高齢化時代にあって、がんや認知症に次いで懸念されるのが、高齢者の "骨粗しょう症" であるのかもしれない。 "骨折 → 寝たきり → 認知症" というありがちなリスクを招きかねないからだ......。
◆ 参照 当誌過去の "骨粗しょう症" 関連記事
○ <骨には、カルシウムでできた硬い組織を作る「骨芽細胞」と古くなった組織を壊す「破骨細胞」があり、互いがバランスを取って骨の強度を保っている。年を取ってバランスが崩れると、骨粗しょう症が起きる。> ( "紅茶に含まれる苦み成分"!"骨粗しょう症"の予防効果が!マウス実験で!(阪大チーム)/当誌 2015.02.26 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 骨粗しょう症防ぐ遺伝子発見 東京医歯大チーム/【共同通信】/2015.12.01 - 05:09 は、そうしたリスキーな可能性を持つ "骨粗しょう症" に関して、<骨粗しょう症を防いでいる遺伝子の一つを特定した>、<Nckという遺伝子の働きが、骨の修復を担う骨芽細胞の移動に必要であることを突き止めた> という研究成果を報じている。
<骨がもろくなる骨粗しょう症を防いでいる遺伝子の一つを特定したと、東京医科歯科大の野田政樹教授や江面陽一准教授らが1日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。 骨の内部では、古くなった部分を破骨細胞が壊し、そこに骨芽細胞が寄ってきて新しい骨で埋めていく作り替えが常に行われている。野田教授らは今回、Nckという遺伝子の働きが、骨の修復を担う骨芽細胞の移動に必要であることを突き止めた。 培養したマウスの骨芽細胞でNckを働かなくすると、細胞の動きが鈍くなった。さらに、生きたマウスの大腿骨の骨芽細胞でNckの働きを抑えると、骨粗しょう症の状態になった。> とある。
骨粗しょう症防ぐ遺伝子発見 東京医歯大チーム/【共同通信】/2015.12.01 - 05:09
骨がもろくなる骨粗しょう症を防いでいる遺伝子の一つを特定したと、東京医科歯科大の野田政樹教授や江面陽一准教授らが1日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
骨の内部では、古くなった部分を破骨細胞が壊し、そこに骨芽細胞が寄ってきて新しい骨で埋めていく作り替えが常に行われている。野田教授らは今回、Nckという遺伝子の働きが、骨の修復を担う骨芽細胞の移動に必要であることを突き止めた。
培養したマウスの骨芽細胞でNckを働かなくすると、細胞の動きが鈍くなった。さらに、生きたマウスの大腿骨の骨芽細胞でNckの働きを抑えると、骨粗しょう症の状態になった。
この<Nckという遺伝子の働き> の "発見" をてこにして、今後、"骨粗しょう症" の予防/治療の新薬開発などが推進されるのであろうか...... (2015.12.02)
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