"さまざまな細胞に変化する能力を持つ人の胚性幹細胞(ES細胞)" の研究実績が積み重ねられている。
◆ 参照 当誌過去の "ES細胞" 関連記事
○ <"「万能細胞」=iPS細胞" との認識が一般化する中で、「万能細胞」という点では同様である "ES細胞(胚性幹細胞)" が、"再生医療" 分野で再注目され始めている。......受精卵を壊して作るES細胞は生命倫理上の議論があり、臨床研究向けの作製が国の指針で禁止されてきたが、2014年の新指針策定で認められた> ( 国内初、"医療目的"での"ES細胞"を作製する計画、京大のチーム、厚生労働省に申請!/当誌 2017.04.21 )
今回注目する下記引用サイト記事 : ES細胞で網膜、光に反応 失明マウスに移植、理研/KYODO/2018.03.020 は、 <さまざまな細胞に変化する能力を持つ人の胚性幹細胞(ES細胞)から作製した網膜組織を、末期の網膜色素変性で失明したマウスに移植したところ、光に反応するようになったことが分かった。理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)などのチームが1日付の米科学誌電子版に発表した> と報じている。
<......臨床応用への可能性を開く成果としており、有効性や安全性の研究をさらに進めるという。 チームの万代道子・同センター副プロジェクトリーダーによると、網膜色素変性は光を受け取って神経細胞に伝達する視細胞が変性し、視力が失われていく。有効な治療法がないという> とある。
ES細胞で網膜、光に反応 失明マウスに移植、理研/KYODO/2018.03.020
さまざまな細胞に変化する能力を持つ人の胚性幹細胞(ES細胞)から作製した網膜組織を、末期の網膜色素変性で失明したマウスに移植したところ、光に反応するようになったことが分かった。理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)などのチームが1日付の米科学誌電子版に発表した。
臨床応用への可能性を開く成果としており、有効性や安全性の研究をさらに進めるという。
チームの万代道子・同センター副プロジェクトリーダーによると、網膜色素変性は光を受け取って神経細胞に伝達する視細胞が変性し、視力が失われていく。有効な治療法がないという。
"ES細胞" 由来の細胞組織移植のメリットは、"iPS細胞" 由来の細胞組織移植で懸念される "がん化の恐れ" への心配が無用だという点である。 今後の進展が期待される...... (2018.03.04)
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