"周辺的情報"(?) ばかりが喧伝されてきたかにも思われる "がんの新しい免疫治療薬「オプジーボ」" である。 だが、漸く、"実質的情報" が伝わって来たかの観がある。
◆ 参照 当誌過去の "オプジーボ" 関連記事
(1) "頭頸部がん"の治療薬として、"オプジーボ"(小野薬)の適用拡大が承認、米国で!/当誌 2016.11.16
(2) "血液がん"にも"オプジーボ"適用拡大!既に、悪性黒色腫/非小細胞肺がん/腎細胞がん!/当誌 2016.11.13
今回注目する下記引用サイト記事 : オプジーボで効果ある患者、特定の免疫細胞が増加...治療効果予測に応用期待/yomiDr. ヨミドクター/2016.11.17 は、 <がんの新しい免疫治療薬「オプジーボ」が効く皮膚がんの患者は、「9型ヘルパーT(Th9)細胞」と呼ばれる血液中の免疫細胞が増え、がんへの攻撃力を高めることがわかったと、京都大の大塚篤司助教(皮膚科学)らのチームが発表した。 将来的には、血液検査で、治療効果を予測できる可能性があるという。国際科学誌に論文が掲載された> と報じている。
<......大塚助教によると、オプジーボは皮膚がんの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)の患者で、約3割には治療効果があり、約7割には効果がないとされるが、その違いが生じる仕組みがわかっていなかった。国内で、メラノーマは年間で10万人当たり1~2人が発症するとされる。チームは、メラノーマの患者46人にオプジーボを投与し、それぞれの血液を調査。その結果、腫瘍縮小などの治療効果のあった18人は、Th9細胞の数が治療前の約3倍に増加した。一方、効果のなかった28人では変化はなかった。Th9細胞自体は、がんを攻撃しないが、この細胞から分泌されるたんぱく質が、がんを攻撃する免疫細胞を活性化させるという> とある。
オプジーボで効果ある患者、特定の免疫細胞が増加...治療効果予測に応用期待/yomiDr. ヨミドクター/2016.11.17
がんの新しい免疫治療薬「オプジーボ」が効く皮膚がんの患者は、「9型ヘルパーT(Th9)細胞」と呼ばれる血液中の免疫細胞が増え、がんへの攻撃力を高めることがわかったと、京都大の大塚篤司助教(皮膚科学)らのチームが発表した。
将来的には、血液検査で、治療効果を予測できる可能性があるという。国際科学誌に論文が掲載された。
大塚助教によると、オプジーボは皮膚がんの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)の患者で、約3割には治療効果があり、約7割には効果がないとされるが、その違いが生じる仕組みがわかっていなかった。国内で、メラノーマは年間で10万人当たり1~2人が発症するとされる。チームは、メラノーマの患者46人にオプジーボを投与し、それぞれの血液を調査。その結果、腫瘍縮小などの治療効果のあった18人は、Th9細胞の数が治療前の約3倍に増加した。一方、効果のなかった28人では変化はなかった。Th9細胞自体は、がんを攻撃しないが、この細胞から分泌されるたんぱく質が、がんを攻撃する免疫細胞を活性化させるという。
<がんの新しい免疫治療薬「オプジーボ」が効く皮膚がんの患者は、「9型ヘルパーT(Th9)細胞」と呼ばれる血液中の免疫細胞が増え、がんへの攻撃力を高めることがわかった> とあり、"一見、地味な事実" のようであるが、こうした事実こそが次のステップへの跳躍台となり得る...... (2016.11.19)
コメントする