いよいよ "3G回線が数年内にもパンクする恐れ" が出て来たという。パンクには至らずとも、不安定な通信状況に見舞われる恐れがあろう。
つい一昨日も、ドコモの sp モードで障害があり長時間に渡りつながりにくい状況が生じた。原因は通信設備のハードウエア故障だということだが......。
"ヘビーユーザー" に自粛を呼びかけることほど無意味な策はなかろう。少なくとも、一昨日書いた "KDDI" の "警告" 的対策なり、その強化策なりを実施して一般ユーザーの利用に支障が及ばないセッティングをするのがキャリアとしての責務であろう。
米国では、"定額制" を廃止し、"従量課金制" に切り替えたキャリアもあるとかで、日本の場合もグズグズしている暇はないのではなかろうか......。
◆参照 <スマホ対象、大量通信に速度制限 KDDIが......>はリーズナブルな対応だ!( 当誌 2011.08.17 )
―――― <スマホで回線パンク寸前 定額制見直しも 大量のデータをやりとりするスマートフォン(多機能携帯電話)の急速な普及で、第3世代携帯電話(3G)の回線が数年内にもパンクする恐れが出てきた。米国ではデータ通信料の「定額制」を見直す動きが出ており、国内の携帯各社もこの問題への対応を迫られつつある。スマートフォンは大容量の動画やゲームを手軽に楽しめるのが魅力。だが「従来の携帯と比べると1人当たりの通信量が10~20倍」(KDDI)にもなるため、通勤ラッシュ時や人が集まる駅周辺などでは現在でも、回線がデータをさばききれず通信速度が遅くなる問題を抱えている。
......同じ問題を抱える米国では通信大手のベライゾン・ワイヤレスがデータ通信の定額制を廃止し、使用量に応じて料金を徴収する従量課金制に切り替えた。孫社長は米国の動きを念頭に「料金体系を含めて(通信量を)管理していかないといけない」と指摘。同社は定額制の見直しの是非を検討しているという。
NTTドコモは、昨年12月に始めた次世代の高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」を普及させることで、この問題に対応したい考えだ。3G回線の利用者が一定程度Xiに移れば3Gの混雑を緩和できるという。
同社は3Gの定額制は維持する戦略だが、Xiは「データ通信量が一定に達すると料金が上がるようにしたり、スピードが遅くなるようなことを考えている」(山田隆持社長)。携帯各社は、仮に定額制が修正されても、料金が上がるのは、つなぎ放しで使うような一部のヘビーユーザーに限られると推測している。しかし、一般利用者にも定額制が受け入れられているのは事実で、安易な廃止は顧客離れにつながりかねない。業界の激しい競争もあり、各社には頭の痛い問題だ。(共同)>
( スマホで回線パンク寸前 定額制見直しも/nikkansports.com/2011年8月17日9時41分 )
今やスマートフォンは日常生活(および緊急時)に不可欠な公共通信手段となっている。それだけに、業界、キャリアは目先の収益だけではなく、先を見越した英断をするべきだと思われる...... (2011.08.19)
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