"関節リウマチ" は、激しい痛みが伴うばかりか、進行させると "関節の破壊、人工関節手術" に至るリスクがある。 それに対して、近年では "関節を破壊から防ぐ抗リウマチ薬と生物学的製剤" で治療が可能。 ただし、"生物学的製剤" は非常に高額で、治療期間も長期にわたることもあり、先ずは、"関節リウマチ" であるのかどうかの "診断" が欠かせないとされている。
◆ 参照 当誌過去の "関節リウマチ" 関連記事
(1) <......リウマチの原因は不明だが、本来は外敵から自分の体を守るはずの免疫細胞が、関節で骨と軟骨を包む「滑膜」に集まって攻撃し、炎症を起こす。これが続くと滑膜が増殖、次第に骨や軟骨が破壊され、激しい痛みやはれが出る。進行すると関節が変形し、人工関節が必要な場合もある。 痛みなどの症状だけを抑える非ステロイド系抗炎症薬や副腎皮質ステロイドもあるが、関節を破壊から防ぐのが抗リウマチ薬と生物学的製剤だ。......> ( 関節リウマチ治療薬のバイオ後続品、開発中止!開発や製造費がかさむ困難!(第一三共)/当誌 2017.07.07 )
(2) "関節リウマチ"の治療で"生物学的製剤"と呼ばれる"新薬"を使う人が増加!薬価は高額!/当誌 2016.10.11
今回注目する下記引用サイト記事 : 米で関節リウマチ診断薬発売 日本医療機器開発機構/日本経済新聞 電子版/2017.08.17 - 0:36 は、 <医療機器の開発や事業化を支援する日本医療機器開発機構(東京・中央)は9月上旬にも米国で高精度の関節リウマチ向け診断薬事業に参入する。まず臨床研究用として売り出す。バイオベンチャーのケイティーバイオ(千葉県船橋市、津坂憲政社長)から事業化の権利を取得した。高齢者に多い関節リウマチは、米国での需要が大きいと判断した。 受託検査会社などの臨床需要を取り込み、年間5千件程度の需要を見込む> と報じている。
米で関節リウマチ診断薬発売 日本医療機器開発機構/日本経済新聞 電子版/2017.08.17 - 0:36
医療機器の開発や事業化を支援する日本医療機器開発機構(東京・中央)は9月上旬にも米国で高精度の関節リウマチ向け診断薬事業に参入する。まず臨床研究用として売り出す。バイオベンチャーのケイティーバイオ(千葉県船橋市、津坂憲政社長)から事業化の権利を取得した。高齢者に多い関節リウマチは、米国での需要が大きいと判断した。
受託検査会社などの臨床需要を取り込み、年間5千件程度の需要を見込む。
現行の "関節リウマチ診断" が、所要時間以外にどのような課題を残しているのかは定かではないが、今後、高齢化がさらに深まる折、上記記事のような <高精度の関節リウマチ向け診断薬> の必要性は高まって行くのかもしれない...... (2017.08.18)
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