"喫煙" のみならず、周囲の人々にとってもリスクが懸念されてきた "受動喫煙" の害については、もはや、国際的にも批判的視点が定まりつつある。 そうした現状で、"国立がん研究センター" と "日本たばこ産業(JT)" とが、各々の立場からの批判・反論の応酬を繰り広げているという。
今回注目する下記引用サイト記事 : 受動喫煙の害を再度強調 JTにがんセンター反論/47NEWS - 医療新世紀/2016.10.18 は、 <国立がん研究センターは、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙による肺がんのリスクは「確実」であることを改めて強調する見解を9月下旬に発表> と報じている。
<......がんセンターは8月、それまで「ほぼ確実」としてきた受動喫煙による肺がんのリスクを、新たな研究解析に基づいて「確実」に格上げするとの判断を公表。それに対し日本たばこ産業(JT)が批判的なコメントを発表していたが、今回JTに反論する形で、その判断の妥当性を説明した。 がんセンターの8月の発表は、国内で受動喫煙と肺がんの関連について調べた1984~2013年公表の9論文を合わせて解析した結果から、受動喫煙で肺がんになるリスクは、受動喫煙がない場合の約1・3倍になるという内容。リスクを確実に上げることが「科学的根拠をもって示された」と結論付けた。 これに対しJTは「本研究結果だけをもって、受動喫煙と肺がんの関係が確実になったと結論づけることは困難」とのコメントを発表。解析手法の問題も指摘していた。 今回の見解でがんセンターは「国際的なガイドラインに基づいて解析しており、3通りの解析でほぼ一致した結果が得られている」「(研究手法は)医学研究の中で最も信頼度が高いものの一つ」などとJTの指摘に一つ一つ反論。 既に国際的なたばこ企業が受動喫煙の健康被害を認めたり、屋内の公共の場での喫煙規制を支持したりしている事例を挙げた上で、日本でも公共の場、職場での喫煙を法律で規制するなどの受動喫煙防止策が必要だと訴えている> とある。
受動喫煙の害を再度強調 JTにがんセンター反論/47 NEWS - 医療新世紀/2016.10.18
国立がん研究センターは、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙による肺がんのリスクは「確実」であることを改めて強調する見解を9月下旬に発表した。
がんセンターは8月、それまで「ほぼ確実」としてきた受動喫煙による肺がんのリスクを、新たな研究解析に基づいて「確実」に格上げするとの判断を公表。それに対し日本たばこ産業(JT)が批判的なコメントを発表していたが、今回JTに反論する形で、その判断の妥当性を説明した。
がんセンターの8月の発表は、国内で受動喫煙と肺がんの関連について調べた1984~2013年公表の9論文を合わせて解析した結果から、受動喫煙で肺がんになるリスクは、受動喫煙がない場合の約1・3倍になるという内容。リスクを確実に上げることが「科学的根拠をもって示された」と結論付けた。
これに対しJTは「本研究結果だけをもって、受動喫煙と肺がんの関係が確実になったと結論づけることは困難」とのコメントを発表。解析手法の問題も指摘していた。
今回の見解でがんセンターは「国際的なガイドラインに基づいて解析しており、3通りの解析でほぼ一致した結果が得られている」「(研究手法は)医学研究の中で最も信頼度が高いものの一つ」などとJTの指摘に一つ一つ反論。
既に国際的なたばこ企業が受動喫煙の健康被害を認めたり、屋内の公共の場での喫煙規制を支持したりしている事例を挙げた上で、日本でも公共の場、職場での喫煙を法律で規制するなどの受動喫煙防止策が必要だと訴えている。
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
「たばこ」の問題は、かねてより指摘されてきたように "国の税収入の財源" という歴然とした "根" を持っている。 それだけに、国民の健康問題や、それに加えて、医療財政問題を統括する "政府" にこそ、"しっかりとした姿勢" で臨むことが求められている! のではなかろうか...... (2016.10.26)
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