国境を越えて広がる"耐性菌"! 厚労省が対策強化へ! 国際連携や監視拡大!

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 ここに来て、"耐性菌(多剤耐性菌)" の問題が世界的に危惧されるようになった。 昨日も、ワースト・ケースとしか言うほかない "「スーパー耐性菌(superbug)」" に注目したばかりだ。

 ◆ 参照 当誌過去の "耐性菌" 関連記事

  <既存の全ての抗生物質に耐性をもつ細菌感染が、米国内で初めて確認された。この数年、どの抗生物質も効かない「スーパー耐性菌(superbug)」がいずれ出現すると警告されてきたが、今回のペンシルベニア州の49歳女性の例は、その日が近いことを示唆するものである。  「緊急に対処しなければ、抗生物質の限界が来る」と、米国疾病管理予防センター(CDC)のTom Frieden氏は、米ワシントンD.C.で開催されたナショナルプレスクラブのイベントで述べている。今回の患者は命を取りとめたが、耐性が他の細菌にも拡大する恐れがあるという......> ( 「スーパー耐性菌」(全ての抗生物質に"耐性"を持つ!) 米国内で初の感染例を確認!/当誌 2016.06.12


 今回注目する下記引用サイト記事広がる耐性菌、厚労省が対策強化へ 国際連携や監視拡大/朝日新聞/2016.06.10 - 15:17 は、  <世界的に抗菌薬(抗生物質)が効かない耐性菌が増えている問題で、厚生労働省が対策を強化する。日本で報告例がない耐性菌もすぐに探知できるよう国際連携し、患者の治療に生かす。院内感染を防ぐ国の枠組みへ病院の参加も促す。10日の感染症部会で専門家会議の設置を決め、監視体制や抗菌薬の適正使用を議論する> と報じている。

 <......耐性菌は、抗菌薬使い過ぎや、菌がまだ体に残っているのに薬の服用をやめるなど不適切な使用が原因。感染をくり返し、ほかの薬が使われると、複数の薬が効かない多剤耐性菌になり、治療が難しくなる。耐性菌による死者は2013年は世界で少なくとも70万人とされ、国境を越える人の往来が急増する中、50年には1千万人に上るとする推計もある。5月の伊勢志摩サミットの首脳宣言でも重要課題に位置づけられた。  ログイン前の続きそこで厚労省は、世界保健機関(WHO)による耐性菌監視の枠組みに参加する。日本になかった耐性菌に感染した患者が出た場合、国際的なデータベースをもとに海外での治療法を参考にするほか、医薬品を緊急輸入するなどして耐性菌の急激な増加を防ぐ。  院内感染を防ぐための国の監視体制「JANIS」の対象病院も広げる。1月現在で、主に微生物検査室を持つ1859病院が参加するが、全病院の2割ほど。検査を外注する病院のデータも幅広く生かすため、検査室がない病院も診療報酬の加算などで参加を促す仕組みを検討する。  感染症法で報告義務がある耐性菌は7種類だが、JANISでは、日本で未確認でも海外情報で緊急性が高い耐性菌も報告対象に加える方針。  また、医療系の学会ごとに決められている抗菌薬の使用指針も共通化し、処方された抗菌薬は飲み切るなど患者向けの適正使用の啓発もする。(福宮智代)> とある。

 広がる耐性菌、厚労省が対策強化へ 国際連携や監視拡大/朝日新聞/2016.06.10 - 15:17

 世界的に抗菌薬(抗生物質)が効かない耐性菌が増えている問題で、厚生労働省が対策を強化する。日本で報告例がない耐性菌もすぐに探知できるよう国際連携し、患者の治療に生かす。院内感染を防ぐ国の枠組みへ病院の参加も促す。10日の感染症部会で専門家会議の設置を決め、監視体制や抗菌薬の適正使用を議論する。

 耐性菌は、抗菌薬使い過ぎや、菌がまだ体に残っているのに薬の服用をやめるなど不適切な使用が原因。感染をくり返し、ほかの薬が使われると、複数の薬が効かない多剤耐性菌になり、治療が難しくなる。耐性菌による死者は2013年は世界で少なくとも70万人とされ、国境を越える人の往来が急増する中、50年には1千万人に上るとする推計もある。5月の伊勢志摩サミットの首脳宣言でも重要課題に位置づけられた。

 ログイン前の続きそこで厚労省は、世界保健機関(WHO)による耐性菌監視の枠組みに参加する。日本になかった耐性菌に感染した患者が出た場合、国際的なデータベースをもとに海外での治療法を参考にするほか、医薬品を緊急輸入するなどして耐性菌の急激な増加を防ぐ。

 院内感染を防ぐための国の監視体制「JANIS」の対象病院も広げる。1月現在で、主に微生物検査室を持つ1859病院が参加するが、全病院の2割ほど。検査を外注する病院のデータも幅広く生かすため、検査室がない病院も診療報酬の加算などで参加を促す仕組みを検討する。

 感染症法で報告義務がある耐性菌は7種類だが、JANISでは、日本で未確認でも海外情報で緊急性が高い耐性菌も報告対象に加える方針。

 また、医療系の学会ごとに決められている抗菌薬の使用指針も共通化し、処方された抗菌薬は飲み切るなど患者向けの適正使用の啓発もする。(福宮智代)


 国内的には、"抗菌薬の適正使用" の徹底、"院内感染" の予防対策などが緊急課題であろうし、国際的には "耐性菌関連の情報共有、監視体制" をはじめとする "国際的連携" が強く求められている...... (2016.06.13)













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