政治経済一般: 2011年3月 アーカイブ

 この大震災を逃れた者たちにとっても、その影響がくっきりと尾を引くのが、今回の東日本大震災だ。否応なく "我慢" が強いられるというわけだ。
 想像を絶する苦悩のただ中にある被災者たちのことを思えば、とりあえずこれまでどおりの生活が継続できる者たちは、多少の、あるいは精一杯の "我慢" を余儀なくされたとしても、それはそれで良さそうな気がしないでもない......。ほとんど "出口なし" 的な "袋小路" に迷い込んだ観があった "CO2" 対策につながる面もありそうだ......。

 だが、一応、【ガソリン&電力】供給についての客観的事情に通じておくことは欠かせない。
 先ず、<首都圏のガソリン不足が今週中にもほぼ解消する見通し>というのは "朗報" であろう。
 ただ【電力】については、<東電の計画停電、今夏・冬も>と予想される上に、<今夏、今冬だけでなく来夏も綱渡りが続きそう>だ囁かれている。こちらの方は、単に "我慢" をするという域を超えて、われわれの生活自体における "電力需要" の "構造改革!" が視野に入れられなければ着地点が見いだせない事態なのかもしれない......。
 今後、この辺の課題についても論議が喧(かまびす)しくなりそうな気配か......。




















 東京消防庁などによって実施された "放水作業" によって、<3443マイクロシーベルト>から<2625マイクロシーベルト>へと<818マイクロシーベルト>減少していることが報じられている。
 放水効果に関しては厳密な調査が行われているようだが、取りあえず "喜ばしい数字" として受け止めたいものである。

<放水後の放射線量 減少傾向に
 東京電力は、20日午前11時前から記者会見し、福島第一原子力発電所の敷地内の放射線の量は、放水が始まった19日午後から、引き続き減少傾向にあることを明らかにしました。
 東京電力によりますと、福島第一原子力発電所の3号機から北西におよそ500メートル離れた「事務本館」北側の放射線の量は、19日の放水が始まる前の午後2時に、1時間当たり3443マイクロシーベルトだった値が、20日午前8時半に、1時間当たり2625マイクロシーベルトに減少し、18時間余りで818マイクロシーベルト下がったことを明らかにしました。>(<放水後の放射線量 減少傾向に/NHKニュース/3月20日 11時30分>

 災害地に緊急に届けられるべき物資(ガソリン、灯油、食料品その他)が、無用の不安に駆られた「非」被災地地域での "買い溜め" などの過剰行動によって "圧迫" を受けているとか......。予想されている真冬並みの気温低下が大いに気遣われる。
  "買い溜め" などの行動に出る人々ばかりではないのだろうが、考えようによっては、ただ "美談" レベルの "良識・善意" だけに寄り掛かるのはいかがなものか、という思いが打ち消せない......。
 長年の "消費行動" の習性や "自己防衛" 本能的な生活行動が、急遽、"博愛" 的行動へと転換すると期待することの方が現実遊離なのかもしれない。それを見つめた、そんなクールな "リアリズム" が必須なのではないかと......。
 これは、下記の "電力消費" についても同様であり、原発事故対応や災害地での避難民救出についても同じことだと思える。ボランティアなどの復旧に関するプラス勢力を結集することはもちろん重要なのだが、同時に、事態を撹乱することにつながるマイナス要因を目敏く除去してゆく強力な管理もまた欠かせないと思われる。

 こんな時期だから、復旧のために大いに協力したいと考えない国民はいないはずであろう。しかし、その分、当該の責任主体である当局は、あらん限りの能力と誠意とを発揮しなければ間尺に合わない。現時点で最大限の力量発揮をすることはもちろんのこと、もし "従前の体制" に不都合があったなら、この機にそれをも払拭するほどの覚悟がなくては当面のこの難局をも突破できないのではなかろうか。
 最前線で職務遂行に励んでいる職員の姿には脱帽もするが、理由はどうあれ、たとえ想定外の地震であったにせよ、結果責任が問われる企業責任者たちは、"危機管理" に関して "これまで一体何を講じていたのか!?" 、それが厳しく問われなければならないと思われる。
 憤りが向かう対象は、"原発"設備施工に関する "安全性確保" へのこれまでの体制の問題、"計画停電" 実施運用から見えてくる事前のシミュレーションの甘さ、さらにそこから覗える公共的企業としての "自覚の浅さ" と "日常管理のマンネリ体質" だ。
 "計画停電" においては先ず、何を今更 "需給バランス" が云々なのかと大きな疑問に襲われる。企業にとって、製品やサービス量に関する "需給バランス" なぞは "イロハのイ" であり、常に瞬時に弾き出されて然るべき数値ではないのかと......。

2020年11月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          














関連サイトへのリンク


  • 電子書籍(eBooks)制作にフォーカスしたサイト
  • 明けない夜はないことを確信するサイト
  • Green(地球環境改善)にフォーカスしたサイト
  • ソフトウェア技術者やSEのための評価と育成、人事考課制度を考えるサイト
  • さまざまな業種・業態でご利用可能なモバイル活用の予約システム!
  • 創作小説『海念と保兵衛』のサイト
  • 創作小説『かもめたちの行方』のサイト
  • 当ブログ推奨の商品を展示したAmazon ストアー!
  • 当AdhocBlogブログの過去のエントリー
  • 株式会社アドホクラット当時のサイト

★売れ筋! No.1!
家庭用"放射線測定器"

日本通信 bモバイルWiFi ルータ+1 ヶ月定額SIM BM-U300W-1M
価格:¥ 20,208
国内配送料無料 Amazon





このアーカイブについて

このページには、2011年3月以降に書かれたブログ記事のうち政治経済一般カテゴリに属しているものが含まれています。

次のアーカイブは、
 政治経済一般: 2011年4月
です。

最近のコンテンツは、
 インデックスページ
で見られます。

過去に書かれたものは、
 アーカイブのページ
で見られます。

年月別アーカイブ

最近のトラックバック