"ソーシャルメディアと各企業との関係性構築"!の課題を"腰据えて"検討してみる ......

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 "ソーシャルメディア" と各企業との関係性構築の課題については、つい先日も次のような記事を紹介した。

―――― <......(米国の)各企業が、"ソーシャルメディア" への対応において "もたついている" かのような実情が明らかにされた。......米IBMが米国時間2011年10月11日にまとめたマーケティングに関する調査結果によると、企業の最高マーケティング責任者(CMO)はソーシャルメディアの普及などにより顧客との関わり方に重大な変化が起きていることは認識しているが、マーケティング部門がそれに対して準備ができているかは疑問だという。......>各企業はソーシャルメディアの重要性を認識,但し準備は不十分/待ったなしの観?! ( 当誌 2011.10.13 )

 この調査結果は米国企業を対象としたものだったが、日本の場合はどうなのであろうか。様々な市場環境の違いがあるとはいうものの、ひょっとしたら、日本企業の "ソーシャルメディア" への対応の "もたつき、遅れ" は、さらに度を超しているのかもしれない......。

 翻って考えれば、企業と "ソーシャルメディア" との関係性というテーマは、企業と顧客との関係性、企業と(地域)社会との関係性対策という従来からのテーマと置き換えてみてもさほど的外れではないわけである。  この辺のテーマ・課題に対してどれほど本気で向き合ってきたのかが、先ずは顧みられなければならないであろう。  ただ、従来の "ソーシャルなもの" は、"デジタル媒体" 化された今日の "ソーシャルメディア" に対して、"顧客各個人" や "地域社会" のように、リアルで実体的ではあるが、"アナログ" 存在特有の "個別性、閉鎖性、緩慢さ" に限界づけられていた。言ってみれば、仮に企業が "タテマエ的な、取って付けた処理、対応策" を講じたとしても間に合う(?)範囲であったと言えようか。

 しかし、"デジタル媒体" としての "ソーシャルメディア" は、"スマートフォン" のような "機動性" に優れたデバイスを援軍として、まさに "レバレッジ(テコ)" の効いた "パワー" を発揮する存在に変貌を遂げた。顧客個人や地域社会の意向(評判)は、眼に見えている部分の背後に幾重もの "クローン(?)" を連ねる、そんな可能性を形成したと言えようか......。  これは、クレーム処理などの "ネガティブ" 対応のジャンルに限らず、積極的マーケティング領域の "ポジィティブ" 対策にも共通した話である。

 とかく従来の企業は、"ソーシャルなもの" への関わり方を矮小化してきた嫌いが無くもない。そのくせ、"マスコミ(マスメディア)" を通じたPR活動に専念したり、"マスコミに叩かれること" に神経を尖らせる傾向が強かった。  そうした動機が、もし "マスコミ" が持つ "拡散機能" が目当てだったとするならば、その実質的効果・結果が、今や "マスコミ" から "ソーシャルメディア" へとシフトし始めている点に注意が向けられるべきではなかろうか。

 企業が "ソーシャルメディア" との関係性構築の課題を、"腰を据えて" 検討することは、現在の各企業の経営にとっての "王道" であり、消費者/ユーザーにとっても重要なテーマだと思われる。  このブログでも "腰を据えて" 検討してみたいと考えているが、差し当たり、読み応えのある下記の連載記事を、順次吟味させてもらおうかと......。  今回は、その紹介に留まる。

―――― スマホ普及で進む企業のソーシャル活用

 FacebookをはじめとするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)には個人の様々な思いがつづられている。私的なつぶやきなど企業活動に関係ないような書き込みも多いが、一方でユーザーが今まさにいるその現場から、店や製品・サービスの感想をリアルタイムに伝えるものなど、企業にとって"玉"となる情報も数多く埋もれている。こうした情報の入力を後押しするのがスマートフォンだ。パソコンを前にして書かれた情報ではなく、今まさに現場で経験した情報が即座に発信されるのだ。

 こうした情報が人と人とのつながりを通して、瞬く間に広がっていくのがSNSの特徴である。現実社会では顧客として従業員として個人とかかわる企業だが、SNSが築いた社会の中ではまだまだ断絶がある。企業もソーシャル化して、もっと顧客や従業員とつながっていくべきだ――。そうすることで顧客が何を感じているのかが即座に伝わるし、さらには次のビジネスの種が見えてくるかもしれない。この特集では、企業がソーシャル化する背景や、それを支える技術などを解説する。

目次
企業のソーシャル化は必然、個人と企業の間のデバイドを崩せ!
変わるプラットフォームが企業のソーシャル化を支える
UIにソーシャル機能を統合するマイクロソフト
クラウドとスマホを活用、営業担当者を「動く店舗」に
スマートフォンとソーシャルは両輪


 <ユーザーが今まさにいるその現場から、店や製品・サービスの感想をリアルタイムに伝えるものなど、企業にとって"玉"となる情報も数多く埋もれている。こうした情報の入力を後押しするのがスマートフォンだ。......企業もソーシャル化して、もっと顧客や従業員とつながっていくべきだ――。そうすることで顧客が何を感じているのかが即座に伝わるし、さらには次のビジネスの種が見えてくるかもしれない。>という点にこそ、企業と "ソーシャルメディア" との関係性の原点がある...... (2011.10.15)













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