スマートフォン: 2012年12月 アーカイブ

 "詐欺" 被害者が後を絶たない。不思議に思うのは、これだけ情報が流通し、相応の注意力が喚起されているにもかかわらず、被害がなくならないことだ。

 いろいろと理由は考えられそうだが、やはり最大の理由は、"孤立(stand-alone)" 生活の広がりであろうというような気がしている。
 下記の【 引用記事 2 】:振り込め詐欺の被害額 過去最悪に/NHK NEWS WEB/2012.12.25 の大半の被害者が、"独居老人" だと言われていることからしても、"孤立(stand-alone)" であることが、判断や行動にとって如何に "リスキー" であるか、ということ。

 恐らく、この点は "高齢者" には限らない "リスキー" さではなかろうか。
 現に、下記の【 引用記事 1 】:実在のSNS装う迷惑メールに注意/NHK NEWS WEB/2012.12.29 という記事での被害者は、決して "高齢者" ではないものと推察される。

 もともと、人間は "孤立(stand-alone)" したシチュエーションでは、主観的でしかあり得ず、感じ方や考え方は "ループ(堂々巡り)" しやすく、その結果 "思い込み!" 路線へと嵌り込む ものだと言われる。
 多分、どんなに "理性的、自律的" 姿勢を自負している人であっても、"紛らわしい" 状況設定プラスα に突然遭遇したならば、"思い込み!" 路線へと嵌り込む 確率は高いのではなかろうか......。

 そして、"仕掛け人(加害者)" が、"専門職(?)" とあれば、当然のことながら "手練手管" を弄して成功確率を高める "努力(?)" をしているわけだ。"もっともらしい状況設定" なぞは当たり前の仕掛けとしているはずだ。

 ◆ 参照 "この金額"!騙されてしまうと"諦め切れない"!? "SIMフリー"スマホの海外通販要注意!( 当誌 2012.12.27 )

 したがって、効果的な "防御策" は、とにかく、何としても "思い込み!" 路線へと嵌り込む リスクを回避することしかない! 「これって、どう思う?」と他者に尋ね、他者からの反応が得られる環境 を常備しておく以外にないのではなかろうか......。




















 "海外通販" で苦い思いをした人は少なくないはずだ。自分も、まさか!と思うような "いかさま!" で地団太を踏むことがあった。
 とあるソフト・ツールが "手頃な価格設定" であったものだから、ついつい手を出してしまったら、トンデモナイ中身だったのだ。

 それからというもの、"二点" について意を傾けるようにしている。
 一点は、"手頃な価格設定" ! トンデモナク安ければ、自ずから疑問が伴い、やがて警戒心が促されるので失敗は避けられる。"手頃な価格設定" ! という狡猾さに気をつけなければならないわけだ。

 もう一点は、"海外通販" というものは、万が一騙されても、"諦められる金額" の程度で済ましておくこと。
 国内業者であれば、その気になるならその不正を "徹底的に追及" して、矛を収めることもできようが、"海外" となると、"徹底的に追及" しようとするとアホくさいほどの手間が掛かってしまい、何をしているのだか分からないことになりかねない。
 諦めた方が軽傷で済むこともありそうだ。だから、最悪に備えて、"諦められる金額" の程度の買い物にとどめておく、ということ。

 しかし、次の画像のような "価格水準" だと "諦め切れる" だろうか?
 いずれも "諦め切れる" ような金額をはるかに上回っているのではなかろうか......。

"いかさまサイト" に要注意!

下記記事サイトの "いかさま広告"! の部分


 確かに、警戒心が刺激されるほどの安さではなく、言ってみれば"手頃な価格設定" であり、ここが実に狡猾なところだと思われる。

 下記引用サイト記事:「SIMフリー」スマホの海外通販に注意/NHK生活ブログ/2012.12.26 は、消費者庁が、こうした狡猾な "海外通販" サイトを名指しで指摘して、注意を呼び掛けているもの。
 すでに当該サイトにはアクセス不能となっているが、いつも、"いかさまの蔓延と進化(?)" は驚くほどに早いので注意したい......。

 ニューアィディアという製品でもなさそうだが、"ニーズの盲点" を衝いた興味をそそる製品だと思えた。
 下記引用サイト記事:エバーグリーン、スマホやPCからワイヤレスで再生できるスピーカ--2.4GHz帯を使用/CNET Japan/2012.12.21 の "ワイヤレス マルチメディア スピーカー(キット)「DN-82780」" である。

 IT 機器で "ワイヤレス" といえば "Bluetooth" 方式が一般的だが、如何せん "送信距離" の制約があり、キーボード/マウスなどでは使えても、距離を置いてコントロールしたいスピーカなどはムリのようだ。

 そこで、スマホ/PC/TVなどの "イヤホンジャック" に "小型発信器" を挿し込み、受信機付の離れた場所のスピーカで聴く "ワイヤレス再生スピーカセット" の登場ということになったわけだ。

 この製品のねらいは、やはり "iPhone・iPadやスマホ" をスピーカ・リモコンのようにして使うことだと思われるが、MP3プレーヤー/ゲーム機/ノートPC/TVなどさまざまな機器で使用可能となっている。

 スピーカと音源側機器の "イヤホンジャック" とをケーブルで直結させることもできたり、スピーカがバッテリーを内蔵しているため、電源の心配も不要。
 こう考えると、活用場面は結構いろいろとありそうだ......。



 
 "気になる場所の今の光景" を画像なり動画なりで確認したいと思ったことは誰にでもあるはずだ。Google の "ストリートビュー" も、気になる場所の光景を見せてはくれるが、如何せん、それは過去の一時点の光景であり、"今の光景" ではない。
 同じ気になる場所光景" であっても "今の光景" にはやはり固有の価値があるはずだ。
 そこで、自分もかつてこれを試みたことがあり、サイトを通じて分刻みの "静止画画像" を "プッシュ送信" で配信してみたのである。
 良く見かける、例えば "富士山" の現在時の全貌などをウェブページへと配信するというケースである。名所や観光スポットの "リアルタイムの光景" は案外人気があったりするものだ。

 こうした配信でもそこそこ実用に耐えるわけだが、これを継続するには、PCなりノートPCなりが半ば "占領" されかねない点が煩わしい。
 その点、下記引用サイト記事:使わなくなったスマホで街の「いま」をライヴ配信、共有する「Koozoo」/WIRED/2012.12.17 では、<使わなくなったスマホ>で "代用" する点が注目できるポイントであろう。
 詳細は定かではないが、どうも<使わなくなったスマホ>の "Wi-Fi 機能" を使って "ビデオストリーム" を、運営サイトに送信するといった仕組みのようである。

 ◆ 参照 <携帯電話のカメラの品質については、Wi-Fiの帯域幅が、ビデオストリームの品質に影響します。>( Koozoo

 おまけに、このウェブサイト/「Koozoo」の別の興味深い点は、こうしてあるユーザーが "公開" を許可したライヴストリーミングを、他のユーザーと "共有" することもできる点、ネットワーキング性であろう。
 日本でも同様のサービスが生まれることは容易に想像できるところだ......。
 

 "地図(map)" とは、進むべき方向を指し示してくれる重要な判断材料だ。もし、その "地図(map)" に "誤り" があれば、"それに頼る" ものを間違った場所へと案内してしまう。
 ただ、確かに"地図(map)" における "誤り" は由々しき問題であるが、"それに頼る"、あるいは"それに頼り過ぎる" ことも危うい! という気がしないではない。

 この秋にリリースされて問題となり続けてきた "間違いだらけの米アップル製地図アプリ" のことである。

 ◆ 参照 <青梅線に「パチンコガンダム駅」、羽田空港内に大王製紙が......。間違いだらけの米アップル製地図がリリースされてから、もうすぐ1カ月。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はユーザーに謝罪したが、いまだに同社から原因の詳細は公表されていない。何が原因だったのか。なぜ使い物にならない状態で公開されてしまったのか......>( 「ガンダム駅」なぜできた アップル地図騒動の真相/日本経済新聞/2012.10.17

 ◆ 参照 マップについてのTim Cookからのメッセージ

 ここまで来るとあきれ返ってしまうわけだが、笑いごとでは済まない事態も発生しているという。
 下記引用サイト記事:「アップル地図アプリで遭難多発」、豪警察が使用中止を呼び掛け/REUTERS/2012.12.11 がそれであり、<命に関わる危険がある> "遭難事故" まで多発しているというのだ。

 オーストラリアのような広大な土地での出来事は、箱庭のようなこの日本に住んでいては想像できないのかもしれない。
 <日中セ氏46度にもなるオーストラリア/ 同国立公園はビクトリア州の北西端に位置し、四輪駆動車しか走行できないとされている場所/ 車が動かなくなり、周囲にヘビやキツネがいたことから怖くて車外に出られなかった>へと案内されてしまえば、これは "遭難事故" としか言いようがない。

 ただし、<警察ではドライバーたちに、アプリに頼りきるのではなく、自分の感覚や目で見たものに従って判断を下してほしいと呼び掛けている。>とある。これは、頷ける "呼び掛け" だと思える。
 土地柄の違いはあろうとは思われるが、"IT 環境" を漫然と盲信して、<自分の感覚や目で見たものを疎(おろそ)かにする現代人特有の習性は、結構、ヤバイ習性なのかもしれない。
 オーストラリアの話題ゆえに、ふと、あの "クロコダイル・ダンディー" なら何と言うのだろうかと思ったり......。

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