また通信障害!憤る消費者より怖い、その程度ならむしろ値下げしてよの消費者! ......

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 またも "スマホ" での全国規模の "通信障害" が発生した。今度は、"ドコモ" にあらず "KDDI(au)" だ。実情は、下記引用サイト記事のとおり。

 KDDI:また通信障害 スマホ中心、全国規模

 KDDI(au)は11日、同日午後8時35分から、スマートフォン(多機能携帯電話)を中心とした同社の携帯電話の一部機種で、インターネット の利用などのデータ通信がしづらくなる通信障害が発生したと発表した。全国で影響が出ていたが、12日午前0時ごろに復旧した。同社は原因について、設備 故障としている。
 同社の夜間お客様センターには、メールの送受信やインターネット、KDDIのホームページへの接続ができないという問い合わせが相次いだという。
 auのスマートフォンは、ネットワーク設備の故障のため9日にも約1時間の通信障害が発生。約130万回線に影響が出た。
 障害が2時間以上続き、3万人以上に影響した場合、電気通信事業法の「重大事故」となり、総務省が行政指導を行うことができる。スマートフォンを 巡っては、NTTドコモが昨年6月以降、対応設備の増強が不十分だったために大きな通信障害を4回起こし、先月26日に行政指導を受けたばかり。【黒田阿 紗子、種市房子】 
KDDI:また通信障害 スマホ中心、全国規模/毎日jp/2012.02.12


 つい先日、"ドコモ" による "通信障害" に関して書いたばかりだ。

 ◆参照 利用者に"リスクを振る甘え"!/"通信障害,ドコモになぜ集中 背景に3つの死角" ( 当誌 2012.02.06 )

 こうなるともう、消費者が憤る範疇を超えてしまったと言うべきか。
 消費者が "通信安定度がその程度ならば、むしろ値下げしてよ!" という、キャリア側にとってはなお一層困る事態へとエスカレートしかねないからだ。
 現にこうした危惧の視点で述べられた下記のようなサイト記事:「実はケータイって大したことないんじゃない?」 ドコモの大規模障害で見えてきた 消費者の潜在的批判意識/スマートフォンの理想と現実|ダイヤモンド・オンライン/2012.02.09 が眼についた。


 「実はケータイって大したことないんじゃない?」 ドコモの大規模障害で見えてきた 消費者の潜在的批判意識

 ...... 気になっているのは、障害そのものではない。これほどの大規模障害が生じているのに、それほどの騒ぎになっていない、という現実である。今回の障害の反応について、消費者の生の声をあれこれ集めてみたのだが、総じていえばそんな反応だったのだ。
 ...... 消費者側のより積極的な回避という行動も見られた。...... 「ドコモがダメならKDDI」といった具合、Wi-Fi回線でとりあえずデータ通信を維持する、という向き......
 一方で、気になる声もいくつか聞かれた。それは、ケータイに対する信頼感の低さである。
 これは「しょせんケータイ」という言葉で集約されるのだが、もとよりケータイにはそれほど信頼を置いていないので、障害が起きても驚かないというものである。前述とは逆で、東日本大震災における通信制限の記憶が新しいために、どうも「本当に必要な時にこそ、ケータイはあてにならない」という認識が 形成されているようだ。
 さらに過激に、そもそも最近は「ケータイ=つながらない」と考えている向きもあった。実際、特に朝夕の通勤時間帯等を例に引き、もはやNTTドコモでさえもすぐにつながらず「通信障害なんて日常茶飯事でしょ?」と批判する向きも見られた。
 こうした批判や信頼感の低下は、ここ1年強ほどで大きく広がっているように思う。

社会の中で相対化していくケータイ
 ......「実はケータイって大したことないんじゃない?」という、消費者の潜在的な批判意識だ。そしてこうした意識が、大規模障害等によって、少しずつ表面化しはじめているように思う。それが、2012年の日本のケータイ産業の実像のように思える。
 ......こうしたケータイ産業に対する消費者の意識は、今後のビジネスモデルや設備投資にも影響を及ぼすことになる。信頼性を一定程度評価していたからこそ消費者はこれまでそれなりの高額にも耐えてきたのだから、それが崩れるとなれば、どんなに次世代規格を華々しく謳ったところで、「つながらなきゃ 意味がない」「実効速度は?」「その程度ならむしろ値下げしてよ」という消費者の声を誘発する。......
 ケータイマニアならいざ知らず、普通の人にとって、移動と固定を問わず、家計の中で通信費に割り当てられる費用には、やはり上限がある。そうした中で相対的であったにせよ品質が劣化していくとなれば、合理的な消費者は通信サービスを俯瞰的に捉えた上で代替策を模索する動きを強めるだろう。
 少し前までは「絶対的な存在」と見られたケータイ産業も、そうした「相対化」の流れに飲み込まれはじめている。後になって振り返ると、今回の大規模障害は、そのことを広く知らしめたきっかけとして、位置づけられるのかもしれない。
「実はケータイって大したことないんじゃない?」 ドコモの大規模障害で見えてきた 消費者の潜在的批判意識/スマートフォンの理想と現実|ダイヤモンド・オンライン/2012.02.09

( ※引用者注 ―― 文意を損なわない限りで割愛箇所を施しています。)

 "スマホ" というイノベーショナルなデバイスは、なお評価され続けて然るべきだとは思うが、実利本位の消費者にとっては、まさに「つながらなきゃ 意味がない」
 "スマホ" での収益追求を勤しむ関係者たちは、その人気が "過大視" されているかにも見える現状に居座ることなく、クールな消費者の動向から目を離すべきではないのかもしれない...... (2012.02.13)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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