今回注目する下記引用サイト記事 : 遺伝子融合で白血病悪性に 小児患者の新治療に期待/日本経済新聞/2017.07.04 - 0:00 は、 <子どもの白血病の一部で、2つの遺伝子がくっついた異常な「融合遺伝子」ができるために治療が難しくなっていることを、東京大の滝田順子准教授(小児腫瘍学)らが突き止め、米科学誌ネイチャージェネティクスに3日発表した。新しい治療法を開発する手掛かりになると期待される> と報じている。
<......この病気は「小児T細胞性急性リンパ性白血病」。日本では推定で年間100人ほどの子どもが発症する。患者181人の遺伝子を調べると、約4%に当たる7人で「SPI1」という遺伝子が別の遺伝子と融合。この異常により、血液をつくる細胞ががん化して大量に増殖していた。 7人のうち6人は、抗がん剤で治療してもすぐに再発し、診断から3年以内に死亡。融合遺伝子がない患者が8割近く生存しているのとは対照的に、治療が非常に困難だった。 滝田准教授らは、融合遺伝子のある患者にはより強い抗がん剤治療をしたり、融合遺伝子によってできるがん細胞の増殖を抑えるような新薬の開発を進めたりすれば、救える患者を増やせるとみている。〔共同〕> とある。
遺伝子融合で白血病悪性に 小児患者の新治療に期待/日本経済新聞/2017.07.04 - 0:00
子どもの白血病の一部で、2つの遺伝子がくっついた異常な「融合遺伝子」ができるために治療が難しくなっていることを、東京大の滝田順子准教授(小児腫瘍学)らが突き止め、米科学誌ネイチャージェネティクスに3日発表した。新しい治療法を開発する手掛かりになると期待される。
この病気は「小児T細胞性急性リンパ性白血病」。日本では推定で年間100人ほどの子どもが発症する。患者181人の遺伝子を調べると、約4%に当たる7人で「SPI1」という遺伝子が別の遺伝子と融合。この異常により、血液をつくる細胞ががん化して大量に増殖していた。
7人のうち6人は、抗がん剤で治療してもすぐに再発し、診断から3年以内に死亡。融合遺伝子がない患者が8割近く生存しているのとは対照的に、治療が非常に困難だった。
滝田准教授らは、融合遺伝子のある患者にはより強い抗がん剤治療をしたり、融合遺伝子によってできるがん細胞の増殖を抑えるような新薬の開発を進めたりすれば、救える患者を増やせるとみている。
〔共同〕
"悪化原因のひとつとしての融合遺伝子" という現象の発見が、では、どのような治療方法の開発を生み出すのか、それは今後の展開を待つことになる...... (2017.07.05)
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