これは "異色の研究成果" ではないかと思われる。そして、この "バイオ新技術" が幅広く実用化されていくならば、"地球上の植物全体にかかわる事" であるだけに、"計り知れない実り！" をもたらすのではないかと考えられる。
下記引用サイト記事 ： 名大が植物の光合成促進に新技術 気孔拡大に成功、収穫増期待／【共同通信】／2013.12.24 - 09:00 は、そうした大きなスケールの話に発展する可能性を秘めた "バイオ新技術" の開発成功について報じている。
＜名古屋大トランスフォーマティブ生命分子研究所は、遺伝子操作により、植物が光合成に必要な二酸化炭素（ＣＯ２）を取り込む表皮上の穴「気孔」を、通常より大きく開かせることに成功したと発表した。光合成が促進され、植物の生産量も増加すると確認。２３日に米科学アカデミー紀要電子版に論文を掲載した／ 研究所の木下俊則教授（植物生理学）によると、気孔の開口を制御する世界初の技術で「農作物の収穫増や、バイオ燃料の生産拡大が期待されるほか、ＣＯ２削減にも貢献できる可能性がある」としている＞
＜農作物の収穫増＞ という直接的成果とともに、"光合成" 活動の促進につながるという点から帰結する ＜ＣＯ２削減にも貢献＞ という付随効果の価値が決して小さくはないと思われるのだ......。
名大が植物の光合成促進に新技術 気孔拡大に成功、収穫増期待／【共同通信】／2013.12.24 - 09:00
名古屋大トランスフォーマティブ生命分子研究所は、遺伝子操作により、植物が光合成に必要な二酸化炭素（ＣＯ２）を取り込む表皮上の穴「気孔」を、通常より大きく開かせることに成功したと発表した。光合成が促進され、植物の生産量も増加すると確認。２３日に米科学アカデミー紀要電子版に論文を掲載した。
研究所の木下俊則教授（植物生理学）によると、気孔の開口を制御する世界初の技術で「農作物の収穫増や、バイオ燃料の生産拡大が期待されるほか、ＣＯ２削減にも貢献できる可能性がある」としている。
■ 光合成（2011年9月20日）光エネルギーを化学エネルギーに変換する仕組み。植物や藻類、植物プランクトンなどは、太陽光を利用し、水と二酸化炭素（Ｃ〓（Ｏの横に小文字の２））から糖類などの有機物を合成し、酸素を出す。一部の細菌は酸素を排出しない光合成を行う。有機物としてメタノールなどを生成できれば有用なエネルギー源として活用できる。光合成にはＣ〓（Ｏの横に小文字の２）を使うため、地球温暖化防止にも役立つとみられる。
ここに来て、"地球温暖化防止" 対策につながる "科学的研究成果" が連なっているのが何とも喜ばしい。
つい先日、一酸化炭素を高効率に分離・回収する新材料開発(京大)！"CO2 排出削減"対策にも貢献！（ 当誌 2013.12.14 ） という研究成果に注目したばかりである。
また、これらに共通する優れたポイントは、"一挙両得！" の結果をもたらすという点ではないかと考えられる。
片や、今回の "バイオ新技術" は、"農作物の収穫増" という成果を主目的としているし、前回の "一酸化炭素分離・回収の新技術" は、"化成品材料としての一酸化炭素精製" を主目的としつつ、その上でそれぞれが副次的に "地球温暖化防止" 対策に貢献することになるからである...... (2013.12.25）
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