「幻肢痛」という、通常、想像しにくい "脳神経現象" で苦しめられている方たちがいるのをご存じであろうか。 <事故などで手足を失った人が、ないはずの体の一部に痛みを感じる> というものなのだ。
今回注目する下記引用サイト記事 : ロボット義手で「幻肢痛」和らぐ 大阪大など開発に成功/共同通信/2016.10.27 - 19:16 は、 <事故などで手足を失った人が、ないはずの体の一部に痛みを感じる「幻肢痛」を、念じることで動くロボット義手を使って和らげることに成功したと、大阪大などのチームが27日付の英科学誌に発表した> と報じている。
<......幻肢痛は、手足を切断したり、神経が損傷して動かなくなったりした人の多くが経験する痛みで、激痛を伴うこともある。柳沢琢史・大阪大講師(脳神経外科)は「新たな治療法につながる成果だ」としている。
チームは、手を握ったり開いたりする動きを念じた際に出る脳の信号を検知して実際に動く義手を作製。これを動かす訓練をすることで患者10人の痛みがどう変化するか調べた> とある。
ロボット義手で「幻肢痛」和らぐ 大阪大など開発に成功/共同通信/2016.10.27 - 19:16
事故などで手足を失った人が、ないはずの体の一部に痛みを感じる「幻肢痛」を、念じることで動くロボット義手を使って和らげることに成功したと、大阪大などのチームが27日付の英科学誌に発表した。
幻肢痛は、手足を切断したり、神経が損傷して動かなくなったりした人の多くが経験する痛みで、激痛を伴うこともある。柳沢琢史・大阪大講師(脳神経外科)は「新たな治療法につながる成果だ」としている。
チームは、手を握ったり開いたりする動きを念じた際に出る脳の信号を検知して実際に動く義手を作製。これを動かす訓練をすることで患者10人の痛みがどう変化するか調べた。
「幻肢痛」の "起点" が、脳内に残存する "失われた手足についての記憶された(?)神経反応群" にありそうなことは、十分考え及ぶところだ。 ただ、"その部分" を "デリート" するなどの "操作的介入" が、甚だ困難であるがゆえに、上記記事で紹介されたような "ロボット義手" のような介在ツールが考案されたのだと理解できる。 考え抜かれたこのアプローチでの今後の成果が期待される...... (2016.10.30)
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