寒い季節の到来で、"入浴" は至福のひと時であるとともに、高齢者にとっては、"リスクと背中合わせ" のイベントにもなりかねない......。
今回注目する下記引用サイト記事 : 寒い日の入浴に注意 脱衣所暖め長湯避けて/大分合同新聞/2016.11.18 は、 < 寒い季節を迎え、入浴中に突然死するケースが増え始めている。県内では昨年、入浴中に173人が亡くなり、冬場に集中していた。急激な温度変化で血圧が大きく変動し、心筋梗塞を引き起こすなど、高齢者が「ヒートショック」で死亡したとみられる事故も多いという。県や県警は「これから寒さが本格化する。十分に注意して」と呼び掛けている> と報じている。
< ......県警の調べでは昨年の入浴中の死者は、2月と3月が最も多く、それぞれ27人。1月の26人、12月の20人と続いた。年齢別では80代以上は90人、70代は53人、60代は20人だった。 死因は心筋梗塞や狭心症など、心臓や心臓周辺の血管に異常がみられる虚血性心疾患が72人。水死が70人、くも膜下出血など脳疾患が3人。水死は入浴時に何らかの症状を引き起こし、気を失っていたと考えられるケースも多いという。 今年は10月末までに138人が亡くなっており、1月には34人、2月には32人が死亡した。県警捜査1課は「急激に冷え込んだ日に起こることが多い」と指摘する。 県によると、全国では年間1万4千人が入浴中に亡くなっていると推測され、原因の多くはヒートショックの可能性がある。急にお湯に漬かると血管が広がるため血圧は下がり、逆に、低温になると熱を奪われまいと血管が縮んで血圧は上がるという。「特に高齢者は体温や血圧を維持する生理機能が低下しているため、注意が必要」と県健康づくり支援課。 風呂場での急死防止策として ▽ 脱衣所や浴室内を事前に暖める ▽ 掛け湯をしてゆっくり漬かる ▽ ぬるめの湯に入り、長湯を避ける ▽ 食事直後や飲酒後の入浴を避ける ― ことなどを挙げる。 医師でもある藤内修二課長は「浴室だけでなく、居間と温度差の大きいトイレなどでもヒートショックが起こる可能性はある。自宅内の温度差をなるべく小さくするよう心掛けてほしい」と話している> とある。
寒い日の入浴に注意 脱衣所暖め長湯避けて/大分合同新聞/2016.11.18
寒い季節を迎え、入浴中に突然死するケースが増え始めている。県内では昨年、入浴中に173人が亡くなり、冬場に集中していた。急激な温度変化で血圧が大きく変動し、心筋梗塞を引き起こすなど、高齢者が「ヒートショック」で死亡したとみられる事故も多いという。県や県警は「これから寒さが本格化する。十分に注意して」と呼び掛けている。
県警の調べでは昨年の入浴中の死者は、2月と3月が最も多く、それぞれ27人。1月の26人、12月の20人と続いた。年齢別では80代以上は90人、70代は53人、60代は20人だった。
死因は心筋梗塞や狭心症など、心臓や心臓周辺の血管に異常がみられる虚血性心疾患が72人。水死が70人、くも膜下出血など脳疾患が3人。水死は入浴時に何らかの症状を引き起こし、気を失っていたと考えられるケースも多いという。
今年は10月末までに138人が亡くなっており、1月には34人、2月には32人が死亡した。県警捜査1課は「急激に冷え込んだ日に起こることが多い」と指摘する。県によると、全国では年間1万4千人が入浴中に亡くなっていると推測され、原因の多くはヒートショックの可能性がある。急にお湯に漬かると血管が広がるため血圧は下がり、逆に、低温になると熱を奪われまいと血管が縮んで血圧は上がるという。「特に高齢者は体温や血圧を維持する生理機能が低下しているため、注意が必要」と県健康づくり支援課。
風呂場での急死防止策として ▽ 脱衣所や浴室内を事前に暖める ▽ 掛け湯をしてゆっくり漬かる ▽ ぬるめの湯に入り、長湯を避ける ▽ 食事直後や飲酒後の入浴を避ける ― ことなどを挙げる。
医師でもある藤内修二課長は「浴室だけでなく、居間と温度差の大きいトイレなどでもヒートショックが起こる可能性はある。自宅内の温度差をなるべく小さくするよう心掛けてほしい」と話している。
急速な "高齢化" に加えて、昨今の気象状況は、何かにつけて "これまでに無い異変続き!" だ。 そんな状況だけに、今冬の寒冷化の程度も決して予断が許せないはずだ。 先ずは、上記記事のように、わずかな注意力を喚起するだけで防げるリスクに、賢く対処したいもの...... (2016.11.20)
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