"万能細胞、どう使いこなすか"を考え、実用化競う時代!ES/iPS、再生医療で治験続々!

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 医療現場では、幹細胞/万能細胞は、「使えるか」の期待水準を超えて、早くも、再生医療や創薬などで「どう使いこなすか」で競う時代! となっているのだという。

 今回注目する下記引用サイト記事万能細胞 実用化競う ES・iPS、再生医療で治験続々/日本経済新聞/2017.08.14 - 00:45 は、  <再生医療や創薬で革新を起こそうと、体の様々な組織になる幹細胞の活用に世界が大きく動き出した幹細胞の中でも万能細胞と呼ばれるiPS細胞を京都大学の山中伸弥教授が開発してから10年余り。医療現場は「使えるか」という期待を超え、「どう使いこなすか」を考える時代に入った。遺伝子を自在に改変する「ゲノム編集」などバイオ技術の急速な進歩も追い風になっている。  「細胞がしっかり定着し、異常もない」。6月中旬、米ボストンで開かれた国際幹細胞学会。イスラエル・ヘブライ大学のベンジャミン・ルビノフ教授の表情は自信に満ちあふれていた> と報じている。

 <......胚性幹細胞(ES細胞)から作った網膜の細胞を「加齢黄斑変性」という目の病気の患者に移植する臨床試験(治験)に取り組む。  再生医療の先駆けとしてES細胞を使う治験は、既に米国や英国、韓国など世界各国で始まっている。米国はiPS細胞でも米国立眼科研究所のカピル・バーティ主任研究員らが2018年夏をめどに治験を始める。  日本では14年、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーらが患者のiPS細胞から作った網膜の細胞を目に移植する世界初の臨床研究を実施した。日本で再生医療への応用といえば、世界とは逆にiPS細胞が先行する。  ES細胞iPS細胞幹細胞の中でも万能細胞と呼ばれ、体のほとんど全ての細胞に育つ。  同じ万能細胞でも、受精卵から生み出すES細胞は生命倫理上の問題があると日本では受け止められた。そこに皮膚や血液の細胞からでも作れるiPS細胞が日本で誕生した。政府はiPS細胞に支援を集中し、ES細胞の研究は停滞した。  この間にも海外では、不妊治療でいらなくなった受精卵ES細胞研究に生かし、データを着実に積み上げた。世界は「再生医療に使うなら、ES細胞とiPS細胞に大差はない」(英ケンブリッジ大学のルドビック・バリエ教授)との考えが大半だ。万能細胞をいかに使いこなすかに研究の焦点が移っている。  ES細胞iPS細胞かという二者択一の議論よりは、「再生医療に使うにはどうすべきか」という発想が行き渡る。患者への応用はまだ先だが、将来を見すえた考えができるのは、再生医療研究が最新のバイオ技術と次々に結びついているからだ。  米ハーバード大学のジョージ・チャーチ教授は「この2年間、(再生医療に相当する)細胞治療に、遺伝子操作を応用する研究の増加はすさまじい」と話す。  期待がかかる技術の一つがゲノム編集だ。   ―― 以下略 ――> とある。

 万能細胞 実用化競う ES・iPS、再生医療で治験続々/日本経済新聞/2017.08.14 - 00:45

 再生医療や創薬で革新を起こそうと、体の様々な組織になる幹細胞の活用に世界が大きく動き出した幹細胞の中でも万能細胞と呼ばれるiPS細胞を京都大学の山中伸弥教授が開発してから10年余り。医療現場は「使えるか」という期待を超え、「どう使いこなすか」を考える時代に入った。遺伝子を自在に改変する「ゲノム編集」などバイオ技術の急速な進歩も追い風になっている。

 「細胞がしっかり定着し、異常もない」。6月中旬、米ボストンで開かれた国際幹細胞学会。イスラエル・ヘブライ大学のベンジャミン・ルビノフ教授の表情は自信に満ちあふれていた。

 胚性幹細胞(ES細胞)から作った網膜の細胞を「加齢黄斑変性」という目の病気の患者に移植する臨床試験(治験)に取り組む。

 再生医療の先駆けとしてES細胞を使う治験は、既に米国や英国、韓国など世界各国で始まっている。米国はiPS細胞でも米国立眼科研究所のカピル・バーティ主任研究員らが2018年夏をめどに治験を始める。

 日本では14年、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーらが患者のiPS細胞から作った網膜の細胞を目に移植する世界初の臨床研究を実施した。日本で再生医療への応用といえば、世界とは逆にiPS細胞が先行する。

 ES細胞iPS細胞幹細胞の中でも万能細胞と呼ばれ、体のほとんど全ての細胞に育つ。

 同じ万能細胞でも、受精卵から生み出すES細胞は生命倫理上の問題があると日本では受け止められた。そこに皮膚や血液の細胞からでも作れるiPS細胞が日本で誕生した。政府はiPS細胞に支援を集中し、ES細胞の研究は停滞した。

 この間にも海外では、不妊治療でいらなくなった受精卵ES細胞研究に生かし、データを着実に積み上げた。世界は「再生医療に使うなら、ES細胞とiPS細胞に大差はない」(英ケンブリッジ大学のルドビック・バリエ教授)との考えが大半だ。万能細胞をいかに使いこなすかに研究の焦点が移っている

 ES細胞iPS細胞かという二者択一の議論よりは、「再生医療に使うにはどうすべきか」という発想が行き渡る。患者への応用はまだ先だが、将来を見すえた考えができるのは、再生医療研究が最新のバイオ技術と次々に結びついているからだ。

 米ハーバード大学のジョージ・チャーチ教授は「この2年間、(再生医療に相当する)細胞治療に、遺伝子操作を応用する研究の増加はすさまじい」と話す。

 期待がかかる技術の一つがゲノム編集だ。   ―― 以下略 ――

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 いつの間にか、<世界は「再生医療に使うなら、ES細胞とiPS細胞に大差はない」......との考えが大半だ。万能細胞をいかに使いこなすかに研究の焦点が移っている> という進展動向の速さ!に、ただただ目を見張らざるを得ない...... (2017.08.15)













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このページは、yasuo hiroseが2017年8月15日 00:01に書いたブログ記事です。

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