認知症「前段階」(MCI)が半数回復!回復可能なことを示す!愛知で高齢者4年追跡調査

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 認知症は、これに移行する前段階の「軽度認知障害MCI)」で早期発見、早期対応することが重要だと言われてきた。 そのための早期発見技術の開発も進められている。

 ◆ 参照 当誌過去の "MCI" 関連記事

 (1) <......新たな判定方法は人工知能(AI)に使われる深層学習(ディープラーニング)を活用した。過去の膨大な症例から、タンパク質などの血液成分と認知症の進度の関連を調べた結果を基に判定する。......> ( 認知症の「前兆」早期発見! AIの深層学習(ディープラーニング)を活用!(日大工学部)/当誌 2017.06.13
 (2) <日本大工学部(福島県郡山市)は、認知症に移行する前段階の「軽度認知障害(MCI)」を簡易に高精度で判定する手法を開発した。これまでは専門的な問診や画像診断などが必要だったが、健康診断で実施する血液検査のデータのみを使って9割を超す高い確率で推定できる。> ( "認知症:軽度認知障害(MCI)"の兆候を簡易判定、血液検査データで!早期発見!(日大)/当誌 2017.05.18

 今回注目する下記引用サイト記事認知症「前段階」半数回復 愛知で高齢者4年追跡/47NEWS - 医療新世紀/2017.08.15 は、  <認知症の前段階といわれる「軽度認知障害」(MCI)と判定された在宅の高齢者4年間追跡したところ、半数近くは正常な認知機能を回復したとの研究を、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の島田裕之・予防老年学研究部長らのチームがまとめ、米医学誌に発表した。  MCI認知症に進行するばかりでなく相当程度、回復可能なことを示した。チームは、回復した人の生活面の特徴などの分析を進めている> と報じている。

 <......島田さんによると、MCIは「認知症ではないが認知機能の一部が低下」「日常生活は自立」などの特徴があり、いわば認知症と異常なしの間のグレーゾーン。厚生労働省研究班は2012年時点のMCI人口を400万人と推計。島田さんらの研究では、65歳以上の20%程度がMCIとみられるという。  チームは、大府市に住む約4200人の高齢者11年から翌年にかけ認知機能テストを受けてもらい、4年後の結果と比較した。  テストは記憶力、注意力、実行機能、処理速度の各領域で認知機能を評価研究開始時点で約740人(18%)がMCIと判定された。4年後、このうち14%が認知症になったが、46%は異常なしのレベルに戻った。  回復した人の割合は、機能低下の領域が単独だと39~57%だったが、低下が複数領域にわたると21~26%と低かった。逆に、認知症に進行した人の割合は、複数領域で機能低下がみられた人の方が多かった。  MCIからの回復は海外でも報告されているが、回復率は2~50%台と研究によって大きな差があった> とある。

 認知症「前段階」半数回復 愛知で高齢者4年追跡/47NEWS - 医療新世紀/2017.08.15

 認知症の前段階といわれる「軽度認知障害」(MCI)と判定された在宅の高齢者4年間追跡したところ、半数近くは正常な認知機能を回復したとの研究を、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の島田裕之・予防老年学研究部長らのチームがまとめ、米医学誌に発表した。

 MCI認知症に進行するばかりでなく相当程度、回復可能なことを示した。チームは、回復した人の生活面の特徴などの分析を進めている

 島田さんによると、MCIは「認知症ではないが認知機能の一部が低下」「日常生活は自立」などの特徴があり、いわば認知症と異常なしの間のグレーゾーン。厚生労働省研究班は2012年時点のMCI人口を400万人と推計。島田さんらの研究では、65歳以上の20%程度がMCIとみられるという。

 チームは、大府市に住む約4200人の高齢者11年から翌年にかけ認知機能テストを受けてもらい、4年後の結果と比較した。

 テストは記憶力、注意力、実行機能、処理速度の各領域で認知機能を評価研究開始時点で約740人(18%)がMCIと判定された。4年後、このうち14%が認知症になったが、46%は異常なしのレベルに戻った

 回復した人の割合は、機能低下の領域が単独だと39~57%だったが、低下が複数領域にわたると21~26%と低かった。逆に、認知症に進行した人の割合は、複数領域で機能低下がみられた人の方が多かった

 MCIからの回復は海外でも報告されているが、回復率は2~50%台と研究によって大きな差があった。


 認知症治療・予防薬は当面、かなり難しいと見られているだけに、対策としては、"いかに発症を遅らせるか!" にかかっているようだ。 それだけに、上記記事のような、"早期発見・早期対応" という副次策の重要さが浮かび上がる...... (2017.08.21)













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