Facebook"オープングラフ"で構築されるSocial-サーチ(検索)は"つうかあ"の検索? ......

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 Google検索は、頻繁に活用しており便利さも感じてはいる。が、同時に苛立ちも感じさせられる。当面は無関係な結果が羅列されたり、自分側で上手く検索キーワードが設定できずに戸惑う場合がそれだ。検索連動型広告 "AdWords" にも閉口するが......。
 そうした時、当面何を検索しようとしているのかを "察してくれる" サポート環境があればいいなぁ、と思ったりする。誰しもそう思っているののかもしれない。
 いわば、"つうかあ" の検索が進められれば、有難いということだ。

 ただし、検索にせよ何にせよ "つうかあ" のレスポンスを望むならば、不可欠な前提条件がありそうだ。"相手" が自分のことを精通している、つまり、相手が、自分の言葉や振舞いから現時点での自分の思い、考えをほぼ正確に察知できる、という環境だ。
 Google検索システムにこれを期待することは不可能であろう。というのも、同システムは、利用者側の固有事情のデータとは関わりなく画一的に処理されるからだ。

 としたら、"自分側の固有事情のデータ" を斟酌して対応し、処理してくれるシステムはないのか? 思い浮かぶのは、"Amazon の推薦" 機能かもしれない。自分の過去の購買履歴をデータとして「こんなものは欲しくりませんか?」と "推薦" してくるアレである。
 ただし、この<「垂直的推選」>(下記引用記事)はかなりの "当て推量" であり、そんなモノいらねぇ、と言いたいケースがままある。

 で、今注目されているのが、"ソーシャルメディア" 上に蓄積された "本人の固有事情のデータ" を最大限活用するという発想だ。
 裏返して言えば、"ソーシャルメディア" はそれほどに利用者の "固有事情のデータ" が蓄積されているメディアだということになるワケだ。
 とくに注目されているのが、"Facebook の ソーシャルグラフ"、正確には "オープングラフ" だ。この "オープングラフ" については、つい先ごろにも新しい動きがあったばかりだ。

 ◆参照 「Facebook:"恐るべき可能性"を秘めた「動詞のオープングラフ」エンジンを投入!」( 当誌 2011.10.02 )

 今回レビューするサイト記事は、下記のとおりでやや古いもの( = 予見性!)だ。が、上述の関心に見合うとともに、"ソーシャルメディア" 上に蓄積された "本人の固有事情のデータ" を最大限活用するアプローチである "Social-サーチ(検索)" の立ち位置が、分かり易く解説されているので引用させてもらった。
 先ず、Facebookにおける "ソーシャルグラフ" については以下のとおり。

<最近ではIT業界内でほとんど一般的に使われるようになったソーシャルグラフという言葉。人間関係のデータという意味で使われることが多いが、もともとはFacebook上のユーザー同士のつながりを示すグラフという意味で使われ始めた。
 この人間関係のつながりを広く一般の事象にまで広げたのが、昨年の開発者会議「f8」で発表されたオープングラフだ。>
Facebookのオープングラフの新機能とは【湯川】/TechWave.jp/2011.09.26

 そして、"オープングラフ" とは......
<オープングラフとは、フェイスブックが提供するプログラムを利用することで、フェイスブックの外にあるウェブサービスの多くが、フェイスブックのソーシャルグラフを使って、自らのサービスを告知したり、ユーザーに利用させたりする技術の総称だ。>( 下記引用記事 )

 着目しておきたい点は、次の3点ということになろうか。

(1) "ソーシャルグラフ" ――人間関係と併せて個人に関する固有事情のデータが蓄積された<ソーシャルグラフというフィルターを使うことで、より自分好みの情報へと転化させることが可能となってきた>( 下記引用記事 )という点。これが出発点であり、かつコア・ロジックであること。

(2) "オープングラフ" ――(1)の働きを、Facebook 内部に留めずに "外部ウェブサービス" との連携へと拡大させつつ、処理データ対象も人間関係のみならず "一般の事象" にまで範囲を広げてた点。汎用性が備わり、"ソーシャルグラフ" の活用可能性が画期的に増大したこと。

(3) "ソーシャルメディア" ――もちろん Facebook の "ソーシャルグラフ" が典型ではあるのだが、"ソーシャルメディア" とは、参加個々人の固有事情のデータ( "生態" ?)が "外部対象化" され蓄積されたそんなメディアなのかという印象を受けた点。"ソーシャルメディア" には、"外部対象化" された "自己"( "ライフ・ログ" )が息づいているとでも言えようか......。
 これらの活用としては、"つうかあ検索" が好例ではあろうが、他にもさまざまな可能性が予感させられた。まさに "恐るべき可能性" を秘めている......。

< Vol.3 「ソーシャルグラフがコンテンツ流通を加速させるワケ:
ソーシャルグラフ×レコメンドは、次代の検索エンジンである
 ......(中略)......

オープングラフが検索エンジンを超える?

 ここまでの話は、フェイスブック内のアプリについてだった。では、ウェブ全体はどうか。これまでも、そして、これからもグーグルのような検索エンジンを介してのみしか、わたしたちは情報に到達できないのだろうか。

 実はフェイスブックはすでに手を打ち始めている。グーグルのプログラム(bot)が無人探査機のように、情報の宇宙を探しまわり、そこで収集した情報を羅列し、おぼろげながら広大なウェブ宇宙を記述していたのがこれまでとする。フェイスブックはグーグルの探査機が到達できない完全に閉じた銀河系のひとつだった。しかし、フェイスブックはその閉じた銀河から広いウェブ宇宙への繋がりを構築しつつある。それがオープングラフ

 オープングラフとは、フェイスブックが提供するプログラムを利用することで、フェイスブックの外にあるウェブサービスの多くが、フェイスブックのソーシャルグラフを使って、自らのサービスを告知したり、ユーザーに利用させたりする技術の総称だ

 すでにオープングラフを利用したサービスも展開されている。たとえば、マイクロソフトのDocs(グーグル・ドキュメントのマイクロソフト版。つまり、クラウド型ワードプロセッサ)はフェイスブックと連携していて、フェイスブック上の特定の友だちの名前を入力することで、Docsで作成した書類をその友だちとフェイスブック内のメッセージ機能を用いて共有できる。ワードだけではなく、エクセル、パワーポイントの書類もフェイスブックを通じて任意の友だちと共有できるのだ。

 オープングラフにより、多くの企業は自社のウェブサービスをDocsのようにフェイスブック内のソーシャルグラフと紐付けることで、ユーザーへリーチできる数を底上げすることができるだろう。そしてユーザーは企業が提供するサービスを自分のソーシャルグラフと掛け合わせることで、より有益な情報を引き出すことができる

 米ハイパーローカルサイト(地域情報)のYelpはフェイスブックと連携しているが、ある街のレストランについて無数のユーザーの評価だけではなく、自分が信用できる友だちの評価を表示させることができる。それが意味するものは大きい。これまで、情報サイトのレビューは、たとえばグルメ情報ならば、年に数えるほどしか外食しない人も、新しい店は必ずチェックするという熱烈なグルメもすべて混在したままスコアに反映されていた。

 映画レビューサイトでは、テレビドラマの映画化しか観ないユーザーの評価とハードな映画マニアの評価が混在し、賛否を生んだりしている。ユーザーの属性や趣味嗜好、経験値が違うにもかかわらず、数の論理で解を求めるがゆえに起きていることだ。それがソーシャルグラフをかませることで、その評価が自分の嗜好やよりほしい情報に近づける可能性が見えてきたのだ。

 これまでもソーシャルレコメンド(ソーシャルによる推薦)という言葉は存在していたが、得てして投票ランキングの結果や自分が選んだものに符号する他のユーザーの選択パターンをなぞらえたものだった。それが、ソーシャルグラフというフィルターを使うことで、より自分好みの情報へと転化させることが可能となってきたのだ

 画像共有サイトで有名なフリッカーの創業者が立ち上げたベンチャー「Hunch」が行おうとしていることはとても興味深い。それは、自身のソーシャルグラフを利用し、「この友人から教わりたい」と自身のメンター(助言者、指導者の意)を任意に選び、さらに複数の質問に答えることで、あなたに最適な解を出そうという仕組みだ。本、映画、音楽、ゲームなどで、あなたの嗜好に近い作品や商品をお勧めしてくれるのだが、これはポスト検索時代の新しい推薦エンジンとして注目に値する。

 Hunchの共同創設者カトリーナ・フェイク氏によれば、アマゾンの行う推薦はあくまで個人の購買履歴に基づいた「垂直的推選」だという。それは、たとえばAという文芸作品を買ったら、今後もその文芸ラインを勧めてくるといった具合に、同カテゴリーのみでの縦割り的推選だ。そこで、Hunchは「Aという商品を買う人はBという靴下を買う傾向をもつ」というように、それを別カテゴリーまでまたぎ水平に推選するというわけだ。

 (情報源:Wired.com "Flickr Co-Founder Has a Hunch: Personal Data Will Drive the Future")

 実はこれまでも、垂直的ではあるが、音楽の「Pandora」、ショッピングの「StyleFeeder」といったシステムがあなたの好みを判別し、推薦する仕組みはあった。しかし、前述のオープングラフによって、自分だけのソーシャルグラフが賢い推選エンジンと協調することで、よりあなたの欲しい答えに近づく可能性が出てきた。今後ソーシャルメディアの多くは、フェイスブックの膨大なソーシャルグラフと連携することで新しい局面を迎えつつある。 ...... >Vol.3「ソーシャルグラフがコンテンツ流通を加速させるワケ:ソーシャルグラフ×レコメンドは、次代の検索エンジンである」/現代ビジネス - ReWired 再接続される未来――21世紀の新戦略を探して――/2011.04.27


◆参照 Facebookのオープングラフの新機能とは【湯川】/TechWave.jp/2011.09.26
◆参照 「検索」から「つながり」のウェブへ=Facebook公式ブログが新機能を解説【湯川】/TechWave.jp/2011.04.22

 "性格・人格" とは "行動の束(たば)" である、と聞いたことがある。とすれば、"情報の受発信という情報処理行動" がウエイトを占める現代にあっては、"情報処理行動" の軌跡としての "ソーシャルグラフ、オープングラフ" が、個々人の "性格・人格" の多くの部分を反映している、と言っても間違いではないのだろう。スゴイ時代となったものである...... (2011.12.01)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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