難治の"胆道がん(胆管がん、胆のうがん)"!"遺伝子異常"を特定! (国立がんセンター)

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 "難しいがん" の一つに、"胆管がん" があることは、つい先日にも注目したばかりだ。( 下記 "関連記事" 参照 )
 <見つけにくく、有効な薬も少なく、治癒は困難なことが多い> と三拍子揃えているのだから、その "難しさ" は "膵臓がん" に匹敵するかと思われる。


 ◆ 参照 当誌過去の "胆道がん" 関連記事

  <消化器がんの専門医は、胆管がんについて「難しいがん」と口をそろえる。三嶋秀行・愛知医科大臨床腫瘍センター教授(消化器外科、がん化学療法)は「見つけにくく、有効な薬も少なく、治癒は困難なことが多い」と話す。その最大の特徴は、早期の段階ではほとんど症状が出ないことだ。......> ( 働き盛りの命奪う「胆管がん」の厳しい現実!難しい早期発見!有効薬少、治癒は困難!/当誌 2015.07.16


 今回注目する下記引用サイト記事難治の胆道がん、進行遺伝子特定 国立がんセンター/朝日新聞 - 瀬川茂子/2015.08.11 - 09:54 は、そうした "胆管がん" を含む "胆道がん" に関する "遺伝子異常" について、  <国立がん研究センターのグループは、胆管がんと胆のうがんの遺伝子解析を大規模に実施し、がんの原因となる遺伝子異常を32個見つけた。2008年に始まった国際がんゲノムコンソーシアムの一環として、日本が解析を担当した。有効な治療法が確立していない難治がんの治療法開発につながると期待される> と報じている。

 <国立がん研究センターのグループは、胆管がんと胆のうがんの遺伝子解析を大規模に実施し、がんの原因となる遺伝子異常を32個見つけた。2008年に始まった国際がんゲノムコンソーシアムの一環として、日本が解析を担当した。有効な治療法が確立していない難治がんの治療法開発につながると期待される。  11日、米専門誌ネイチャージェネティクス電子版に発表する。  肝臓でできた胆汁を十二指腸に運ぶ胆管や胆のうなどのがんをまとめて胆道がんとよぶ。グループは、260人の患者の組織を解析した結果、胆道がんの進行に重要な役割を果たす遺伝子異常の32個を特定した。そのうち14個については、肺がんや乳がんなど他のがん用に、その遺伝子の働きの異常を抑える薬(分子標的薬)が開発されている。今回調べた胆道がん患者の約4割は、14個のうちの1個以上の遺伝子異常をもち、分子標的薬が効く可能性があることがわかった。18個についても、将来は、治療薬開発が進む可能性もある。  今後、新たな分子標的薬の開発が進む可能性がある。また免疫の働きを上げる薬の開発が進んでおり、胆道がんに効く可能性も示された。  米国では、がん患者ごとに遺伝子異常を詳しく調べて対応する薬を使う大規模な臨床試験が始まっている。今回の結果で、胆道がんでは、どの遺伝子を調べればよいかがわかった。  「患者ごとに遺伝子を調べ、その遺伝子異常に対応する薬の効果を調べる臨床試験を検討していきたい」と同研究センター研究所の柴田龍弘分野長(ゲノム解析)は話している。  胆道がんは早期発見が難しく、国内では年に約1万8千人が死亡する。アジアに多いがんとしても知られる。> とある。

 難治の胆道がん進行遺伝子特定 国立がんセンター/朝日新聞 - 瀬川茂子/2015.08.11 - 09:54

 国立がん研究センターのグループは、胆管がんと胆のうがんの遺伝子解析を大規模に実施し、がんの原因となる遺伝子異常を32個見つけた。2008年に始まった国際がんゲノムコンソーシアムの一環として、日本が解析を担当した。有効な治療法が確立していない難治がんの治療法開発につながると期待される

 11日、米専門誌ネイチャージェネティクス電子版に発表する。

 肝臓でできた胆汁を十二指腸に運ぶ胆管や胆のうなどのがんをまとめて胆道がんとよぶ。グループは、260人の患者の組織を解析した結果、胆道がんの進行に重要な役割を果たす遺伝子異常の32個を特定した。そのうち14個については、肺がんや乳がんなど他のがん用に、その遺伝子の働きの異常を抑える薬(分子標的薬)が開発されている。今回調べた胆道がん患者の約4割は、14個のうちの1個以上の遺伝子異常をもち、分子標的薬が効く可能性があることがわかった。18個についても、将来は、治療薬開発が進む可能性もある

 今後、新たな分子標的薬の開発が進む可能性がある。また免疫の働きを上げる薬の開発が進んでおり、胆道がんに効く可能性も示された

 米国では、がん患者ごとに遺伝子異常を詳しく調べて対応する薬を使う大規模な臨床試験が始まっている。今回の結果で、胆道がんでは、どの遺伝子を調べればよいかがわかった

 「患者ごとに遺伝子を調べ、その遺伝子異常に対応する薬の効果を調べる臨床試験を検討していきたい」と同研究センター研究所の柴田龍弘分野長(ゲノム解析)は話している。

 胆道がんは早期発見が難しく、国内では年に約1万8千人が死亡する。アジアに多いがんとしても知られる。(瀬川茂子)


 《 国際がんゲノムコンソーシアム 》 17カ国が参加して、73種類のがんについて遺伝子の異常を調べる共同研究をしている。2万5千例以上のゲノム(全遺伝情報)を解析して、データベース化する。日本が担当するのは、胆道がんのほか、肝臓がん胃がん


 何と言っても、今回の結果で、胆道がんでは、どの遺伝子を調べればよいかがわかった> という点が、画期的な成果であろう。 <有効な治療法が確立していない難治がん> に対する攻略の一歩として大いに期待したい...... (2015.08.13)













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