"糖尿病"管理が"心不全"にも影響することを解明(国循)!HbA1cが8%を超えない管理要!

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 "糖尿病" が、成人病の温床となることはしばしば指摘されてきたところだ。心筋梗塞や脳卒中、人工透析といった最悪のケースの合併症を誘発する場合もあり、さらに "心不全" への悪影響もあると懸念されている

 ただ、<糖尿病管理状態と心不全発症の関係は明らかでなく、心不全予防の観点からどの程度の糖尿病管理が必要かはっきりしていない> (下記引用サイト記事) という不気味な実情があった。

 ところが、下記引用サイト記事国循、糖尿病管理が心不全にも影響することを解明/マイナビニュース/2014.04.22 は、"糖尿病" は、心不全 に対しても "悪影響" を及ぼすことが解明された、と報じるに至った

 <国立循環器病研究センター(国循)は、糖尿病患者の心不全発症頻度を調査の調査から、糖尿病管理が心不全にも影響することを明らかにしたと発表/ 2000年1月から2007年12月までに糖尿病・代謝内科に紹介された608名の2型糖尿病患者を追跡調査し、入院が必要な心不全が発症した頻度を調査/ 事前の糖尿病管理が不良であるほど心不全入院が多い結果だったこと、もともと心臓病がある場合は特に糖尿病管理不良の影響が大きい傾向があったことが判明/ 糖尿病管理指標であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が 8%を超えて悪くなる と、心不全入院も増えていたため、心不全予防においてもHbA1cが少なくとも 8%を超えないよう に糖尿病を管理する必要性が示された/ 血糖管理不良群では心不全の入院も多く、特に心筋梗塞など心臓病の既往のある患者で糖尿病管理の影響が大きいこと/ また日本糖尿病学会は、合併症予防のための血糖管理目標値をHbA1c 7%未満 とする一方で、治療強化が困難な際の目標値を 8%未満 としている/ 心臓病のある方でも少なくとも 8%未満 に血糖管理が必要である> とある。

 いずれにせよ、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー) の値が 8%を超えないよう に糖尿病を管理する必要性がある、とくれぐれも銘記しておきたい

 国循、糖尿病管理が心不全にも影響することを解明/マイナビニュース/2014.04.22

 国立循環器病研究センター(国循)は、糖尿病患者の心不全発症頻度を調査の調査から、糖尿病管理が心不全にも影響することを明らかにしたと発表した。

 成果は、国循の岸本一郎糖尿病・代謝内科医長、同・小川久雄副院長らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、4月18日付けで英文専門誌「Diabetes Research and Clinical Practice」オンライン版に掲載された。

 近年日本の糖尿病人口は年々増加傾向にあり、最近の調査では950万人と推定されている。糖尿病は、心筋梗塞や脳卒中、人工透析などのハイリスクグループであると共に、心不全の頻度も極めて高くなるため、その診療においてこれらの合併症をいかに予防してゆくかが重要だという。しかし、糖尿病管理状態と心不全発症の関係は明らかでなく、心不全予防の観点からどの程度の糖尿病管理が必要かはっきりしていないことから、研究チームにより、糖尿病患者における血糖管理状況と心不全発症の関係についての研究が実施された

 2000年1月から2007年12月までに糖尿病・代謝内科に紹介された608名の2型糖尿病患者を追跡調査し、入院が必要な心不全が発症した頻度を調査した結果、観察期間(平均5.2年間)に15%の患者が心不全で入院。事前の糖尿病管理が不良であるほど心不全入院が多い結果だったこと、もともと心臓病がある場合は特に糖尿病管理不良の影響が大きい傾向があったことが判明した。糖尿病管理指標であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が 8%を超えて悪くなる と、心不全入院も増えていたため、心不全予防においてもHbA1cが少なくとも 8%を超えないよう に糖尿病を管理する必要性が示されたのである。


 今回の検討では、血糖管理不良群では心不全の入院も多く、特に心筋梗塞など心臓病の既往のある患者で糖尿病管理の影響が大きいことが示された。......

 また日本糖尿病学会は、合併症予防のための血糖管理目標値をHbA1c 7%未満 とする一方で、治療強化が困難な際の目標値を 8%未満 としている(平成25年熊本宣言・糖尿病治療ガイド2012-2013)。今回、心臓病の持病がある糖尿病患者では、7-7.9%の群が最も心不全入院が少ない結果だった。このことは、心臓病のある方でも少なくとも 8%未満 に血糖管理が必要であることを示している。また、これらの心臓病合併糖尿病患者に対して7%未満を目指した糖尿病治療を行う場合は、心不全を悪化させない指導法や治療法を慎重に選択することが重要であると考えられるとした

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 すでに、"アルツハイマー病" と "糖尿病" との危険な関係があることが指摘されてもおり、( ◆ 参照 "アルツハイマー病"と"糖尿病"との関係に熱い視線が!"インスリン"の働き周辺に注目!/当誌 2013.07.30 ) ) まさに、"糖尿病" は "諸悪の根源!" だと言うほかなさそうである...... (2014.04.28)













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