がんに対する"免疫力を高める新しい治療法" で使う薬剤としてその効果も注目されていた "新しい抗がん治療薬:ニボルマブ" については、つい先日に注目したばかりである。( 下記の関連記事参照 )
◆ 参照 当誌過去の "ニボルマブ" 関連記事
○ "卵巣がん"に、"免疫細胞を支援する"抗がん剤「ニボルマブ」が効果!(京大)/当誌 2014.00.00
今回注目する下記引用サイト記事 : 皮膚がんの新薬、副作用で1人死亡 厚労省が注意指示/朝日新聞/2015.09.16 - 10:06 は、その "新しい抗がん治療薬:ニボルマブ" の "副作用" によって患者1人が死亡、という事態が発生したことについて報じている。
< 厚生労働省は15日、皮膚がんの一種「メラノーマ」の治療薬「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)を投与された患者1人が、全身の筋力が低下する「重症筋無力症」を発症して死亡したとして、製造販売元の小野薬品工業(大阪市)に対し、薬の説明文書を改め、医師らに注意を呼びかけるよう指示した。この薬は、がん細胞の影響で抑えられていた免疫を再び活性化させる新しいタイプで、昨年7月に承認された。 厚労省によると、使用後に6人が重症筋無力症や筋炎を発症し、うち80代の女性が死亡したことが報告された。6人とも薬との因果関係は否定できないという。厚労省は説明文書の「重大な副作用」欄にこれらを追加するよう求めた。> とある。
皮膚がんの新薬、副作用で1人死亡 厚労省が注意指示/朝日新聞/2015.09.16 - 10:06
厚生労働省は15日、皮膚がんの一種「メラノーマ」の治療薬「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)を投与された患者1人が、全身の筋力が低下する「重症筋無力症」を発症して死亡したとして、製造販売元の小野薬品工業(大阪市)に対し、薬の説明文書を改め、医師らに注意を呼びかけるよう指示した。この薬は、がん細胞の影響で抑えられていた免疫を再び活性化させる新しいタイプで、昨年7月に承認された。
厚労省によると、使用後に6人が重症筋無力症や筋炎を発症し、うち80代の女性が死亡したことが報告された。6人とも薬との因果関係は否定できないという。厚労省は説明文書の「重大な副作用」欄にこれらを追加するよう求めた。
言うまでもなく当該の薬剤を承認したのは厚労省だ。 その厚労省が、<説明文書の「重大な副作用」欄にこれらを追加するよう求めた> とあるのだが、そもそも "薬剤の承認" とは、こうした水準(?)のものなのであろうか...... (2015.09.17)
コメントする