<筋線維の破壊・変性(筋壊死)と再生を繰り返しながら、次第に筋萎縮と筋力低下が進行していく遺伝性筋疾患>( ウィキペディア - 筋ジストロフィー )とされる "筋ジストロフィー" は、未だ根本的な治療法が確立していない難病であるが、新たな研究成果も蓄積されている。
◆ 参照 当誌過去の "筋ジストロフィー" 関連記事
(1) "iPS細胞" 技術で、"初期の筋ジス病態"を体外でつくり出す!新薬開発に期待! (京大)/当誌 2015.08.22
(2) 全身の筋肉が萎縮する"筋ジストロフィー"に朗報!"GーCSFたんぱく質"で萎縮抑制効果!/当誌 2015.04.19
(3) 筋ジストロフィー治療に期待される"骨格筋幹細胞"には、二つの"マイクロRNA"が付加!/当誌 2014.08.18
今回注目する下記引用サイト記事 : 福山型筋ジス、糖に異常 治療薬開発に道、神戸大/共同通信/2016.02.26 - 02:00 は、 <全身の筋肉が徐々に萎縮する難病「筋ジストロフィー」のうち日本人に多い福山型は、細胞表面に特定の糖がないことが一因との研究結果を神戸大などのチームがまとめ、25日付の米科学誌電子版に発表> と報じている。
<......チームはこうした糖の異常を改善する物質を見つけており、戸田達史教授(神経内科学)は「筋力回復や進行抑制につながる治療薬を開発できる可能性がある」と話す。 これまで福山型とその類似疾患は、糖が鎖状につながって細胞表面にある「糖鎖」の異常が原因だと分かっていたが詳しい仕組みは不明だった。 チームは人の細胞で糖鎖の構造を解析した> とある。
福山型筋ジス、糖に異常 治療薬開発に道、神戸大/共同通信/2016.02.26 - 02:00
全身の筋肉が徐々に萎縮する難病「筋ジストロフィー」のうち日本人に多い福山型は、細胞表面に特定の糖がないことが一因との研究結果を神戸大などのチームがまとめ、25日付の米科学誌電子版に発表した。
チームはこうした糖の異常を改善する物質を見つけており、戸田達史教授(神経内科学)は「筋力回復や進行抑制につながる治療薬を開発できる可能性がある」と話す。
これまで福山型とその類似疾患は、糖が鎖状につながって細胞表面にある「糖鎖」の異常が原因だと分かっていたが詳しい仕組みは不明だった。
チームは人の細胞で糖鎖の構造を解析した。
<チームはこうした糖の異常を改善する物質を見つけており、戸田達史教授(神経内科学)は「筋力回復や進行抑制につながる治療薬を開発できる可能性がある」> とのことであり、"福山型筋ジストロフィー" 治療が、新たな段階へと進むことが期待される...... (2016.02.27)
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