今回注目する下記引用サイト記事 : ステロイドって怖い薬?/yomiDr.ヨミドクター/2018.03.21 は、 <Q 息子がアトピー性皮膚炎でステロイドの塗り薬を処方されたんだけど、うわさで怖い薬って聞いたんだ。どんな薬なの? ヨミドック 腎臓のそばにある「副腎」が分泌する「副腎皮質ホルモン」をまねて合成した薬です。1930年代に兵士の能力を上げる目的で開発が進められ、40年代末に関節リウマチ治療薬として実用化されました。 Q なんでアトピーに効くの。 ヨミドック ステロイドは「免疫を抑える」と「炎症を鎮める」の二つの効果があります。アトピーは免疫が過剰に反応し、炎症が起こる病気です> と解説している。
<......Q たっぷり塗ろうっと。 ヨミドック 待ってください。効果の一方で副作用もあります。皮膚が薄くなり、毛がたくさん生え、ニキビができやすくなることがあります。塗り薬はステロイドの強さで「最強」から「弱い」まで5段階に分かれています。適切な使い分けで副作用を最低限に抑えることができます。 Q ステロイドの副作用で顔がむくんで丸顔になるって聞いたことがあるけど、塗り薬では起こらないの。 ヨミドック ムーンフェースですね。塗り薬で起きる可能性は低いです。薬の多くの成分が血中に入ることはないからです。気管支ぜんそくの吸入薬などの場合も同じです。しかし、飲み薬や注射薬の場合は、ムーンフェースのほかに糖尿病や高血圧、骨がもろくなる骨粗しょう症、普段は悪さをしない細菌などが引き起こす「日和見感染」――などに注意する必要があります。 Q 飲み薬や注射薬はどんな病気に使うの? ヨミドック 体中の皮膚や内臓が炎症を起こす難病「全身性エリテマトーデス」などの 膠原病、尿にたんぱく質が漏れる「ネフローゼ症候群」など対象は多いです。これらの病気で使う際は、骨を強くする薬を飲んだり、感染対策が取られた病棟に入院したり、といったことが行われています。 Q 医師の指示に従うことが大切なのね。 ヨミドック そうです。別の薬が使えるなら切り替え、ステロイドでなければならない部分は必要最小限の量を使うようにしています。 (竹井陽平/取材協力=宮坂信之・東京医科歯科大学名誉教授/川合真一・東邦大学名誉教授)> とある。
ステロイドって怖い薬?/yomiDr.ヨミドクター/2018.03.21
Q 息子がアトピー性皮膚炎でステロイドの塗り薬を処方されたんだけど、うわさで怖い薬って聞いたんだ。どんな薬なの?
ヨミドック 腎臓のそばにある「副腎」が分泌する「副腎皮質ホルモン」をまねて合成した薬です。1930年代に兵士の能力を上げる目的で開発が進められ、40年代末に関節リウマチ治療薬として実用化されました。
Q なんでアトピーに効くの。
ヨミドック ステロイドは「免疫を抑える」と「炎症を鎮める」の二つの効果があります。アトピーは免疫が過剰に反応し、炎症が起こる病気です。
Q たっぷり塗ろうっと。
ヨミドック 待ってください。効果の一方で副作用もあります。皮膚が薄くなり、毛がたくさん生え、ニキビができやすくなることがあります。塗り薬はステロイドの強さで「最強」から「弱い」まで5段階に分かれています。適切な使い分けで副作用を最低限に抑えることができます。
Q ステロイドの副作用で顔がむくんで丸顔になるって聞いたことがあるけど、塗り薬では起こらないの。
ヨミドック ムーンフェースですね。塗り薬で起きる可能性は低いです。薬の多くの成分が血中に入ることはないからです。気管支ぜんそくの吸入薬などの場合も同じです。しかし、飲み薬や注射薬の場合は、ムーンフェースのほかに糖尿病や高血圧、骨がもろくなる骨粗しょう症、普段は悪さをしない細菌などが引き起こす「日和見感染」――などに注意する必要があります。
Q 飲み薬や注射薬はどんな病気に使うの?
ヨミドック 体中の皮膚や内臓が炎症を起こす難病「全身性エリテマトーデス」などの 膠原病、尿にたんぱく質が漏れる「ネフローゼ症候群」など対象は多いです。これらの病気で使う際は、骨を強くする薬を飲んだり、感染対策が取られた病棟に入院したり、といったことが行われています。
Q 医師の指示に従うことが大切なのね。
ヨミドック そうです。別の薬が使えるなら切り替え、ステロイドでなければならない部分は必要最小限の量を使うようにしています。
(竹井陽平/取材協力=宮坂信之・東京医科歯科大学名誉教授/川合真一・東邦大学名誉教授)
<「炎症を鎮める」> という効能を持つところから、安易に頼りがちな薬が "ステロイド(とその含有薬)" である。 だが、<主な副作用 : 骨粗しょう症、ムーンフェース、日和見感染、糖尿病、高血圧> とあるからには、<適切な使い分け> が求められる...... (2018.03.22)
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