"iPS細胞" 技術の研究は、 "再生医療" や "創薬" の研究分野で急速な展開を見せている。 さらに、"生殖" の分野にも新たな動向が生み出されつつある。
◆ 参照 当誌過去の "iPS 精子" 関連記事
(1) <絶滅危惧種に指定されている国の天然記念物アマミトゲネズミの細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、精子や卵子に成長させることに成功したと、宮崎大などのチームが12日、米科学誌電子版に発表した......> ( "絶滅危惧種"(天然記念物アマミトゲネズミ)の精子卵子作製!iPSから、奄美のネズミ!/当誌 2017.05.15 )
(2) <精子と卵子のもとになる「始原生殖細胞」とみられる細胞を、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から高い効率で作製する手法の開発に成功したと、京都大の斎藤通紀教授のチームが......> ( 精子卵子のもと"始原生殖細胞"を、人のiPS細胞から高効率で作製の手法開発成功!京大/当誌 2015.07.19 )
今回注目する下記引用サイト記事 : iPSで無精子症マウスから子 京大、不妊治療に期待/共同通信/2017.08.18 - 02:00 は、 <性染色体の異常で起きる「無精子症」のマウスの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から精子を作り、通常の卵子と体外受精させて、異常のない子を誕生させることに成功したと、京都大の斎藤通紀教授(細胞生物学)らの国際チームが17日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した> と報じている。
<......無精子症であっても、iPS細胞にするとなぜ精子ができるようになるのかのメカニズムは不明。斎藤教授は「iPS細胞の作製過程で異常な染色体が欠落するのではないか。染色体や遺伝子異常が原因の不妊の治療法開発につながる可能性がある」としている> とある。
iPSで無精子症マウスから子 京大、不妊治療に期待/共同通信/2017.08.18 - 02:00
性染色体の異常で起きる「無精子症」のマウスの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から精子を作り、通常の卵子と体外受精させて、異常のない子を誕生させることに成功したと、京都大の斎藤通紀教授(細胞生物学)らの国際チームが17日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。
無精子症であっても、iPS細胞にするとなぜ精子ができるようになるのかのメカニズムは不明。斎藤教授は「iPS細胞の作製過程で異常な染色体が欠落するのではないか。染色体や遺伝子異常が原因の不妊の治療法開発につながる可能性がある」としている。
やはり、<染色体や遺伝子異常が原因の不妊の治療法開発につながる可能性> というのが、当該患者さんたちにとっては "替え難い朗報!" のはずだ...... (2017.08.19)
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