"アルツハイマー病" は、"認知症" のおよそ半数を占めていながら、その発症メカニズムが未だ全容解明には至っておらず、根治治療法は叶っていない。
そのため、治療の主眼は "いかに発症程度を抑制し、症状進行を遅らせるか......" にあるとされ、とりわけその兆候をいかに早期に発見するかが重要! だとされている。
◆ 参照 当誌過去の "認知症 血液" 関連記事
○ <血液を調べるだけでアルツハイマー病の原因となる物質が脳の中にたまっているかどうかを判定できる新たな技術を、国立長寿医療研究センターなどのグループが開発し、病気の早期発見につながると期待されています。/今回、研究グループでは、アミロイドベータがたまった高齢者と健康な高齢者合わせて60人以上から血液を採取し、アミロイドベータがたまった人の血液では「APP669-711」と呼ばれるたんぱく質の量が僅かに変化していることを突き止めました。......> ( アルツハイマー病の原因物質の蓄積が判定できる新技術!血液が数滴あればできる検査!/当誌 2014.11.12 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 血液で認知症の危険性判定 進行予防に期待、筑波大 は、 <血液中に含まれる特定のタンパク質の量を測定することで、将来にアルツハイマー病や、その予備軍とされる軽度認知障害(MCI)を発症する危険性を推定できる検査法> を開発。その際、<アミロイドベータの排出や毒性を抑える働きがある3種類のタンパク質> が着目されている、と報じている。
<血液中に含まれる特定のタンパク質の量を測定することで、将来にアルツハイマー病や、その予備軍とされる軽度認知障害(MCI)を発症する危険性を推定できる検査法を筑波大などのチームが開発し、26日発表した。 認知症の症状が出る前や初期の段階で危険性が分かれば、進行を遅らせられる可能性もある。 アルツハイマー病では「アミロイドベータ」というタンパク質が脳に蓄積するのが一因とされる。チームは、アミロイドベータの排出や毒性を抑える働きがある3種類のタンパク質に着目した。> とある。
血液で認知症の危険性判定 進行予防に期待、筑波大/【共同通信】/2015.06.26 - 20:38
血液中に含まれる特定のタンパク質の量を測定することで、将来にアルツハイマー病や、その予備軍とされる軽度認知障害(MCI)を発症する危険性を推定できる検査法を筑波大などのチームが開発し、26日発表した。
認知症の症状が出る前や初期の段階で危険性が分かれば、進行を遅らせられる可能性もある。
アルツハイマー病では「アミロイドベータ」というタンパク質が脳に蓄積するのが一因とされる。チームは、アミロイドベータの排出や毒性を抑える働きがある3種類のタンパク質に着目した。
"アルツハイマー病" に関しては、"早期発見!早期治療!" が重要であることから、簡便な検査としての "血液検査法" がほかにも開発されてきた。
今回の "血液検査法" は、<アミロイドベータの排出や毒性を抑える働きがある3種類のタンパク質に着目> とあり、今後の "早期発見!" の成果が期待される...... (2015.06.28)
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