"糖尿病" の怖さは、一方では確実に "万病の原因になる血管障害!" をもたらしながら、その反面、現時点においては "自覚症状ナシ!" という "まやかし!" がある点であろう。 だからこそ、「患者の1割が1年で通院中断」(YOMIURI ONLINE/2014.05.25) という現象が生まれてもいるのであろう。 ことほど左様に、"糖尿病" 治療に対する患者側の姿勢には、どこか "切迫感を欠く(?)" ところが無きにしもあらずだ。 それが "インスリン注射" を避ける傾向にもつながっているのか......。
◆ 参照 当誌過去の "インスリン注射" 関連記事
○ <"インスリン" 分泌が不足、不十分なために、"血糖値" を下げることができない "糖尿病" の治療は、薬の服用や注射によって、この不足する "インスリン" を補うことが目指されている。 しかし、重篤な症状の "糖尿病" の場合は、"インスリン" 分泌を担っている "膵臓/膵島細胞" 自体を患者の体内に "移植" するという治療法が検討されることになる。......> ( 糖尿病に"新"治療法!"膵島を皮膚下に移植"!ラット実験で成功/拒絶反応なし(京大)!/当誌 2014.06.21 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 目標血糖値守る意識低い/47 NEWS - 医療新世紀/2015.09.01 は、 まさしく、そうした "切迫感を欠いた糖尿病患者の姿勢" の一端をえぐり出すかのように報じている。
< 2型糖尿病を飲み薬だけで治療している人は、目標とする血糖値が達成できなくても6割が治療に満足-。製薬会社アストラゼネカの調査で、目標達成に対する意識の低さが明らかになった。 調査は4月、飲み薬だけで治療する40~70代の400人を対象にインターネット上で実施。 目標の血糖値を達成できていない人の9割は「インスリン注射はしたくない」と回答した。理由は「最後の手段だと思うから」が5割余りで最も多く、「注射が怖いから」は2割強だった。 一方、内科医220人への調査では「患者がインスリンや薬の自己注射を受け入れないのは注射が怖いから」との答えが7割と最多で、患者との認識のずれが目立った。> とある。
目標血糖値守る意識低い/47 NEWS - 医療新世紀/2015.09.01
2型糖尿病を飲み薬だけで治療している人は、目標とする血糖値が達成できなくても6割が治療に満足-。製薬会社アストラゼネカの調査で、目標達成に対する意識の低さが明らかになった。
調査は4月、飲み薬だけで治療する40~70代の400人を対象にインターネット上で実施。
目標の血糖値を達成できていない人の9割は「インスリン注射はしたくない」と回答した。理由は「最後の手段だと思うから」が5割余りで最も多く、「注射が怖いから」は2割強だった。
一方、内科医220人への調査では「患者がインスリンや薬の自己注射を受け入れないのは注射が怖いから」との答えが7割と最多で、患者との認識のずれが目立った。
目標の血糖値を達成できず、なおかつ「インスリン注射はしたくない」と回答する人が半数に及ぶのは、やはり、"糖尿病の恐さ" に対する認識が甘く、かつまた "医者側の指導もまた甘い" 結果なのかもしれない...... (2015.09.08)
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