 読売新聞)> とある。
がん治療法の選択、専門医86%「薬剤費影響」...学会調査/yomiDr. ヨミドクター/2015.01.29
がん専門医の86%が「薬剤にかかる費用が治療法選択に影響している」と考えている、との調査報告を日本癌(がん)治療学会の研究班がまとめた。
公的保険診療で患者1人にかけられる年間医療費の妥当な金額については、「400万円以下」と回答した医師が4割を超え、最も多かった。
調査は、2013年7月、同学会に所属する診療経験20年以上の専門医にアンケートし、172人から有効回答を得た。
71%の医師が「治療費にかかわらず全ての患者が有効な治療を受けられるべきだと思う」と回答したが、現実には「薬の値段が治療法選びに影響している」と答えた医師は86%に上った。
「公的保険医療で、がん患者の1年間の医療費として、妥当と考える金額はいくらか」という問いに対する回答は、「400万円以下」が41%と最多、「401万~800万円」が39%で、「801万~1200万円」は14%だった。 ......
(2015年1月29日 読売新聞)
多くの比率の国民が、がんを発症する時代にあって、その治療コストが "金に糸目をつけない" といった水準として放置されていいはずはなかろう。
その意味で、上記記事は、当然過ぎる事実であり、国の財政問題もさることながら、多くの "患者個々人側での医療費" のリーズナブルな価格設定が追及されるべきであろう...... (2015.02.02)
コメントする